されども、運賃は年々上がる。
久々に登場の野丸のメンバー、今日は茄茂泣空港から出張です。
宇多「しかし、今回の契約先は粋なところですね。」
培句「本当だな。社員全員分の出張費まで出してくれて、おまけにもうただ契約するだけなのに、観光するための、お小遣いまでくれるんだもんな。あれ?」
苑自「どうしました?」
培句「いや、なんか空港がいやに騒がしいと思って。」
苑自「ああ、あれはこの空港会社が主催している『エイプリルフールコンテスト』ですね。今はおそらく準備中なんでしょう。」
宇多「やけに詳しいな。」
苑自「当たり前ですよ。こういうイタズラ関係は、私の得意分野ですよ。」
宇多「まさか、お前なんかもってきたんじゃないだろうな?」
苑自「いえ、ここまで堂々とイタズラ出来ると、なんだかやる気が失せるですよ。」
培句「くだらないこといってないで、とっとといくぞ。」
宇多・苑自「はーい。」
佐藤「しかし、なんでこの頃の搭乗手続きは、こんなに時間がかかるんでしょうね。」
宇多「近頃は、テロ対策とかがありますから。」
佐藤「あっ、でも生泣空港行きの搭乗口はすいてますよ。」
宇多「本当だな。運がいいな。」
培句「とっとと済ませるぞ。」
ビーッビーッ
宇多「平野さん、なんか金属的なものもって来ましたか?「」
平野「・・・・・。」
宇多「それですよ、その吹き矢ですよ。なにもそんな武器としか言いようの無いようなもの、持って来なくてもいいじゃないですか。空港に喧嘩売ってるんですか?マドギワAもその刃物駄目ですよ。マドギワBも、その妙な薬品捨てなさい。ほら、手離して。」
20分後
宇多「はあはあ。なかなか離さない。えっ、何ですか?空港で預かってもらえるんですか?どうも、すいません。ほら、よくお礼言って。」
佐藤「なるほど、こういう事があるから混むんですね。軽く30人は待ってますよ。」
培句「いや、こんな例は、まれだと思うが・・・」
佐藤「あっ、見てください。飛行機が着陸しますよ。ああ、下がってきた、下がってきた。」
苑自「本当だ、まるでうちの会社の業績みたいだ。」
培句「『お前の給料の様』にもしてやろうか?」
宇多「まあまあ、2人とも喧嘩しないで、土産物屋でも見て回りましょうよ。」
佐藤「えーと、何がありますかね。『まみ君・めもちゃんストラップ』・『ものすごく喉が乾くキャンディー』・『50円で送れないポストカード』大していいものもありませんね。」
宇多「あっ、そろそろ時間ですから乗りましょうか。」
かくして、野丸の一行は飛行機に乗り込んだ。飛行機の中での一部始終は後半に続く。
ええ、今回も無事書き終わりました。
生泣町のほかにも、波泣町・舐泣町と、言う町があります。ナムナキチョウはありません。4つの町は、姉妹都市で隣接しあっています。共同キャラクターで、まみ君・めもちゃんがいます。感想お願いします、相変わらず作者が寂しがるので・・・