茄茂泣の聖夜
茄茂泣町でも、クリスマス。今年も色々あったけど、この小説で年納め。
皆「メリークリスマス。」
副町長「えー。皆さん今回私が開催したクリスマスパーティにご出席いただきありがとうございます。挨拶は、この辺にしてそれでは皆さん楽しんでください。」
苑自「おや、社長も来てたんですか?」
培句「ああ、副町長が無料で町中の人を招待したからな。」
苑自「今の副町長はいい人ですね、次の町長はあの人がいい。」
培句「まあ、今の町長仕事できないからな。」
苑自「社長が言うことでもないですけどね。」
培句「何っ?」
宇多「あっ、苑自君、社長。」
苑自「なんだ部長も来てたんですか?」
宇多「ああ、それはいいけど。なんか、さっきから託児室から変な声が聞こえないか?」
苑自「ああ、あれ家の娘です。」
宇多「おい、娘さん大丈夫か?なんか病気とかじゃないか?」
苑自「いえ、あれ百人一首やってるんです。」
千早ふる~~
苑自「ほらね。」
培句「いや、『ほらね』じゃないよ。なんでクリスマスに百人一首やってるんだよ。」
苑自「やっちゃいけなんですか?」
宇多「いや、いけないわけじゃないけど・・・普通正月にやるもんだろ」
副町長「えー、お待たせいたしました。ただいまよりクリスマスプレゼントビンゴ大会を開催いたします。」
宇多「あっ、なんか始まるみたいだぞ。」
副町長「ルールを説明いたします。ビンゴになった方は、箱の中に入っているボールを引いていただき、そのボールに書いているのと同じ商品を獲得することができます。それでは、お手持ちのビンゴカードの中央をあけてください。では、いきます。」
5分後
副町長「では、47番。」
???「ビンゴ!」
副町長「おお、なんと最短ビンゴ。では、確認させていただきます・・・」
宇多「おい、すごいな。まだ、4つ目だぞ。あれっ?」
副町長「はい、間違いありません。それでは・・・」
宇多「もしかしてあれ佐藤さんじゃないか?」
苑自「あっ、本当だ。あの人、あんなに運がよかったでしたっけ?」
培句「今頃、佐藤さんに新しい特徴が出来たな。」
苑自「作者も、お茶キャラだけじゃ無理があると、うすうす気づき始めたんですよ。」
副町長「おめでとうございます、本日の一番いい商品がいきなり出てしまいました。『豪華3泊4日高級料理食べつくし温泉旅行』です。」
佐藤「やったー。」
副町長「まだ、いい商品はたくさんあるんで皆さんあきらめないでください。では、53番。」
町人A「ビンゴ!」
副町長「おや、今日は次々とビンゴが出ますね。では、・・・はい間違いありません。それではどうぞ。おや、本日2番目にいい商品が出ました。『まみくん・めもちゃんストラップ』です。」
宇多「いや、1番目と2番目の商品に差がありすぎでしょう。」
培句「でも、これあれじゃないか。なんか、期間限定で作られたすごいプレミアがある奴とか・・・」
苑自「いや、あれ普通の奴ですね。その辺で200円ぐらいで売ってる奴。」
宇多「あの人、ショック受けすぎてビンゴカード落としてますよ、あっ、倒れた。」
副町長「ええ、続いていきます。24番。」
苑自「あっ、ビンゴだ。ビンゴ!」
副町長「はい、間違いありません。それでは・・・おめでとうございます。1年間所得税免除券です。」
苑自「えっ、何でこんないいものが2番目にいい商品じゃないんですか?」
副町長「よく、隅のほうを見てください。」
苑自「えっ、なになに。『ただし町長の家にあそびにいかなければいけない』・・・」
副町長「ここに、町長のはんこを押して来てください。」
こうして、茄茂泣町の夜は過ぎていく・・・
ええ、今回も無事書き終わりました。
皆さん、楽しいクリスマスをお過ごしください。
では、メリークリスマス。
感想お願いします、相変わらず作者が寂しがるので・・・