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理美は、もう少し寝ていたかった。休日であるのにアラームが鳴った。

眠りにつく寸前まで読んでいた小説が、可哀想に床に落ちている。

昨日の夜、設定したアラームがうるさい。後悔しながら、淡々と身支度を進めた。

何となく購入したブランドの化粧品が他のものと比べて光って見える。

ただの友人とのランチであるのに香水を纏った。


気がつけば待ち合わせの時間がもうすぐだった。時間の逆算が苦手だったが待ち合わせ時間ちょうどに着いた。

近所にあるカフェはとても居心地の良い場所でよく、このカフェにいる。

理美は友人と将来のことや仕事の話をすることが好きだった。前向きに悩むことで人生が豊かになると思っていた。

初めてこのカフェにきたという友人は、カフェの心地良さに感動していた。

理美は紅茶を一口飲みゆっくりと深呼吸をした。やっと今日という日が始まり目が覚めた気がした。

あぁ早く死ねますように。


そう思う理美は、公園が見渡せるウッドデッキの開放的な景観を眺めた。

緑が目と心に優しく溶け込んでくる。もうすぐ夏が終わるんだって、気づきたくなかった。

ふと携帯を開き、溜まっている連絡を順に返していく。丁寧に的確になるべく早く返信をする。

理美の手が止まる。祐希からの言葉は心に落ちるように理美に溶け込んでいく。

一回り歳上の彼氏は理美を安心させた。

連絡を返し終え、携帯を閉じる。友人は本を読んでいる。真っ白な肌に

太陽光が刺している、絵のようだった。指が長くて細くてなんて綺麗なんだろう。


人間は退屈には勝てない。今の人生は満たされていて、それでいて退屈。

死ぬのがもったいなくなるくらい理美は毎日に刺激が欲しかった。

急にやってくる死にたいという感情が消えて、解放されるときはいつかくるのだろうか。

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