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リヴァイアサンダンジョン

ドプン!


扉を開けて部屋に入るといきなり水の中だった。


ガボボ


水の中で息を吐き、水を吸い込んでしまう。


たまらず後ろに下がる。


「ぷはぁ。うぇ、しょっぱい。海水かこれ?、」


「ご主人様だいじょうぶですか?、」


アリエスが心配して声をかけてきてくれた。オレが先頭だったため、彼女たちは水の中に入っていない。


「ああ、大丈夫だ。」


アリエスの頭を撫でて、少し気を落ち着ける。


「ふああ、」


アリエスが気持ち良さそうに目を細める。


・・・よし、落ち着いた。


改めて、部屋の中を見てみると、扉から向こうの左半分だけ水がある。


視界右上のミニマップと見比べる。


うん、これって、オレが掌握してない所だけ水がある。


ミニマップによると、隠しダンジョンは扉から右側が袋小路になっており、左側に奥に向けて通路がある。


これってオレのダンジョン掌握のスキルがなければ、開けたとたんにこっちにも水が流れ込んで来て全部水没してるんじゃないのか?、攻略させる気ゼロみたいなつくりだな。


とりあえず扉の右側の空気がある方から通路に入る。アリエスたちも続いて入ってきた。


通路の幅は・・・150メートル四方くらいか?、ミノタウロスダンジョンよりも1.5倍くらい広いな。


しかし、問題はこの水だな。オレの確保領域には空気があるから、水に顔を突っ込みながら進めばいいのか?


思いきって水に飛び込む。そして無理やり進もうとするが体が浮き上がる。


「うぁああ!」


上に浮き上がりながら後ろから追いついてきた確保領域の中にでて、地面に落下する。


ドタ!


「あいたた。」


オレはしこたまお尻をうちつけた。


「ご主人様、大丈夫?、うったとこ舐めてあげるね。」「我も!」


アリエスとゴールドがオレのジャージのズボンを下ろし、お尻をペロペロ舐める。


「あ、ちょっと、そこは、だめぇ!」


「あ、アリエスちゃんたちズルい、わたしも」「あたいもぉ」


女性陣全員にペロペロされ、前の方が元気になったオレは逆襲してペロペロしまくった。


数十分後、賢者モードになったオレは猛省していた。


ダンジョンの奥でなにやってんだ。オレたちは、はぁ・・・


しかし、これ、どうしたもんかな?、水に飛び込んで少しは確保領域を前に進められたけど、微々たるものだ。こんな調子で進んでいては時間がかかりすぎる。


考えるオレの目に仰向けに倒れて荒い息をしているシルフィのオッパイが映った。


うむ、仰向けになってもこれだけ立派に存在を主張するとは見事なものだ。


はっ、そうだシルフィのバリアを使えば・・・


「シルフィ、バリアを展開してくれ。」


「え?、は、はい。」


シルフィは慌てて服装を整える。


「ウィンドバリア!」


オレたちを風の障壁が囲う。


そして、確保領域の向こう側の水がバリアの分だけ、凹んでいた。


よし、これで前に進めそうだ。





オレはシルフィを肩車して進んでいた。


うん、これはしょうがないんだ。バリアを展開するシルフィと領域を確保するオレはできるだけ密着しなければいけないのだよ。


ああ、それにしてもシルフィの生足。気持ちいい。


今日のシルフィは皮鎧の下はブラウスにショートパンツ。


顔の両側に生足の感触がグイグイくる。オレは思わずそのおみ足に頬ずりする。


「あん、ご主人様、くすぐったいです。」


「ああ、ごめんごめん。」


アリエスたちが、ジトッした目で見てくる。はっいかんいかん、真面目にしなければ、いつモンスターが出てくるかわからないのだからな。




ミニマップ前方に赤い光点が映った。グングン近づいてくる。もうあちらもこっちを発見しているようだ。


「敵だ。できるだけ後退だ。」


オレはシルフィを肩車したまま後退した。レベルが上がって体力もついた。こんなの余裕だぜ。


「ご主人様、下ろしてください。動きにくいですよね?」


オレはしぶしぶシルフィを下ろした。しばしの別れだ生足さん。


ガイン!!


敵がオレの確保領域の壁にぶつかった。


それは巨大なウナギのような姿をしていた。ただし、色は真っ青で大きさがむちゃくちゃ大きい。太さはミノタウロスの身長の半分、25メートルくらいで、長さがどんだけあるんだこれ、150メートルくらいある通路を往復してまだある感じだ。


「ダイヤモンドダスト!」


オレは叫んで奴を指さした。


しかし、スキルは発動しなかった。


あれ?、これは奴が水中にいるからか?、そりゃ、水中じゃ氷の結晶が舞うことはできないか。


アイスボール、アイスアローのウィンドウを展開した。


そこに映ったターゲットの名はやはり、リヴァイアサンだった。


両手のクリック連打で撃ちまくる。


ダンダンダン!


奴に当たって一部をその周りの水ごと凍りつかせ、若干動きが鈍くなるが、少し動くと氷がとれて後ろに行き、元気を取り戻してしまった。


こりゃあ、一気に凍らせないとダメか。


「ブリザード!」


ミニマップの確保領域のほんの少し手前あたりをクリックした。


ゴォオオオ!


極寒の嵐が過ぎた後、リヴァイアサンは周りの水ごと凍りついていた。


・・・上手くいったのはいいけど、頭がかなり上の方にあるな。


これは、アンブレラトルネードでいくしかないのか?、でもそのまま氷につきささって降りてこれなくなりそうな気もする。


「ご主人さま、ここは私にお任せください。」


オレが悩んでいると、アリエスが走り出す。


「壁駆け!」


そうアリエスが叫ぶとアリエスの足が緑色に光る。そしてそのまま氷の壁を駆け上がっていった。


アリエスちゃんてばそんなことできたんだ。消費MPは2か。


「スラッシュ乱舞!」


スラッシュ15連撃がリヴァイアサンの頭部を粉砕した。


リヴァイアサンは光の粒子となって消え、後には水色の魔石と牛2頭分くらいありそうな巨大な肉が氷の中に残された。


ファイヤーボールを打ち込んで氷を溶かすことでやっと回収した。アイテムウィンドウに入れるとリヴァイアサンの魔石とリヴァイアサンの肉と出た。そのまんまだな。


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