表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
22/85

古今東西白雪姫part2

前回、好評だった古今東西白雪姫。

今回は、その後日談を書かせていただきます。


エンジ「いやー、えらいことになりましたね。」

王女「本当よ、おかげで今は入院生活よ。」

エンジ「あれを食べちまったら、本当は命にかかわるはずなんですけど、私が偶然病院に定期健診に来てたから、魔法といて助かりましたね。」

王女「大体、何であれ食べてやつは、平気だったの?」

エンジ「本当にあれ食べて平気な人間がいたんですか?謎は深まるばかりです。」

王女「あの王子がいる隣国とは、友好関係を切らせてもらうわ。」

エンジ「あっ、そうそう。お見舞い品持ってきたんですよ。」

王女「あんたがっ?なんか悪いものでも食べてきたんじゃないの?」

エンジ「どうぞ、抹茶アイスです。」

王女「やっぱりか。ああ、あんたはそういうやつだよ。何で、私が入院したか知ってるでしょう。」

エンジ「大丈夫ですよ、何も盛ってませんよ。」

王女「あたりまえよ、なんか盛ってたらただじゃおかないわよ。あっ、そうそう。あんたに頼みたいことがあったの。」

エンジ「なんですか?」

王女「あんたの魔法で、若返らせてほしいの。」

エンジ「いや、いいですけどその関係の魔法は、私の得意分野じゃないですよ。どっちかって言うと、苦手なぐらいですよ。」

王女「苦手ってどれぐらい?」

エンジ「失敗して、相手を破裂させました。」

王女「破裂っ?なんで人を若返らさせる魔法で、人が破裂するの?」

エンジ「魔法って言うのは、不思議なんですよ。」

王女「大体、なんで人を破裂させる恐れがある魔法を、かけようとしたの?」

エンジ「いや、別にいいかなーって。」

王女「いいわけないでしょ。どういう根拠で、その発言が出るの?」

エンジ「なんでしたら、そういう関係の魔法の専門家に紹介状書きましょうか?」

王女「最初から、そうしてもらえる?」

退院後 

魔法使いグーリュー「申し訳ございません、ただいま『若返りスモッグ』の販売は中止しておりまして・・・」

王女「なんで?紹介状もあるのよ。」

グーリュー「とにかく、駄目なんです。また、後日出直してください。」

バタンッ

王女「納得できないわ、んっ?何か中で言ってる?」

グーリュー「助手君よ、『老けさせスモッグ』の調子はどうなってる?」

助手「ええ、師匠。順調ですよ、後は動物実験を残すのみです。」

グーリュー「そうか、いよいよ我らの野望も実現に近づいてきたな。」

助手「そうですね、夢の世界征服。くっくっく。」

グーリュー「こらこら、少し声が大きいぞ。ケッケッケ。」

王女「なんか、えらいこと聞いちゃったよ。オイ。」


王女「ということなんだけど。」

エンジ「大変でしたね。」

王女「世界征服なんて冗談じゃないわよ、ちょっとあんた知り合いなんだから説得してよ。」

エンジ「いいですけど、私にとってもやつは友人ですから、邪魔するというのもねえ。あっちにも、それなりの考えはあるんでしょうしねえ。こっちもやりづらいですねえ。」

王女「分かったわよ、いくら?」

エンジ「いつもと同じだけ、口座に振り込んでおいてください。」

王女「じゃあ、頼むわよ。」

エンジ「じゃあ、少し電話を借りますよ。」

プルルルルッ

エンジ「もしもし、ええ私だ。久しぶり。さっき君のところに行った人がね、うん。そう、聞いちゃったって。ちょっと今回は・・・いや、うんそれは分かるよ。うん、うん。ああ分かる、それはあるけど。こっちも得意先だから。うん、まあねえ。分かったわ、じゃあそれ言ってみるわ。うん。じゃあ、また電話するから。」

ガチャッ

王女「どうだった?」

エンジ「なんか、めちゃくちゃに王女の悪口言ってました。」

王女「何で止めないのよ。あっ、もしかしてさっき『それは分かる』って言ったとき・・・」

エンジ「あっ、そのあたりです。悪口言ってたの。」

王女「だから、何でとめないで同意するのよ。そういえば、さっきなんか言っとくって言ってたけど。」

エンジ「ええ、奴いわく。この国は、政治基盤がめちゃくちゃで、このままだと近いうちに崩壊するとの事です。そのため、まず開発中の老けさせスモッグで、全国民を衰弱させ全国民を元に戻すことを条件に、政治主導権を引き渡してもらい、国を立て直そうという策略らしいです。後、あいだあいだに、王女の悪口言ってました。」

王女「わたしは、どうなるの?」

エンジ「国外追放って言ってました。」

王女「どこの国?」

エンジ「地獄って言ってました。」

王女「事実上の処刑じゃないの。しかも、天国じゃないの?」

エンジ「あなたは、絶対地獄に行くって言ってました。」

王女「冗談じゃないわよ、ねえ、支払い追加するから説得してきてちょうだい。」

エンジ「そうですか?じゃあ、いいですけどあの若返りの話はなかったことになると思ってください。」

王女「分かったわよ、処刑よりましよ。」

その夜

プルルルル

エンジ「もしもし。ああ私だ。いやーっ、助かったよ。よく協力してくれたね。あんなめんどくさいのが、なんども若返って長生きされちゃたまらんからね。大体、お前も人を若返らせる魔法で、破裂させるもんな。一番の十八番あれだっけ?声変える奴。あっそれ使って騙したの?お前もやるねー。今度飲みに行かない?思わぬ臨時収入も入ったし・・・」


ええ、今回も無事書き終わりました。

感想お願いします、相変わらず作者が寂しがるので・・・

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