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人間はエネルギーを消費する事をしたがる生き物である。

さて、クイズの時間です。犬も好まないのに、人間が頻繁にするものはなんでしょう?答えは本文で・・・


妻A「あんた、なんでこんなものを買ったの? 」

夫B「しょうがないだろ、もう買っちゃったんだから」

妻A「だからって、この苦しいときに、ゴルフクラブなんか買うこと無いでしょ。」

夫B「あのな、これは今、手に入れられなかったらいつ手に入るか分からないんだぞ。」

妻A「だったら、もっと残業でもしてきてよ。」

夫B「なんだと。」

妻A「なにさ、こんなもの。」

がっしゃーん

夫B「お前、なんて事を。」

がっしゃーん パリーン

15分後 ピンポーン

夫B「誰か客が来たな、一時休戦だ。」

妻A「ええ、はーい。」

苑自「どうも、こんばんは」

妻A「これは苑自さん、どうしましたかこんな時間に?」

苑自「いえ、うちの会社で新しくでる商品の、宣伝も兼ねたおすそわけです。」

妻A「これは、わざわざすいません。」

苑自「どうぞ『おこわカレー』です。意外といけますよ。」

妻A「まあ、中に入ってお茶でも・・・」

夫B「おい、ちょっと。」

妻A「ちょっと、すいません。どうしたの?」

夫B「だって、今は部屋に人を入れるのはまずいだろ、さっきの夫婦喧嘩の・・・・(小声)」

妻A「そんなこといっても、あの人もう靴脱いでたのよ。(小声)」

夫B「あの人に、ああいうこと知られるとロクなことが無いだろ。(小声)」

妻A「でも、あんまり待たせてると、怪しまれるわよ・・・(小声)ああ、苑自さんどうぞ。」

苑自「はい、そうそうそういえば。」

夫B「どうしましたか?」

苑自「私がこの町内中に仕掛けている『夫婦喧嘩を探知して、音声で私のメインコンピュータに知らせる機械』が、さっきこの近くで作動したんです。なにか心当たりはありませんか?」

夫B「ギクッ いえ、ありませんね。」

苑自「そうですか、私の趣味はそういう夫婦喧嘩をビデオに録って、ネットにのせることなんですが・・・」

夫B「よかったよ、まだばれてなくて(心の声)」

苑自「あれ?」

夫B「どうしました?」

苑自「なんで、居間で食器が割れてるんですか?」

夫B「いや、それは・・・」

苑自「そういえば、さっきこのうちの入る前になんか大声で叫んでたのが聞こえたんですけど。」

夫B「いや、これはあれですよ。南国の地方の部族の『フダベボ族』の雨乞いの儀式ですよ。」

苑自「フダベボ族?・・・ ああ、そういえば前ネットに載ってました。」

夫B「本当にいるのかよ、フダベボ族(心の声)」

苑自「でも、これだったら『聖なるヤギの紋章をかたどったタペストリー』と『特定の池にしか生えない幻のコケ』が足りないんじゃないですか?」

妻A「ええ、今ネットで頼もうとしてたんです、ほら。」

苑自「あっ本当だ。でもいいんですか、このサイト使って。」

妻A「えっ?」

苑自「だって、このサイト間違って注文しても取り消せないんですよ。それじゃあ、もう遅いんで失礼します。」


一週間後、この夫婦のもとに、注文したものたちが届いた。

その後、この家族は変な部族の儀式には待っているという、うわさが町内中に流れた。


ええ、今回も無事書き終わりました。

感想お願いします。相変わらず作者が寂しがるので・・・

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