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苑自主任の発明品会議

前回に引き続き舞台は、有限会社野丸。

苑自主任が新たに発明したものを製品にすべく、安全性を確かめるため重役三人組で会議をすることとなった。


培句「では、これから会議を始めたいとおもいます。」

宇多・苑自「はーじーめーまーす。」

培句「前回の会議からはや一ヶ月、この一ヶ月間で発明したものを、苑自主任は出してください。」

苑自「前回の会議から一ヶ月間、特に意見・要望がでなかったため、適当に作りましたがよろしいですか?」

培句「適当ってお前、ある程度考えて作れよ。」

苑自「そんなこと言ったって、この会社のコンセプトが『人が幸せになるものをつくりましょう。』っていう曖昧なものだから、作りづらいんですよ。」

宇多「そうですよ、だから第1話で来た新入社員に例の質問されたとき、全員何も答えることもできず、思わせぶりな解説文まで入れて、結局何もなかったていうエンディングになったじゃないですか。」

培句「そんなこというなよ、曽祖父がこの会社を興して以来、このコンセプトでずっとやってきてたんだから。」

宇多「よくこんな曖昧コンセプトでここまでやって来れましたね、あれ?」

培句「どうした?」

宇多「じゃあ、この会社に創業以来勤めている平野さんって、いまいくつなんですか?」

培句「知らないよ、曽祖父の時代から勤めてたことは確かだけど、本人に聞いたら吹き矢向けられるんだよ。とりあえず、そろそろ会議始めるぞ。」

苑自「では、大1番の発明ですこのモニターをご覧ください。」

ウィーン

苑自「これは、『車のフロントガラスに装着すると、音声で後方の状況をおしえてくれる機械です』デザインは、ふくろうをかたどっております。」

宇多「どうでもいいけど、何でお前の発明は、使用効果がそのまま名前になってるんだよ?」

苑自「こうしとけば、いちいち使用方法を説明しなくても済むじゃないですか。」

宇多「そのかわり、毎回そのいちいち長い名前を呼ぶことになるだろ。」

苑自「これは、フロントガラスの前に装着すると、音声で後方の状況を教えてくれるというものです。」

宇多「その説明必要なかったな。」

培句「なるほど、で、価格は?」

苑自「2000円ほどです。」

培句「で、サイズは?」

苑自「そうですね、だいたい四方60センチぐらいですね。」

培句「前見えねーじゃねーか、却下、どうしたらこんな失敗するんだよ?」

苑自「私は人に役立つものを作ると、なぜか失敗するんですよ。」

培句「次いけ、次」

苑自「続いては第2番の発明、これは、『携帯に装着して、歌を歌うとどれぐらいうまいかを、点数で判定してくれる機械』です。」

培句「これも、四方60センチじゃないだろうな。」

苑自「これは、私の個人的な趣味で作ったものだから大丈夫ですよ。」

培句「で、どんなアーティストの歌が入ってるんだ?」

苑自「みぞれ、BLC49、林屋木久扇、栄川ひろし、伊藤四郎などですね。」

培句「ところどころ気になるが、まあいいしょう、採用」

こうして、苑自主任の開発した、『携帯に装着して、歌を歌うとどれぐらいうまいかを、点数で判定してくれる機械』は大ヒットした。

有限会社野丸は、ある天才発明家がときたま大ヒット商品を作り出すことで、成り立っているのであった。

感想ぜひお願いします。作者が寂しがっているので・・・

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