シルフィの想い
私はシルフィ。とあるエルフの商家に生まれた女です。
父が事業に失敗し、つなぎ予算を得るために末娘だった私は奴隷商館に売られました。
冒険者としてそれなりに稼いで家にお金を入れていたのに酷い話です。
ある朝、私は商館主のリックさんに冒険者の奴隷を求める上客が来るからなんとかものにするように説得されました。
なんでも、そのお客様は、以前ここにいた欠損の激しい奴隷の少女を貴重なハイポーションで治してその後も大切に扱ってくれているそうです。しかも、冒険者ギルドの美人マスターと懇意にしているとか。
リックさんが用意してくださったメイド服を着て接待し、私はそのアキラ様に買ってもらうことができました。
私のご主人様となったアキラさまは、話に聞いていた通り、優しい方で、強力なスキルをいくつも持っている強い方、そして、とってもえっちな方でした。
私はエルフには珍しく胸が大きく、そのことで同族から差別されることが多かったため、自分の胸が嫌いでした。
でも、今はこの胸が好きです。なぜなら、大好きなご主人様の気を引く強力な武器になるからです。
ことあるごとに私の胸にご主人様の熱い視線を感じます。
ああ、またご主人様が私の胸を見てる、どんな想像をなされているのでしょう?、今夜、私はその想像通りのことをされてしまうのでしょうか?、そんなことを思うだけで、胸が熱くなってしまいます。
ある日、オークダンジョンの奥で盗賊に遭遇しました。
私は、どうしていいか分からずにうろたえてしまいましたが、ご主人様は冷静に指示を出して私を落ち着かせてくださいました。
そして、盗賊に女と金を渡せと言われたとき。
「断る。こいつらはオレの女だ。誰にも渡さん。」
って言ってくださったんです。
その後、盗賊たちを見事に撃退したご主人様は本当にかっこよかったです。
もう、胸がきゅんきゅんしちゃいました。
ご主人さま、大好きです。ずっとお側においてください。




