四人で
地味な廊下に出て30分たったくらいかな。
道は結構あって、勘で進んでいってたら、一つの部屋にたどり着いた。
「やっと部屋見つけた...
ここは迷路なんだと思っちゃったよ~」
部屋から声が聞こえてくる...
もうもはや人間ではないのかと思ってしまった。
「誰かいるんですかぁ」
「誰かいるの?」
お互いに聞きあった。相手も人をまだ見てなかったのかな。
私が部屋に入った方がいいのかも...。
「おじゃましまーす」
「えっあっえと...始めましてこんにちは...」
相手はなにか知ってるの?だってこの建物?の中で人を始めて見たのに始めましてこんにちはって...。
ここの事なにか知ってる...?
「あなたはここの事なにか知ってるの?」
「えっ!そんなの知ってる訳ないじゃない!
私ここがどこだかさっぱりなんだから!」
「......だよねぇ。」
やっぱりそうか。知ってる訳ないよね。名前でも聞こうかな。
「あなたの名前は?」
「島定 麗です。こっちは私の妹の島定 梓。あなたは?」
「私は川長 百乃だよ。よろしくね。多分長くなりそうだし。」
「長くなりそう?」
「私勘がめっちゃいいんだ!だからそうなりそうだなって...」
「そっか。あなたもなにか知ってるって感じは...いやなんか知ってるでしょ」
「なんの事だか」
「なんか知ってるよね?そーだよね?」
麗さんと梓さんの真剣そうな顔を見て思った。
ここはなんの情報もない謎の世界。
窓も家具もなにもない、マンションや一軒家でもないようなこの造り。
私達のいる今こうやって立っているこの場所は、なんの情報もない謎の世界なんだ。
とうとう四人になりましたね。後二人。
六人組ですからね。あらすじのように。てことは、もう少しですよ!少女登場は!
もう少しまってくださいね!必ず彼女は現れますよ...