武神戦隊ランセイバー(8)
敗北したアバドーン獣の魂が融合した巨大なアバドーン獣、キメラドーンが大江戸城を睨みつけていた。
「グルルル……」
その低い唸り声は獲物を探す飢えた獣のようだった!
「アバドーン帝国め! 最後の最後に隠し球をだしやがって!」
悪辣なアバドーン帝国のやり口に怒りに打ち震えるランセイバー!
「陽樹様……今こそ鋼鉄武神ランセオーを使うときです!」
六郎はランセイバーに秘密兵器を使うように促した!
「……わかっている! カモン!ランセオー!」
すると、四神城の方向から東洋竜を模したロボットがキメラドーンに向かって飛行してきた!
「あ、あれがランセオー! なんて神々しい姿なんだ!」
虎太郎は思わず息を呑んだ!
「虎太郎くん……今からキメラドーンを倒しに行ってくる。すぐに倒して戻ってくるよ」
「ランセイバーも気をつけて」
ランセイバーは天守閣からランセオーのコックピットにワープした!
キメラドーンはランセオーに向けて火炎弾を発射!しかし、最低限の動きで火炎弾を回避した!
「行くぞ、鋼鉄武神ランセオー!」
その言葉とともにランセオーは東洋竜からロボット形態に変形した!
「……凄い。なんて強そうなロボットなんだろう」
「虎太郎くん、ランセオーに声援を送ってください!」
「ランセオー、頑張って!」
虎太郎はランセオーに声を上げて声援を送った!
「声援で力がみなぎる! 覚悟しろ!」
キメラドーンとランセオーはお互い駆け寄り必殺の一撃を放とうとした!
「必殺! 天下布武拳!」
ランセオーの拳が光り輝き、キメラドーンの急所を捉えた!
「ギャオーン!」
キメラドーンは断末魔の叫びを上げると爆発四散した!
「ランセオー強い!」
虎太郎はランセイバーの勝利を讃えた!
「おのれランセイバー! 次に戦うときがお前の最後の日だ!」
キョーアークは地団駄をを踏んで悔しがった!
はるひの大江戸ランドを侵略したアバドーン帝国の計画は終わりを告げたのだ!
◆◆◆◆◆
四神城!
「やれやれ、せっかくの休暇がアバドーン帝国のせいで潰れてしまった」
「陽樹様……休暇はまたの機会にすればいいじゃないですか」
陽樹のこぼした愚痴に六郎は笑って諭した。
「それもそうだな……そうだ、大江戸シティ水族館のペンギンショーがアツいそうだ。今度の休みに皆で遊びに行こう!」
陽樹は気を取り直して次の休暇の予定を考えていた!
アバドーン帝国の侵略は今日も続いていく……戦え! 武神戦隊ランセイバー!