父であるということ
毎度お馴染み苑自主任.
今回は、会社で見られない別の顔が見られるかも
苑自主任「えっ、参観日?」
苑自主任の妻 洋子 「そう、私その日に親戚のゴタゴタを収めに行かなきゃいけないから、あなた代わりに行ってきて。」
苑自主任「でも、確かその日って平日じゃなかったっけ?」
洋子「いいじゃないの、どうせあなたの会社仕事ないんだし、あってもあなた仕事しないでしょ。」
苑自主任「まあ、それもそうだな。」
参観日当日
先生「それでは、父兄の皆さんもお席におつきください。」
苑自主任「・・・・・。」
培句社長「・・・・・。」
苑自主任「社長、なんでこんなところにいるんですか?」
培句社長「お前こそ。」
苑自主任「社長、そういえば告別式って言ってましたけど、誰か亡くなったんじゃなかったんですか?」
培句社長「それは・・・あれだよ…その、このあとにあるの夜8時ぐらいから。」
苑自「8時なら会社休まなくていいじゃないですか。誰が亡くなったんです?」
培句社長「それは・・・あれだよ…昔、よく面倒見てきた人が亡くなったから。」
苑自主任「嘘だ。社長は人の世話が出来るような、了見じゃない。」
培句社長「やかましいわ。だいたい、お前も兄弟の結婚式だって言ってたけど、お前よく考えたら一人っ子だろ。」
苑自主任「そうですよ。」
培句社長「そうですよじゃないよ。何、開き直ってるんだよ。」
苑自主任「でも、誰かさんみたいに今更白々しく言い訳するより、こっちのほうが潔いと思います!ねっ、先生」
先生「えっ?」
培句社長「やかましいわ、普段ろくな仕事もしないくせに1人前の理屈いうな、と思います。ねっ、先生。」
先生「えっ、いや。」
苑自主任「そっちこそ、ろくに給料払わないで社長面するなってんだ。と思います。ねっ、先生。」
先生「いえ、あの」
母親A「ちょっと、あなた達。先生が迷惑してるじゃないの。いい加減にしなさいよ。」
培句社長「誰だ、あんた出し抜けに?」
母親A「誰だっていいでしょ。あなた達が迷惑だから注意しただけのことでしょ。」
苑自主任「さては、あんたが今世間で噂のモンスターペアレントって奴だな。」
母親A「なんでよ、私がモンスターだったら、あなた達狂戦士でしょ。」
苑自主任「じゃあ、何がモンスターだって言うんですかっ?」
母親A「なんで、ちょっと切れてんのよ。ほら、あそこにいるあの人、ああいう奴よ。」
苑自主任「ふっふっふっ、では社長、モンスター狩猟対決とでも洒落込みますか。」
培句社長「臨むところだ。」
こうして、2人に間違ったエンジンが入ったところで、次回に続く
ええ、今回も無事書き終わりました。
感想お願いします、相変わらず作者が寂しがるので・・・