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バイト神様、星の観察なう。  作者: シベリアンハスキー(駄犬の翠月)
4/10

神様と一言で言われても

前回のバイ星!

ロリコン大歓喜。


チョコレート系の甘いのはダメだけどフルーツ系は割と好き。

但しチョコ○ールとクラ○キーは好きなものとする。

前略クソ親父、元気かコノヤロウ。私は私らしく生きてるわ。だから心配すんな、神様になっただけだし。うん。いつまでも偉そうにふんぞり返ってろ。


あれからなんやかんやあって燐に見送られ、部屋を出るなり綾をぶん殴る。

私「ウルゥァッ!」

綾「なんでっ!」

私「全然優しくて可愛い子だったじゃんか!」

綾「えぇ!?」

私の見た長はロリコンが大爆発する程の可愛さであった。

全ッ然怖くねぇじゃん!かわええやん!

綾「落ち着いて!私が悪かった!ね!?ね!?」

私は案外すぐに落ち着いた。

私「んで?どういう事さ?」

綾「まず、彼女は本来非常に恐ろしい者なんです。一夜にして国1つを焼き払ったり、ちょっとした八つ当たりで村を焼け野原にしましたし…ほぼ神に近い存在なんです!」

私「ぁ…え…?」

そりゃあ誰もが驚いて開いた口が塞がらないだろう。想像して欲しい。可愛い幼女が八つ当たり程度に街を焼き払うのだ。うーわこっわい。

綾「そして何より、彼女は気まぐれなんですよ。突然何をしでかすのか分かったものじゃありません。」

私「嫌だ!現実を見たくない!あの子がそんなこと…」

燐「いやぁしちゃったんだよねー」

わーお御本人登場。燐が扉を軽く開いてひょっこり顔を出す。

綾「燐様!いきなり…」

燐「その呼び方あんまり好きじゃないかなー…まあいいや。ナギちゃんにかわいいって言ってもらってちょっと嬉しいぞ。にへへ。」

今のでどれほどの私が爆発したのだろうか。

綾「し、して、燐様…何用でございましょうか?」

綾の顔は真っ青で体もソニッ○アーばりの振動をしている。よほど彼にとって燐は恐ろしい存在なのだろう。

燐「どうせ綾の事だから長話になると思ってだな…私直々に教える事にした!」

燐が扉から出てくる。燐も狐系なのだろうか、9つの短い尻尾が生えている。

綾「そ、そんな…お手数をおかけするような事は…」

燐「私がやりたいと言ってるのだ。いいな?」

今ので綾の言っていた意味がわかった。軽く睨んだだけで背筋が凍るように寒気がする。プレッシャーだけで瞬殺されそうだ。

綾「は、はひっ」

あまりの恐怖に綾の声が裏返る。私だったら失神してる自信がある。

燐「うむ!物分りが良くてよろしい!」

あぁもうかわいい。笑顔が眩しいぜ。

綾「お茶を用意してきます!」

燐「ここで立ち話も難だ。移動しよう。」

燐が私の額に手を当てると、別の部屋へワープした。見た目はどう見ても普通の居間だ。

燐「ほれ、遠慮せず座れ。」

私「うん。」

座り込む燐を見て私も後に続くように座る。

燐「それでだが…まず、ナギちゃんはもう既に人間ではない。これは綾がナギちゃんを蘇生した時点で人外化している。OKか?」

私「詰まりは吸血鬼みたいな物か…吸血鬼知ってる?」

燐「ん?何じゃそれ?」

私「吸血鬼に噛まれると噛まれた人も吸血鬼になるっていうちょっとした怖い話。」

成程。彼女らは日本の外の文化にはほぼ触れてないんだな。これは覚えておこう。

燐「怖いな…で、続きだが、ここでの職業(ジョブ)は大まかに12個に別れている。

一般人の職業

農民(ファーマー)

戦闘員(ウォリアー)

商人(ショップ)

冒険者(ブレイヴ)

武器や盾、防具などを作る

鍛冶屋(アイアンメーカー)

遥か空から決められた星の観察をする

星神(スターゲイザー)

様々な物質を作る

錬金術師(アルケミスト)

神が作りし生物を観察する

博士(オブザーバー)

神の存在を深く信じ、人に伝える

神父(フリースト)】」

自由に剣を振るい狩りをして自然の恵みを得る

狩人(ハンター)

自らの望みを叶えるために日々戦う

盗賊(シーフ)

そして、私のように国をまとめる

(キング)

だな。」

この世界でもやはりそれぞれの職業はあるものだ。

燐「先ほど、一言で神様と言ったが、正しくは星神(スターゲイザー)だったな。神様と言うとやはりこの世界を創り出したと言われている伝説上の物になってしまうな。」

私のいた世界には神様なんていなかったけどな。

私「一つ質問いい?」

燐「ん?」

私「星神(スターゲイザー)は何をすればいいの?」

燐「いい質問…と言いたいところだが、難しいな…星に住んでいる住民を観察し、時に争いを沈めたり、気まぐれに天候を変えて進化をさせていくようなものだな。」

私「気楽そうに聞こえるけど…」

燐「ん?案外気楽な物だぞ。」

神様って言うくらいだから身構えちゃったわ。

私「でもさ、人間が出来るの?」

燐「そもそもは人間に頼るものでは無いのだがな…仕方なくあの手紙を書いた迄だ。」

私「って事は他にも人間はいるの?」

燐「普通にいるぞ。人間は割と下等種族だけどな。」

私「下等…え?じゃあ他にも種族が!?」

燐「いると言えばいる。うん。」

私「教えて!結構気になってた!」

燐「それは…」

私「それは!?」

燐「また次回!」

私「メメタァ…」

バイ星第4話を見て下さり、誠にありがとうございます!正直この先割と長いと考えると不定期更新で良かったなとか思わなんだ…。

今回からタイトル回収をノルマとして書いていこうと思います!今回のタイトルは【神様と一言で言われても】でしたね。燐が「神と一言で言っても」と言ってました。実際どうなんだろうね?って感じのタイトル回収もあると思いますが、その当たりは気にしないという事で!


次回、【もうやだこの国、いや星。】

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