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バイト神様、星の観察なう。  作者: シベリアンハスキー(駄犬の翠月)
2/10

ニート生活の終わりと社畜の始まり

前回のバイ星!葉書が来たのでその場所へ行こうと思う!

自転車って色々と種類あるけどやはりママチャリが好き。

そしてビーフシチューも好き。お寿司の方が好きだけど。

なんやかんやで準備も整い、自転車にまたがる。

冬の北風はまるで顔に刺さる針のようだ。

私「痛ってぇ…」

場所は…うんまあ、割と近所だ。

ペダルに足を掛け、強く踏み込む。自転車は最初は鉄の擦れる音がしたが、少しずつ音も無くなっていく。

私「さて、いざ行かん!私の職へ!」

内心凄く嫌な予感はしていたが、気の所為じゃろ、気の所為。


近くのスーパーを通り、住宅街を抜けていくと、山道と急な下り坂が目の前に映る。

私「…よし、飛ばしてみるか!」

両足に力を込め、立ち漕ぎの体勢になる。

冬の北風が気持ちいい位に感じる程のスピードだ。っべぇ。

でもやっぱりやっちまったよ、予感的中。

そろそろブレーキをかけようとした所で、ブレーキが完全にお亡くなりになった。まあ10年も使っていれば壊れるだろHAHAHAHA。

しかし現実は非情である。勢いの付いたまま石に躓いた。自転車ごと私の体が宙に浮く。

しかも結構な高さ。崖の方へ跳んでいく。

私「…嘘やん。」

崖から真っ逆さまに落ちていく。もうダメだこりゃ。

19年の間死にかけながらも生きてたけど流石にもう諦めるしかないわ。

ものっそい速さで地面に叩きつけられる。そして私の意識は消えた。


〜完〜

いや、違うよ!?終わりじゃないよ!?



?「…ですか…」

ん?何か言った?

?「だい…です…か?」

すまそ、もうちょい聞き取りやすくしてくれ。

?「大丈夫ですか?」

今度ははっきり聞こえた。男性の声。ダイナミック満身創痍だコノヤロウ。

仕方ないと思い、ゆっくり目を開ける。

私「うっつ…」

左腕がくっそ痛い。

私「大丈夫じゃないわ…死にかけやぞ…。」

?「良かった!蘇生成功です!」

目を開けて男性を確認する。私より年下くらいの青年だ。

私「ここは…私死んだんだよね?」

?「はい、確かにあなたはそこのガラクタと同化していました。死体はもう見るにも無残でしたね」

私「あらま…」

青年が指をさす方向に目をやると、見るにも無残な私の自転車が潰れていた。

?「ここの当たりでは良くあることなので放っておこうかと思ったんですが、あなたが10人の1人だとは思いませんでした。」

私「ふーん。え?」


焼肉よりもお寿司食べたくなってきた。

さて、第2話終了です。この後日向はどうなるのでしょうか?

とりあえず主人公補正で助かってよかったね!

次回、【まさかのジョブチェンジ】。

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