神の祠
sideレイア
名前:
種族:古代龍
年齢:11478
性別:男
称号:千年龍
レベル:87
HP:194700/194700
魔力:83740/83740
攻撃:27900
魔法攻:19500
防御:25950
魔法防:16230
俊敏:85420
スキル:【分析】【人化】【神聖魔法LV10】【火炎魔法LV8】【念話】【龍拳LV10】【片手剣LV10】【自己修復】【索敵】【隠密】
固有スキル:【ドラゴンブレス】【龍魔法】【飛行】【神託】
加護:【戦女神の使者】
こんな化け物と、しかも相当怒ってる状態のを相手にした時、俺はどうすれば良いのだろうか。
『古代龍』
存在が確認されているSランク以上の化け物。
個体数は少なく、東西南北に1匹をづつしか居ない。
歳を重ねるごとに強力になり、その寿命はゆうに1万年を超えるとされる『竜』の王である『龍』。
しかも【戦女神の使者】持ち
ん?・・・【戦女神の使者】持ち?
「えぇっと、その、古代龍さん?」
『む?何用だ。私は今、そこそこ頭にきているのだ。
発言の内容次第では命が消えると思え‼︎』
「は、はい‼︎
ええとですね古代龍さん、我々の方としても仕事でしてでして、
もしそこまで怒っていらっしゃらないよのことでしたら、戦女神様に免じてご容赦くださいませんか?」
『む?戦女神様に免じて、だと?
・・・黒銀の髪・・・・魔眼・・・・・そうか、貴公がか』
何やらブツブツ言いだしたぞ?
『おい黒いの』
「は、はい」
黒いのってなんだ黒いのって
『貴様、名はなんと申す?』
「はい、レイア・ドライア・ナイトヴァンスと申します」
『そうか、貴族家か・・・・よろしい、戦女神様に免じて、この場は見逃してやろう。
レイア、私に少し付き合って貰うぞ』
「へ?」
古代龍は一方的にそう言うと、俺を爪で摘み、急に飛び始めた
「ぎゃあああああああああああああ‼︎⁉︎」
『むぅ、喧しいな。静かにしろ、もう着く』
そうは言ってもですね古代龍さん人間元から飛べるようにはできてない訳でしてですねそうそうなれる訳ではないのですよそもそも空というものは龍や竜や鳥やヴァンパイアやなんかが飛ぶような場所であるからして本来人間が立ち寄る領域ではないのですよしかも身動き取れなくてもし敵と遭遇した時自由に戦えないじゃないですか魔眼と魔法しかないじゃないですかしかも俺魔力少ないから魔法あんまり使えないし魔眼はクールタイムが長いし実質なんにも出来ないわけですよいえ決して言い訳してる訳ではないのですよただちょっと自分の意見を素直に述べている訳でしてですねその『レイア⁉︎・・・無事⁉︎』
『ん?アヴァールか、どうした?』
『どうしたじゃ、ない!・・・急に、連れてかれて・・・心配、した!』
あぁ、第三者から見たら古代龍に誘拐された様にしか見えないもんな
『あぁ無事無事、一応許してもらえたから。牙とったら谷の上で待機しててくれ、その内戻るから』
『・・・・すぐ、戻る!』
『アヴァール?』
珍しいな。普段は素っ気なく返事するだけなのに否定意見なんて
『ひっく・・・ぐすっ・・・・私、魔法使い、なのに・・・古代龍、出ただけで、動けなくて
・・・・それで、レイアが、連れて、かれて・・・うぅ・・・うあぁぁぁぁぁ‼︎』
『ちょっ、アヴァール⁉︎』
何で急に泣くんだ⁉︎
俺が対応に困っていると、いつかのアヴァールの様な事をしでかす人(?)がいた
『ふむ、女子、安心しろ。私と同じく戦女神様の加護を受けた者として話があるだけだ。
もう1時間もすれば戻ると保障しよう。
古代龍の名にかけて、レイア・ドライア・ナイトヴァンスを無事返すと約束する』
・・・・割り込んできたよこの龍。
魔法的な才能や実力が高いと出来るようになるものなのか?
