盗んだ爆弾5秒前
前にハイジャックの話をこの小説で書きました。
要は、その後日談です。
置き引き(弟)「兄貴、うまくいったね。」
置き引き(兄)「ああ、これだけ大きければ、中身も期待できるぞ。」
パカッと
弟「・・・・・」
兄「弟よ、なんだこれは?」
弟「分かんないけど、なんかの機械だね。」
兄「あーあ、こんなもの何に使えばいいか分からねえよ。ハズレだな。」
弟「せっかく、重いやつ運んで来たのにな。あーあ、面白くない、テレビでも見るか。」
ポチッ
アナウンサー「さあ、私は今、茄茂泣空港から中継をつないでます。あっ、出てきました。今回のエイプリルコンテストで優勝を勝ち取った、野鳥さんです。」
兄「まったく、世の中にはついてる奴もいるもんだな。」
アナウンサー「では、野鳥さんにはこちらの席でお話しをお伺いしたいと思います。そして、ゲストには軍事評論家の網田≪あみだ≫先生です。」
弟「なんで軍事評論家がゲストなんだ?」
アナウンサー「さて、今回は野鳥さんはハイジャックの嘘で優勝されたわけですか。何か感想はございますか?」
野鳥「はい、えーとですね…えーっ、はい。まあ、そういう事です。」
アナウンサー「・・・。えっ。ああ、なるほど大変参考になりました。」
弟「ちょっと、兄貴。」
兄「んっ、どうした
?」
弟「なんか、いじってたら、タイマーみたいのが動き出した。」
兄「さっきからピッピッ言ってるのそれか。うるさいから止めてくれよ。」
弟「それが、さっきも適当にいじってたから止めかた分からないんだ。」
兄「じゃあ、もういいから。壊しちまえよ。そこに、工具箱あったろ。」
カンッカンッ
弟「駄目だ、ぜんぜん壊れない。」
兄「じゃあ、しょうがねえな。どっかに捨てるか。どれ、結構重いな。」
アナウンサー「では、続いては野鳥さんが実際に使用した偽物の爆弾を見てみましょう。」
野鳥「はっはははい。こここここちらになります。」
弟「兄貴、なんかこのテレビに出てるやつと、兄貴が今もってるやつ似てない?」
兄「えっ、でもまさか。」
弟「でも、ここに入ってるロゴと、これ同じだよ。」
兄「いやいやいや、仮にそうだとしてもあれ偽物だろ。じゃあ、こっちも・・・」
弟「でも、普通たかだかエイプリルフールコンテストのために、2つもこんなこった偽物用意しないだろうし、それに・・・」
兄「うるせえよおおお、こっちだってうすうす気づいてるけど怖くて口に出せないものを、やすやすといいやがって、こっちは手に持ってるんだよおおお、ドカンてなったら作者の度胸じゃ書き表せらレナい状況になるんだよおお。」
弟「兄貴、落ち着いて。早く捨てに行こう。」
網田「このタイプに爆弾だとですね、ハイここにある装置ですね。ここがわずかなゆれを探知して爆発します。」
兄「余計なこと済んじゃねえよおお。」
弟「兄貴、警察を呼んで爆弾を解除してもらおうよ。」
兄「馬鹿やろう、警察なんか呼んだら、しょっぴかれるぞ。俺達の盗んだものは、捜索願いだされてるかもしれないんだぞ。」
アナウンサー「じゃあ、仮にこの爆弾が本物でもし起動してしまったら、どのように解除すればいいんですか?」
弟「アナウンサー、いいこと言った。」
野鳥「ええと、それはですね・・・」
網田「野鳥さん、これを説明すると時間がかかって、放送時間が間に合わなくなります。まあ、そんなことないでしょうから、心配することもないでしょう。」
アナウンサー「そうですね。」
兄「評論家ああ。よけいなことすんなよおおお。アナウンサーもちょっとねばれや、こっちは体が四散する危機なんだよおおお。」
アナウンサー「では、ここで野鳥さんに電話で質問のコーナーです。視聴者の皆さん、ドシドシ電話してください。」
弟「兄貴、しょうがないからここで質問しよう。」
プルルルル
アナウンサー「まず最初は、波泣町在住の5歳の時次郎くんです。」
時次郎「時次郎、5歳です。野鳥さんは、飛行機は好きですか。」
兄「くだらねえこと聞いてんじゃねえよおお、こっちは、後二時間しかねえんだよおお。」
野鳥「えーっ、はい。飛行機を飛ばすということはですね。色々な科学的要因が絡んでくるわけです。つまり、あーでこーで。(この間約5分)以上の点から、私は飛行機に大変興味を持っています。」
アナウンサー「ええ、野鳥さんが思ったより長くお話しされたので、次が最後のお電話となりました。」
弟「兄貴、いくぞ。ラストチャンスだ。」
兄「ああ。」
プルルルル
ドクドク
ガチャッ
アナウンサー「はい。」
続く
ええ、今回も無事書き終わりました。
感想お願いします、相変わらず作者が寂しがるので・・・