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銀狼娘の逆襲

私はアリエス、銀狼族の女。


一月ほど前、私は街の西にあるオークダンジョンに入り、両目、右腕を失う大怪我をした。


瀕死状態ながらもダンジョン出口に辿りつくことができた私は手当てを受け、なんとか命はとりとめた。


しかし、治療費が高額となり、払うことができずに奴隷になってしまった。


私を買い取って治療費を払ってくれた奴隷商人のリックさんは良くしてくれているが、私はこれからどうなるのだろう?、





ダンジョンに潜るパートナーとしての奴隷を求める客が商館に来た。私を見てみたいと言っているそうだ。私はまだ戦える。目が見えなくとも耳で敵の気配を察知できる。なんとしても買ってもらわねば。





私を買ってくださったご主人様はまだ商館の塀の前なのに立ち止まって言った。


「ここに入るよ。」


「ここはまだ館の塀のはずですが、え?、転移魔法?」


驚いたことにご主人様は転移魔法の使い手だったようだ。


訳がわからないうちにご主人様の家に招き入れられ、ソファーにすわらされた。そして信じられないことを告げられた。


「じゃあ、早速アリエスの怪我の治療をするね。包帯をとるよ?」


「え?、私の怪我を治すなんて、伝説のハイポーションでもない限り不可能ですよ?」


そう、ハイポーションでもない限り、私の今の怪我を治すなんて不可能なはずなのだ。


ご主人様は薬を私の腕と目にふりかけ、最後に口からも飲ませてくれた。


腕が目があたたかい何かに包まれる感触が伝わってくる。


「こ、これは、まさか本当に・・・」


ハイポーション?





二度と感じることができないと思っていた光を確かに瞼の裏に感じて私はゆっくりと目を開けた。


黒髪黒目の優しそうな人が目の前にいた。


ああ、この人が私のご主人様なんだ。自然と涙が溢れてきて止まらなかった。


「・・・見えます。ご主人様の顔が見えます。ああ、右腕もある。」


私はご主人様に抱きついた。


「ありがとうございますご主人様。このご恩は絶対、一生忘れません。」



***************



私はアリエス。アキラ様の奴隷。最近は毎夜のようにお情けをいただき、女の喜びを感じている。


それだけで幸せ、幸せなはずなのに・・・・ご主人様から他の女の臭いがするとなんかモヤモヤする。





「ただいま。」


ご主人様が冒険者ギルドから帰ってきた。・・・またステラさんの臭いがプンプンします。


「おかえりなさいご主人様。」


ガッ!


私はご主人様の手を掴み、ひっぱる。


「お、おい、アリエス?」


「一緒にシャワーを浴びましょう。隅々まで綺麗にして差し上げます。」





ご主人様の体を隅々まで綺麗にした。最初こそ、ご主人様は恥ずかしがっていたけど、すぐに抵抗しなくなった。逆に私の体の隅々まで洗いかえされてしまった。その後、たっぷり可愛がってくださいました。


ご主人様・・・・大好きです。

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