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DASH  作者: Aoi/エーオーアイ
第1章
7/10

もう遅かったのだ。何もかも...

「入っちゃダメ!!!」

「なんで!」

「入っちゃダメ...理由なんて知るわけないじゃない!直感よ直感!!!」

「あなたの勘に付き合う暇はないから。私達は閉じ込められてるの。ここを出るには探るしかないのよここを。」

「なら、勝手に入ればいい。私の直感はあり得ないほど合うんだから!」

「え」

会話の内容はおかしかった。

皆の中で、ひとりでに動こうとしなかったのは、志乃愛だった。

志乃愛はあり得ないほどの直感の持ち主で、当たらないことはない、そう言い切れるほどだった。

それを誰も信じようとしないのは、彼女の直感の当たり率をまだ知らないからだろう。

「私はここに残る。それでもいいよね」

「いいわよあんたなんか!」

「どうなっても......いいの?」


志乃愛の言葉には妙な説得力が。

沢山の経験の中でこうなってしまったのか。

それとも、ただの嘘なのか。

あっ、ととと。聞かなくちゃ。このことを。

「そういえば、麗ちゃんがさっき言ってた、辛いこと?があった人が集まってたってやつ、ここにいる人の中ですごーい辛いことあった人っている?」

いやいや。自分がつらーい人間だーなんて知るわけねーわい。他の人のことを知らないんだから。


「私は.......」

「私は!」

「百乃わぁ」

「志乃愛は。」

「あたしは」

「「「「「実は...」」」」」

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