武神戦隊ランセイバー(3)
アバドーン兵は大江戸ランドの一般客を次々と襲っていた!
「ウワーッ! アバドーン帝国だ!」
「早く逃げろ!」
「パパーッ! ママーッ!」
大江戸ランドは大混乱だ! その様子を見たアバドーン獣イノシシドーンはほくそ笑む!
「グフフ……アバドーン兵め派手にやるじゃないか!」
こんなことを許されていいのか!
「虎太郎! 安全な場所まで誘導を頼む! 俺たちはアバドーン帝国と戦う!」
「わかった!お兄ちゃんたち、気をつけてね」
虎太郎は陽樹たちに安全を願う声をかけると避難者を安全な場所に誘導し始めた!
そして、ランセイバーはアバドーン兵と戦闘を始めた!
アバドーン兵は容赦なく一般客を襲う! そこにインターラプトする陽樹、見事なカラテをアバドーン兵に叩き込む!
「グワーッ!」
「グワーッ!」
アバドーン兵は陽樹のカラテを喰らって吹き飛び消滅した!
「とにかくこの会場周辺のアバドーン兵を駆逐しないと!」
「グワーッ!」
蒼摩はキックでアバドーン兵を倒していく!その動きには乱れもなくスムーズだ!
「せっかくの休日を邪魔しないで!」
「グワーッ!」
ミサキはアバドーン兵をカンフーで倒していく!パワフルな動きだ!
アバドーン兵はランセイバーの猛攻で数を減らしていった!
するとどこからともなくイノシシドーンの声が響き渡った! 電波ジャックだ!
「ランセイバーよ……貴様らがここにいることはわかっている……大江戸城の天守閣で待っているぞ」
イノシシドーンはブヒヒと笑い放送が途切れた。
「……これはランセイバーあての挑戦状だ!急いで天守閣に向かうぞ」
ランセイバーは急いで天守閣に向かった!
◆◆◆◆◆
一方、四神城でも大江戸ランドの異変を知ることになった!
「六郎おじいちゃん……大江戸ランドがアバドーン帝国に襲撃されてるよ!」
六郎の孫娘の千尋はアバドーン帝国の襲撃について話しかけてきた。
「わかってます……ランセイバーをサポートするのが私達の使命、私達も大江戸ランドに向かいますよ」
六郎と千尋も急いで混乱の大江戸ランドに向かう準備を始めた。