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重大発表!

前回のあらすじ 前回を読むこと

えっ?重大発表?それは、後書きでです。


本日第2回会議

宇多「起立、気を付け、礼。」

培句「じゃあ、今すぐにここから脱出できる方法が何か思い付いた人。」

・・・・・

培句「なんもないの?」

苑自「びっくりするぐらいに、何も浮かびませんね。」

培句「今使ってる、電気ストーブだけで、どれぐらい電力が消費されるんだ?」

苑自「少なくとも、今日中には社長を感電死させるぐらいの、電力は残ってますね。」

培句「契約は、今日までなんだよおおお。」

佐藤「また社長が壊れ始めましたね。(心の声)」

宇多「いったん希望の光が見えてから、絶望のふちに叩き落されたら、人間はこうなるんだな。(心の声)。」

苑自「平野さんとかだったら、感電しても大丈夫なんじゃないですか?」

培句「平野さん、どう?」

平野「・・・・・。」

培句「シカトかい?」

苑自「いえ、今、平野さんは首が約コンマ数度横に動いてました。」

培句「君も、そろそろ口で一言言えるようにしなさいよ。」

プッ グサッ

培句「何で、今吹き矢打たれた?私、なんか悪い事いったか?うちには、まともな社員はいないのかよおおお。」

宇多「おい、また社長が壊れ始めたぞ。苑自君なんか、研究室の奥にないのか?瞬間移動できる装置とか。」

苑自「あるといえば、あります。」

培句「じゃあ、何で早くださねえんだよおおお。」

苑自「分かりましたよ、今持ってきますよ。」

5分後

苑自「持ってきました。ああ、重かった。」

宇多「何これ?ポスト。」

苑自「どこでも、『好きなところにもの送れるものを送れる機械』ですよ。」

培句「私は葉書か?そんなポストだけ持ってきて、どうしようってんだよ?」

苑自「そうじゃありませんよ。コレは古いポストを改造して作ったんですよ。空間にものすごい重力をかけて、遠いところと無理やり繋げる事ができるんです。」

宇多「じゃあ、契約先の会社のオフィスと繋げれば・・・」

苑自「ええ、そうですよ。実際にやってみましょうか?」

ウオオーン

宇多「なんか、外の景色が写ってきたぞ。」

苑自「今、ここと、今移ってる場所は空間がつながっています。ここを通れば、この場所にいけますよ。」

培句「じゃあ、早速やってくれ。」

苑自「でも、ものすごい重力がかかっているので、実際に人が通るとペシャンコになりますよ。」

宇多「そうなのか・・・。じゃあ、感電雪のほうをどこかに転送しちゃえばいいんじゃないか?」

苑自「ええ、でも。今度は、読者が嫌がらない程度に説明すると、なんやかんやで大爆発します。」

宇多「だんだんいいかげんになってきたな。」

苑自「作者も疲れてるんですよ。」

培句「どうするんだよ、もう契約まで時間がなくなってきたぞ。」

苑自「じゃあ、最後の手段ですね。」

皆「最後の手段?」

野丸 屋上

培句「何で最後の手段が、ハングライダーなんだ?お前、科学者だったらもっとましな事、考えろよ。」

苑自「中小企業の経営者は、そんなこと気にしないじゃないんですか?」

培句「なんか、所々縫った跡があるんだけど…」

苑自「まあ、去年のお正月にたこ代わりにして以来使ってませんからね。」

培句「本当に大丈夫なのか?」

苑自「計算上、雪に接触する直前に、浮かび上がります。」

培句「いや、そうは言われても…」

宇多「苑自君、佐藤さん、平野さんちょっと(小声)」

佐藤「なんですか?」

宇多「いや、社長の性格上このまま絶対飛び降りないんだよ。」

佐藤「確かに、そうですね。」

宇多「だから、皆で隙を突いて、社長を突き落とすぞ。」

苑自「おお、部長までこんなことを言う世の中になりましたか。」

宇多「とにかく、行くぞ。社長ーーー。」

培句「なんだーーー?」

宇多「靴紐がほどけてますよーー。」

培句「えっ?」

宇多「今だ、皆行け。」

ドンッ

培句「うわーーー。」

宇多「おい、大丈夫か?着地しそうだぞ。」

苑自「大丈夫です。本当にぎりぎりで浮かぶんです。」

ふわっ

佐藤「あっ、浮いてきましたよ。」

ガンッ

宇多「おい、向かいのビルに激突したぞ。」

苑自「そこの計算を忘れてました。」

宇多「このままだと、あの雪の上に落っこちるぞ。」

苑自「落ちたら、感電ですね。」

ボスッ

宇多「あれっ?社長なんともないぞ?感電するんじゃないのか?」

培句「なんともなくは無いぞ・・・。落っこちてかなり痛い。」

佐藤「あれ、ストーブが止まってますよ。」

苑自「あっ、そういうことか。」

宇多「どういうことだ?」

苑自「いえ、さっきの『好きなところにもの送れるものを送れる機械』を動かすときにあの雪を使ったんですけど、あの機械ものすごく電気を食うんですよ。そのときに、電気を使いきっちゃったんですね。いやー気がつかなかった。」

苑自主任が本当に気がついていなかったか、どうかはともかくとにかく野丸は、倒産から免れた。


ええ、今回も無事書き終わりました。

今回のモチーフ落語は、愛宕山です。

えっ、重大発表?実は、この小説が掲載される、12月12日は作者の誕生日なんです。イエーーィ・・・すいませんね、つまらなくて。

感想お願いします、相変わらず作者が寂しがるので・・・

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