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管理人付一戸建て

キングコブリンが消えた後には大きな黄色い魔石と長剣があった。


キングコブリンに粉砕されたボブコブリンのところにも中くらいの黄色い魔石と短剣がそれぞれあった。


そして部屋の中央に宝箱が現れた。


傘で慎重に開ける。そしてバックステップ。


ヒュッ!


矢が飛び出てきた。このパターンは・・・


宝箱には鋼のロングソードが入っていた。


「ふむ、この鋼のロングソードはアリエスが使え。」


「はい、ありがとうございます。」


ヘヘーって感じでアリエスが鋼のロングソードを受け取る。


アリエスから今まで使っていたロングソードを受け取り、アイテムウィンドウに入れると[鉄の長剣]と表示された。


さて、帰るか・・・


1LDKの扉をボス部屋の壁に設置して帰宅した。



結局、コブリンダンジョンはあまり旨みがないな。まぁ、初心者用ダンジョンだもんな。次のオークダンジョンに期待するか。


コブリンダンジョンはボス部屋前の中継に使用した広間一つだけを残して他の部分は全開放した。





翌朝、いつもの時間にオレとアリエスは冒険者ギルドに来ていた。


「おはようございます。ステラさん。」


「おはようございます。アキラさん。」


ステラさんの表情がパアァと笑顔になったが、オレの後ろにアリエスを認めると若干曇る。


「アリエスちゃんも、おはよう。」


「おはようございます。ステラさん。」


アリエスはオレの後ろにしがみついている。


「今日は、買取りじゃなくて、ステラさんにお願いしたいことがあって来ました。」


「はい、何でしょう?、」


「これまで、宿屋に泊まっていたんですが、お金もそこそこ貯まりましたので家を借りるか買おうかと思いまして、何処か良いところか、不動産屋を紹介していただけませんでしょうか?」


本当はスライムダンジョンに繋がった1LDKに住んでるんだけど。やはり、この街にちゃんとした拠点があった方が良いと思ったのだ。仲間も増やしたいから、今のままじゃ手狭になりそうだしな。


「まぁ、それでしたら、ギルドの管理物件でちょうど良さそうなのがありますわ。ちょっと待っていてください。」


ステラさんは、奥に行くとスグにもどってきた。今回は2分くらいだったかな?


「これです。ここから徒歩5分の近さで、5LDK、築3年。家具付きなのですぐに入居して住めます。おおきなオフロも魅力です。」


そう言ってステラさんは家の見取り図を見せてくれた。確かに温泉みたいな大きな露天風呂がついていて魅力的な家だ。しかし、これは高いだろう。


「今なら、美人の管理人もついていて、とってもお徳ですよ。」


と言ってステラさんは自分のことを指差す。


「・・・・はい?」


ガッ!


ステラさんはオレの腕を掴んで身を寄せてきた。この展開二日ぶりだな。


「実はギルドマスターになって一戸建ての社宅を与えられて住んでるんですが、あたし一人で住むには広すぎで寂しいんです。お願いです。一緒に住んでください。家賃なんていらないですから。」


なんですとぉ?、ステラさんと同居とは願ってもないウハウハな展開?、いやいや、しかし、一緒に住むとなると問題になりそうな点が多々ある。


「アリエスも一緒だし、これからも戦力になりそうな奴隷を増やす予定なんですよ?」


「ええ、新しい奴隷を買うときに、あたしも同行させてもらって一緒に見させてもらえれば構いません。できれば女性の方が良いのですが。」


新しい同居人が増えるときは自分も面接するってことね、そりゃ当然か。あとは、オレのスキルの秘密をやっぱり同居するとなると話さなきゃいけないよなぁ・・・うーんどうなんだろ?


「ちょっと待ってください。アリエスと相談します。」


そう言ってオレはアリエスとカウンターから離れて部屋の隅にいく。


「アリエス、どう思う?、同居するとなるとステラさんにオレの秘密を話すことになると思うんだけど、ステラさんは信用できると思うか?」


「はい、ステラさんは、嫉妬しちゃうくらいに一途です。大好きなアキラさんのことは裏切らないと思います。」


否定的な意見が出るかと思えば、意外にも肯定的?、でもアリエスは面白くなさそうにも見える。うーん。


「よし、この話。受けるな。」


「はい。」


再び、受付のカウンターに向かう。


「ステラさん、それではその家に住まわせてください。よろしくお願いします。」


「はい、喜んで、アキラさんと一緒に住めるなんて嬉しいです。」


ステラさんは輝く様な笑顔を見せてくれた。本当に嬉しそうだな。オレもいろいろ期待しちゃっていいのかな?

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