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ミノタウロスダンジョン

オークダンジョンのボス部屋を開放しようとしてサブメニューを開くと新しい項目、[隠しダンジョンへの入口を開く]があった。


それをクリックすると、ボス部屋の奥に新たに石造りの扉が現れた。


オレたちはそれを押し開いて中に入った。


===============

ミノタウロスダンジョン(1)を掌握しました。

===============


中は石造りの広大な通路だった。


通路の幅が100メートルくらいか?、天井も同じくらい。


出てきた扉の右側が行き止まりになっており、左側が奥に続いている。


それにしてもミノタウロスダンジョンか、ミノタウロスがでるんだろうねぇ。


しかし、幸いにもスライムダンジョンの時と同じように袋小路からの出発だから、無敵領域が使える。


「よし、進むぞ。いいか、指示がない限りオレより前に出るなよ。」


「「「はい」」」




しばらく進むと人影のようなものが見えた。ミニマップの端っこだからこの距離で視認できるなんておかしいんだが・・・


近づいていくと、それが凄く巨大なものであるのが分かった。なんだこいつ、光の国の巨人と同じくらいあるんじゃないのか?、身長50メートルくらい?


頭は牛、体は人間、腰蓑のようなものをつけており、手には棍棒を持っている。こいつがミノタウロスか?


奴もこちらに気付いた。


「ブモォオオ!」


雄叫びを上げて走ってくる。


ドドドドドド!


「後退!、20メートル後退だ。」


オレたちは確保領域から20メートル後ろに下がった。


ドドーン!


ミノタウロスはオレの確保領域の壁にぶつかった。


シルフィのバリアじゃ危なかったかもしれないが、流石にオレの確保領域の壁はやぶれないようだ。


「ファイヤーランス!」


オレは今の所最大火力の魔法を放った。


炎の槍はミノタウロスの腹に突き刺さる・・・が、爪楊枝がささったみたいにあまり効いているように見えない。


ガンガン


ミノタウロスはオレたちが中にいるであろう壁を棍棒でたたき続けている。


「アイスアロー!」


氷の矢がミノタウロスの腹に突き刺さるがこれも爪楊枝以下の印象しかない。・・・いや、少しだけ周りが凍っている?


オレはアイスボールのウィンドウを展開し、ターゲットのミノタウロスのサブメニューを開き、頭部を選択する。そして力の限りクリック連打。


ドンドンドンドン・・・


当たって少しでも効くなら、アイスアローより、MP消費の少ないアイスボールの方がいい。確保領域からのゼロ距離射撃なら、十分当たるし、残りMPで300発以上撃てる。


50発撃ったところで、ミノタウロスの頭は完全に凍結した。


ミノタウロスが後ろにゆっくり倒れていった。


ドドーン!


「よし、全員で頭に攻撃だ。」


オレたちは確保領域から出て、人の背より大きいミノタウロスの頭部をとりかこみ、タコなぐりにして粉砕した。


ミノタウロスが光の粒子となって消えていった。後にはソフトボールくらいある赤い魔石と巨大な肝臓みたいな肉塊があった。


アイテムウィンドウに入れるとミノタウロスの魔石(小)とミノタウロスレバーとでた。この大きさで小なのかよ。





この後、同じ方法で3体のミノタウロスを倒し、それぞれで魔石小とミノタウロスロースにタン、バラ肉を手に入れた。それにしても肉が大きい、それぞれ人の大きさくらいある。まぁ、もともとのやつらの大きさからすれば、これでも小さいのかもしれないが、これ普通は持って帰れないよな。オレはアイテムウィンドウに収納できるからいいけど。





そして、広間にでた。大きいな、東京ドームくらいありそうだ。


その中心にこれまでのミノタウロスより一回り大きい皮鎧をつけ、斧を持ったミノタウロスがいた。


こええ、無敵領域がなかったら、挑みたくないな。しかし、通路側にいる分には安全。


そして、ここからでも魔法は届きそうだ。


オレはファイヤーボールのウィンドウを展開し、クリックして撃つ。


ドン!


ミノタウロスに命中した。たいして効いていないようだが、こっちに気付いて走り寄ってくる。


しかし、広間の入口は確保領域の壁によって塞がれてオレたちは見えない。


ミノタウロスはキョロキョロしている。


そこでオレは、ゆっくりとクリックしてファイヤーボールを数発撃つ。


ドンドンドン


「ブモォオオオ!」


壁からファイヤーボールが出てくることに気づき、奴は斧で壁をたたきはじめた。


オレはアイスボールのウィンドウを展開し、奴の頭をロックする。


このゼロ距離なら外しはしない。オレは力の限りクリック連打した。


100発撃ったところでミノタウロスの頭部は完全に凍結した。


ゆっくりと後ろに倒れる。


ドドドーン!


地震かと思えるほどの揺れがあった。


「よし、トドメを刺すぞ。」


オレたちは広間に出て、奴の頭を取り囲み、粉砕した。


ミノタウロスが光の粒子となって消えていき、後にはバレーボールくらいある赤い魔石と巨大な斧が残っていた。


===============

ミノタウロスダンジョンを掌握しました。

===============


どうやらこのダンジョンを完全掌握できたらしい。スライムダンジョン同様、ここも人に知られていないようだから、ずっと掌握しててもいいかもしれない。


魔石と斧をアイテムウィンドウに入れるとミノタウロスの魔石(中)とミノタウロスの斧とでた。まだ大じゃなかったんですね。


奥に宝箱があった。傘で開けて、バックステップ、ヒュ、矢が通り過ぎた。


これは、期待できる?、


中には[ミスリルの傘]が入っていた。


ステータス、アイテム確認。

===============

名前:アキラ・クラタ

種族:人間

性別:男

年齢:25


レベル:72

HP:1080/1080

MP:1320/1320

===============

名前:アリエス

種族:銀狼族

性別:女

年齢:15


レベル:68

HP:1250/1250

MP:420/420

===============

名前:シルフィ

種族:エルフ

性別:女

年齢:18


レベル:55

HP:550/550

MP:550/550

===============

名前:トレイシー

種族:人間

性別:女

年齢:19


レベル:69

HP:1420/1420

MP:310/310

===============

エリクサー:2

ハイポーション:4

ポーション:227

マジックポーション:231


スライムの魔石(極大):2

スライムの魔石(大):7

スライムの魔石(青):281

スライムの魔石(赤):280


オークの魔石(中):8

オークの魔石(大):1


ミノタウロスの魔石(小):4

ミノタウロスの魔石(中):1


黒オークロース :2

ミノタウロスレバー:1

ミノタウロスロース:1

ミノタウロスバラ肉:1

ミノタウロスタン:1


オークの短剣 2本

オークの大剣 1本

ミノタウロスの斧 1本

ミスリルの傘 1本


白金貨:  5枚

金貨: 340枚

銀貨:  17枚

銅貨:  19枚

青銅貨   9枚

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