訓練狂いのルーナハイト
sideレイア
目が覚めると、俺はベッドの上で寝てた。
ルーナハイトさんと決闘してボコボコにされた後、誰かが運んでくれたんだろう。
俺は何となく寝返りを打つと、そこにはエンヴィ、エッジ、ベルゼが寝ていた。
・・・・可哀想に、俺と同じ目にあったのか。
アリシアたちは無事みたいだな。
俺は起き上がり、扉を開けると・・・・
「あ、お兄様、おはようございます。
お身体の方は大丈夫なのですか?」
「ソフィ、おはよう。体は何ともない。一日中寝てたから治った。
これからどうするんだ?」
「依頼の方は達成したという事でこの里のギルドに報告を入れてあります。
なのでこれから暫く時間があまりますね。
ルーナハイトさんからは今日明日は泊まっていけとの事でしたので、
帰りは明後日の朝になりそうです」
「・・・・今日明日は訓練で嬲られるのか・・・・」
なんでソフィたちは標的にされないんだ。理不尽だ。
どうせエンヴィは自分から挑んだんだろうな。
「お兄様、朝食のお時間ですので皆さんを起こしてください。
私はルーナハイトさんを起こしてきますので」
「あぁ、任せておけ。10分もすれば行くと伝えておいてくれ」
「わかりました」
ソフィはルーナハイトさんを起こすために別の部屋へ行った。
さて、俺もこいつ等を起こさないとな。
幸い俺には【光魔法】がある。どんな豪胆な奴でも、目の前にいきなり光が出たら起きるだろう
「【ライト】」
俺はやや強めに光を発生させる
「・・・・」
「(= ̄ ρ ̄=) ..zzZZ」
「(= ̄ ρ ̄=) ..zzZZ」
「( ´Д`)y━・~~」
起きたのは種族上、光に敏感なエンヴィだけだ。
そのエンヴィも欠伸しているが・・・・
「( ´Д`)y━・~~・・・・おはよう、レイア」
「おはようエンヴィ。起きて早々悪いんだが、ベルゼを起こしてくれ。
俺はエッジを起こす」
「ん・・・わかった。任せておけ」
まだ眠気の抜けきっていないエンヴィはとても眠そうにベッドの方まで行った。
あのまま寝てしまいそうだが、エンヴィなら大丈夫だろうと思い直し、
エッジの方を見る。
「さて・・・喰らえ!」
ーバゴォッ‼︎
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ‼︎⁉︎」
おお、起きたな。
流石に酷いとは思ったが、魔法で起きないんだ。これくらいしなければ起きないだろう。
「おはようエッジ」
「うぉおおおお・・・て、てめぇ、覚えとけよぉ・・・・」
「起きたな。もう朝食だ。速く支度しろ。
今後の予定についても話す必要があるからな」
「あぁ・・・わかった。後3、4分したら支度終わるから・・・」
そう言うとエッジはノロノロとした動きで着替え始めた。
ベルゼの方を見るとベルゼも着替え始めている。
エンヴィは先に行ったようだな。
俺は数分待ち、2人と一緒に移動する。
「おはようみんな」
「おはようレイア。昨日は楽しかったな!」
起きて早々ルーナハイトさんに目を付けられるとは・・・・
「ええ、実は2日程滞在させていただく予定ですので、その間お世話になります。」
「そうか!ならもっと効率的に魔眼が使えるようになるためにも私と訓練だな!
それと、最後のブレスはなんだ?
あれは竜種のブレスと同じものだと思うのだが・・・」
流石にソロで竜種と、しかもワイバーンなんて下級じゃない中級以上と
殺り合うような人だとわかるものなのか。
【火魔法】では誤魔化せないな・・・
「実は、ちょっと事情がありましてね。
龍の使う【龍魔法】と言うものが使えるようになりました」
「そうか、【竜魔法】か。面白そうな魔法だな。
地竜のブレスやなんかも【竜魔法】なのか?」
なにやら勘違いしているようだが、まあ良いか。
竜と龍は読みが同じでも力は全く違う。
竜が街を滅せるとしたら、龍は主要都市を滅せる。
それだけの違いがある。
そんな龍の使う魔法が使えるとなれば騒ぎになるからな
「さあ?地竜を見た事がないのでわかりませんが、
ルーナハイトさんは地竜を倒した事があるんですか?」
「ルーナで構わないぞ。
まあ流石に強かったがな、なんとか勝てたぞ。
あれはもう戦いたくないな。剣がダメになってしまう。
まあ、今回取り寄せた剣はもう少し強力な剣だがな」
魔剣らしいですからね。
魔剣とは、聖剣が【光魔法】か【神聖魔法】が付与されてるのに対し、
それ以外の属性がつけられた剣の事をいう。
なのでどちらかと言えば聖剣のほうが珍しい。
「さてレイア、食事も済ませた事だし、訓練するぞ!」
「え、今からですか⁉︎」
流石に朝食食べてすぐは嫌だ
「はっははははは‼︎ザマァ‼︎
普段の行いが良すぎるから目を付けられるんだよ!」
「そうだそうだ!頭が良くて強くてイケメンで家柄が良いとか、喧嘩売ってんのか⁉︎
そんなんだから肝心な時にこうなるんだよ‼︎」
くそっ、2人して笑いやがって・・・
「なに言ってるんだ2人とも。お前達も訓練だぞ。
食べ終わったらこい。来なかったら潰すからな!」
「「マジかよ⁉︎」」
「ルーナハイトさん、私も宜しいでしょうか⁉︎」
「ルーナで構わないぞ。エンヴィだったか、やる気があるのは良い事だ。
だから食べ終わったらそこの2人引きずって一緒にこい、訓練するぞ!」
「はい‼︎」
なんで女性陣のが元気なんだよ。
訓練(と言う名の一方的戦闘)をして無いアリシアたちは良いとして、
なんでエンヴィはこんな元気で、しかも自分から進んで訓練したがるんだ・・・・
結局俺たちは2日間もの間、ひたすらボコボコにされた。
そして俺の【恐怖耐性】のスキルのレベルが1上がった。
テスト週間に入るので、7月まで更新しません




