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トレイン

ミニマップ上で赤い光点が二つ近づいてきた。オレは長椅子ソファに座ったままアイスボールウィンドウを展開し、敵が近づくのを待つ。


オーク二体が先に見えるダンジョンの分岐点に現れた。同時にアイスボールウィンドウにも現れたので、クリック連打で二つずつアイスボールを撃って行く。


オークは二体とも、なにが起きたかも分からずに凍り付いていた。


アリエスが近づき、トドメを刺すと、オークは光の粒子となって消えていった。


「ご主人さま、ドロップアイテムです。」


アリエスがオークの魔石2つとオークバラ肉、オークタンを持ってきてくれた。


「うむ、ご苦労。」



オレたちはオークダンジョンの袋小路の一つに1LDKの応接セットを置いて陣取っている。


オレのスキルであるダンジョン掌握によって、この袋小路はオレの領域となっており、オレのシステムPT以外は入れない。外から見れば境界面は他のダンジョンの壁と同じようにみえている。


つまり、ここにいれば通りかかった敵を一方的に攻撃し放題なのだ。


最初は効率が悪いかな?と思った待ち伏せ戦法だが、このオークダンジョンに入る冒険者は数が多く、比例してモンスターのリポップも多いらしい。割と頻繁にこのポイントをモンスターが通りかかってくれる。今ので8組目、計20体ものオークを倒している。ドロップ品はオークの場合、魔石と肉の何処かの部位を必ずドロップするらしく、いろんな部位の肉塊が手に入っている。ロースも1つでた。



「お茶をどうぞ、」


メイド姿のシルフィが紅茶を入れてくれた。


「ありがとう。」


バリア担当のシルフィはこの待ち伏せ戦法ではやることがないので、メイドとして側に控えてもらっている。


アリエスがオレの隣に座り、膝に頭をのせてくる。頭を撫でてやると気持ち良さそうに目を細め、尻尾がゆらりゆらりと振られる。


アリエスの狼の耳がピンとたち、ピクピクっと動く。


「だすけてくれぇ!」


男の悲鳴がダンジョンに響き渡った。


ミニマップを見ると黄色い光点が急速にこちらに近づいてくる。そしてその後ろに赤い光点が多数・・・20出現した。


「・・・トレインか、」


「ここでは、割とよくあります。ソロでも二匹くらいならなんとかなるけど、時間が掛かると他のオークも寄ってきてしまって・・・逃げ出すとその先でもオークに出くわして、どんどん数が増えて・・・私が大怪我した時もそうでした。」


アリエスが死んだ魚の目でそう呟いた。


「そうか、でもまあ、オレたちにとっては美味しい状況だな。」


逃げていた冒険者の男が分岐路を通り過ぎていった。その後にオークの集団が分岐路に入る。


「ブリザード!」


オレはミニマップでオークの集団の中心をクリックする。


ゴォオオオオ!


極寒の嵐が吹き荒れた。


後にはオークの氷付けが20体残っていた。


「これは、アリエス一人でトドメを刺すのは大変だな、シルフィも槍で手伝ってくれ、オレはドロップアイテムを片っ端から収納していく。」


「はい。」


この20体の中にもロースは一つだけだった。だいたいこんなものなのだろうか?





午後、メイド服の店に行った。アリエスのメイド服を受け取るために。


店で受取証を渡すと二つの包みを渡された。


「アリエスさまの分とステラさまの分です。」


「え?、いつのまに?、」


「同じ日の午後にステラさまがいらっしゃいまして、採寸してお金を払われていきました。アキラさまがアリエスさまの服を受け取りに来たら一緒に渡すように言付かっていました。」


おそるべし、ステラさん。完全に読まれていたか。





「「「おつかれさまです。ご主人さま。」」」


三人のメイドがオレの前に立っている。素晴らしい。


シルフィのダイナマイトメイドはもちろん。アリエスのロリメイドもいい。ステラさんの一見清楚だけど、やっぱりエロいメイドもいい。


アリエスにソファーで膝枕で耳掃除をしてもらった。


うぉお、アリエスのニーソとミニスカの間の絶対領域の太もも、スベスベで気持ちいい。


「気持ちいいですか、ご主人さま、ふっ!」


耳掃除の最後に耳に息を吹かれて、ぞくぞくっときた。


ステラさんに反対側の耳を掃除してもらった。


ステラさんの太ももも気持ちいい。思わず頬ずりしてしまった。


「あ、アキラさん、動いちゃだめです。あん。」


ソファーの長椅子に右にステラさん、左にシルフィ、アリエスをオレの膝の上に座らせて、ケーキを食べさせてもらった。


「「「ご主人さま、あーん」」」


狭いソファーの中なので、少し動くごとにイロイロ当たりまくりだ。特にシルフィのおっぱいは破壊力抜群だった。


「あ、ご主人さま、クリームが頬についてますよ。」


ペロリ、


そしてオレの理性は限界突破した。


その後三人のメイドを寝室で美味しくいただきました。




ステータス、アイテム確認。


===============

名前:アキラ・クラタ

種族:人間

性別:男

年齢:25


レベル:47

HP:520/520

MP:660/660

===============

名前:アリエス

種族:銀狼族

性別:女

年齢:15


レベル:41

HP:530/530

MP:210/210

===============

名前:シルフィ

種族:エルフ

性別:女

年齢:18


レベル:34

HP:320/320

MP:320/320

===============

名前:ステラ

種族:人間

性別:女

年齢:21


レベル:15

HP:150/150

MP:80/80

===============

エリクサー:2

ハイポーション:4

ポーション:230

マジックポーション:231

スライムの魔石(極大):2

スライムの魔石(大):7

スライムの魔石(青):281

スライムの魔石(赤):280

オークの魔石(小):43

白金貨:  5枚

金貨: 137枚

銀貨:  15枚

銅貨:  24枚

青銅貨   7枚

オークロース 2

オーク肩肉 7

オークバラ肉 6

オークモモ肉 7

オークタン 2

オーク豚足 1

オーク細切れ肉 18

鉄の長剣    1本

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