2階裏あっ間違えた2回裏
前回の続きです。
思い出せない方は、第30話をお読みください。
PS いつの間にか、30話にまでなってました。
苑自「あっ、来ました。」
山本「どうも、助っ人の山本です。よろしくお願いします。」
培句「苑自君、ちょっと。」
苑自「何ですか?」
培句「あのさ、文字だけだから、読んでる人は分からないけどさ。何あれ?」
苑自「助っ人の山本さんですよ。」
培句「そうじゃなくて、なんで助っ人の山本さんが私よりも年上何だよ?あの人今いくつ?」
苑自「確か70は越えてるはずです。」
培句「なんで、分かってて70の爺さん呼ぶんだよ。あれか、プロの2軍とかって話も元選手って事か。」
苑自「いえ、現役ですか。」
培句「えっ、ちょっと待てよ。あの爺さん今も野球やってるの?」
苑自「まあ、そういう事になりますね。」
培句「足プルプルしてるのに?」
苑自「あれじゃないですか。野球のときだけ人格変わるんじゃないですか?」
アナウンス「両チームは、グラウンドに集合してください。」
培句「まあ、とにもかくにも始めるぞ。」
第1回表
バッター 向課長
アナウンス「ピッチャー、振りかぶって投げました。」
カッキーン
宇多「あっ、やばい大きい。」
バサバサバサ
宇多「あっ、小森さんが飛んだ。って、いうかあの人(?)飛べるんだ。」
佐藤「でも、取りましたよ。」
小森「ウエニイクト、ニッコウガツヨイノワスレテタ・・・」
宇多「あっ、降りてきた・・・っていうか落ちてきた。」
培句「おい、大丈夫か?かなり、衰弱してるけど。」
小森「ダイジョウブデス。」
培句「いや、でも足プルプルしてるぞ。」
山本「私と同じような人が1人増えましたな。」
培句「うるせえよ、じじいいい。何、あんたちょっと座って休んでるんだよ。」
山本「パワハラですか?」
培句「別にあんたの上司じゃないよ。」
山本「パ〜ワ〜ハ〜ラ〜♪」
培句「何だよ、その歌。」
苑自「私が作ったパワハラ音頭ですよ。」
培句「しょうもない歌作ってるんじゃないよ。」
苑自「でも、そこそこ儲かってますよ。」
その後二回裏
審判「フォアボール。」
向社長「ちょっと、田向君、なんでもうちょっと勢いよく投げないんの?」
田向「なんか、あの人に近づくと急にボールが失速するんですよ。」
宇多「今、平野さんが塁に出たからえーと、次は山本さんですね。」
培句「本当に大丈夫か?」
アナウンス「ピッチャー振りかぶって投げました。」
ガンッ
向社長「田向君、何当ててるの。リアルデッドボールになっちゃうでしょう。」
宇多「爺さん、大丈夫か?」
山本「あっはっはっは。」
宇多「どうした?打ち所が悪かったか?」
培句「あっ、次は私の番か。」
アナウンス「ピッチャー振りかぶって・・・あーっ盗塁です。しかし、田向選手も3塁にボールを投げました。」
宇多「あっ、駄目だ。間に合わない。」
平野「・・・・・。」
パンッ
皆「えっ?」
佐藤「なんでボールが割れたんですか?」
苑自「平野さんがなんか妖術みたい事をしたんじゃないですか?」
宇多「そんな事あるのか?」
苑自「いや、あの人ならもしや・・・」
宇多「それはそうと、2人ともホームに戻って来たな。相手のサードがあたふたしてるけど・・・」
アナウンス「さて培句社長三振でチェンジ、部下は2点も入れたのに、社長は三振、社長のくせに。」
培句「なんか腹立つな。あのアナウンス。」
その後 9回終了
向課長「見事に負けましたね。」
向社長「当たり前だよ、勝てるわけないじゃないか。あっちの投げたボールはなんか消えたり、出てきたりしてさ。こっちのボールは途中で落っこちちゃうしさ。」
培句「じゃあ、この賞金何に使うよ?」
宇多「何って、そこらじゅうに借金返すのに、使うしかないでしょう。」
結局、今回も借金は返ったが向ビルにテレビは返って来なかった。
ええ、今回も無事書き終わりました。
なんかいいことないかな。
感想お願いします、相変わらず作者が寂しがるので・・・