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おまけ1 寒いんです
黒衣の男はゼノの背中に乗り
クルムを後に山の向こうに飛びだっていった…
後のお話。
『くっくっくっ…まさか小娘が
ウロボロスに認められるとはな。面白い…』
雪が降る空を飛ぶゼノ。
男に何かを伝えるかのように視線を送る
『ん?どうした?ゼノ?』
暫くゼノと話す男。
『え?今度から寒い地域に行くなら
俺にも防寒着をくれって?』
頷くゼノ
『なになに…あの時だって実は寒かった
我慢して一生懸命耐えてたって?』
俺はため息をつき
『ほかほかドリンクじゃダメだったか。』
更に視線を送るゼノ
『え?モフモフした暖かい防寒着が欲しい?』
強く頷くゼノ
『分かったよ…帰ったら採寸してやるよ』
ゼノはそれを聞いて嬉しそうな表情だった
(まじか…採寸かなり手こずりそうだな…)
悩む黒衣の男。帰ったらゼノの採寸だ。
続く