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まずは説明から。

二人に言わせると、私は14,15歳ギリギリいってるかな・・?

くらいにしか見えないらしい。

東洋人ですし、これは異世界におけるもはやルールだな・・と、一人納得する。


この世界では人間は、成人年齢が16歳で、女子は14,15で大体結婚するらしい。

と言うことは、私若干行き遅れみたいな感じ?異世界の方が、女子に優しくない世界だな。とか呑気に考えていたら、セレムがじっとこちらを見つめて



「お前は、結婚・・・してるのか?」と、聞いてくる。

「いやいやいや、してません。って言うか、私の世界では結婚してる方が珍しいですからね!」


むしろ彼氏とかいた事ないことは、私の胸の奥底へ押し込んでおく。

いいんだよ!!彼氏とかそう言うのは、今それどころじゃないし!!

と、ちょっと遠い目をした顔の私を見て、セレムが「ふーん・・」と、気の無い返事をする。

おい、聞いたのは君やぞ。


「とりあえず、片付けたから俺の部屋へ来い。」


セレムに言われて部屋を移動する。とりあえずというか、徹底的に危険は排除して欲しい・・。


大きな重厚な木の扉を、セレムが開けると、ふわりとまた柑橘系の匂いがする。

ギギッという音と共に開かれた部屋は、私のいた部屋よりも更に大きく、真っ白の壁に、目の前には大きな木のデスクと本がぎっしり入った本棚、所々に芸術品が飾られた部屋だった。

右手を見ると、サンルームというより、完全に温室・・やぞ・・という植物がぎっしり置いてある部屋があった。



ちょっと待て、あの量の植物係とか聞いてないぞ・・。

天井にも、床にも壁にも所狭しと置いてある植物を見て、一瞬固まる。

そっとローニャさんを見ると、すっごいいい笑顔で


「あちらがカエ様にお世話して頂く、植物です。」って告げられた。



嗚呼ーーーー、はいーソウデスヨネーー。


若干遠い目をしつつ、働かせて欲しいとお願いした手前・・頑張るよ・・・。

ワンピースの袖をクルクル丸めつつ、

「じゃあ、お世話の仕方とか教えて頂けますか?」と、ローニャさんに聞くと、

セレムが


「こっちに来い」


自然に右手を引っ張る。

ナチュラルに手を繋ぐな。美少年に耐性なんてものはないんだぞ。

頑張って平常心を保ちながら、セレムが説明してくれる。


「ぶら下がっている植物は、全て霧吹きで朝晩2回、鉢に入っているのは葉を避けて水をやってくれ。これも朝晩2回だ。剪定は・・・俺とやっていって徐々に覚えればいい。水場と、使う道具はこっちだ。」


え、王子ってこんなに面倒がいい生き物なの???

あらゆる物の場所を懇切丁寧に教えてくれるので、バイト先のマネージャーより優秀だなぁとか思っちゃう・・。あの人、全然説明しないで「はいやって」とか言うんだよ・・。


「まぁ、最初は俺と世話の仕方を覚えていけばいいが、異人の力が作用するかも見たいしな・・。」

「え?異人の力って、何かあるの?力が強いとか???」


若干期待を込めて聞くと


「いや、異人の力はさほどないが、稀に料理を作ったら爆発するとか、絵に描いたものが飛び出すとか、この世界で予測のできない事を起こすので、気をつけないといけないくらい・・かな。」


なんてこったい・・一人になったら、「ステータス!」とか言おうと思ってたのに、がっくり・・。


「とりあえず、今から水をあげていくから、一緒にやってみよう」


そう言われて、ジョウロを持たされるが右手を離されることはなかった。ちょっと待てー。

手は両手を開けて作業しないとできないと思いますよー。

後ろでローニャさんが無の顔で見ているのをチラッと見かけたが、一般庶民の植物係は並ぶ植物同様、空気を読んで、水をあげることにした。




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