『・・・何処、行くか、ぐすっ、教え、る』
『とある祠だ。命により詳しい場所は言えぬ。大陸の東、とだけは言っておこう。
もう着く。時間は取らせぬ。だから待て。では切るぞ』
そう言うと古代龍は一方的に【念話】を切ったんだが、
何で俺とアヴァールがメインの【念話】を切れるんだ⁉︎
『着くぞ。衝撃に備えておけ』
「あ、はーあばばばばばばば‼︎⁉︎」
返事をするときにはすでに古代龍は着地し、俺は風圧によって舞い上がった土埃に埋もれた
「着いたぞレイア。着いてこい」
「あー、はって誰⁉︎」
何とか視界を確保した時俺に話しかけてきたのは金髪に蒼い目をした青年だった。
「うむ、私だ」
「はい?」
だから誰だよ
「通じんのか。察しの悪い奴だ。古代龍だと言っている」
「へ?何で人⁉︎・・・あぁ、【人化】スキルですか」
「うむ、私だ。さて、行くぞ」
「あ、はい」
古代龍はそのまま近くにあった洞窟に入っていった。
洞窟自体はそう大きく無い。高さ3m横幅2mの小さめの洞窟だ。
古代龍の後に続いて奥へ進んでいくと、そこには白い石で出来た小さめの神殿の様な物があり、
中央に開きっぱなしの扉があり、そこから数cmいったところに剣が一本刺さっている
「ここは?」
「うむ、戦女神様の祠だ。私は今から11年前、戦女神様より『啓示』を受けた。
内容は「全ての魔眼を制する黒い王を見つけたら連れてこい」と言う物だった。
つまり、お前を連れてこいと言う命だった」
「はぁ、戦女神様に呼ばれたのはわかりますが、俺はここで如何すれば?」
肝心なところだろ
「うむ、そこの御神体である剣の前に跪き、戦女神様にお会いしたいと願うのみだ」
「え⁉︎戦女神様に会うって事ですか⁉︎」
まさかの神様との邂逅。
古代龍でもビビるのに、神様、しかも戦に長けた神様に会うってのは、
畏れ多いだけでなく、ただただ怖い。
まぁ、ここで拒否した方のが怖いんだろうけど
「わかりました。では失礼して・・・」
俺は御神体らしき剣の前に跪き、祈った。
瞬間、俺の目の前が真っ白になった
「・・・・ここは?」
俺が気づいた時、見覚えのある白い世界に来ていた。
違いがあるとすれば、そこにいたのは『ぼく』ではないと言う事くらいだ。
そこに居たのは、金髪に金色の目をし、純白の翼を生やして剣を携えた女性だった。
「・・・・貴女が戦女神様ですか?」
「ええ、貴方がレイアですね?
成る程、全く面影がない。それが面影と言う訳ですか」
「?」
戦女神様は何やらブツブツ言われると、俺の方を見た。
「レイア、貴方も疑問に思った事があるでしょう、貴方のその称号『封印の番人』について」
・・・まぁ、疑問には思っていたな。
他の事のインパクトが強すぎて気にならなかったが
「なにかご存知なのですか?」
「ええ、貴方のその称号はですね、€'\*<'}+;"!,_€;*,>?;%}}<"'+$'"??,||<'+><|}#>です」
「はい?」
全く聞こえなかった
「ですから、€'\*<'}+;"!,_'|*\%<]?{"+|,+"]>?'|*.^]>?;".^,>?だと言ってるんです」
・・・・ダメだ。聞こえない。
いや、聞こえないというより俺の知らない言語だと言うべきか
「あの、大変申し訳ないのですが、どうか私でも理解できる言語でお話しくださいませんか?」
「・・・・成る程、そういう事ですか。
レイア、貴方に理解できないのは理由があります。なので何度説明しても意味はないでしょう。
なので私からは一つ、頼み事をしたいのです」
「はい、なんでしょうか?」
称号について聞けないのは残念だが、別にどうしても知りたわけじゃないから良い
「現在、貴方の世界には『雷魔』と名乗る上級悪魔が居ます」
「上級悪魔・・・ですか?」
『雷魔』は知っているが、上級悪魔と言うのは初耳だ
「ええ、上級悪魔です。
その『雷魔』を討伐して欲しいのです。
あの者に勝つには、カーススキルしか有効手段がないのです。
出来れば私が討伐したいのですが、私は人の世界に手を出せません。
なのでカーススキルの持ち主を集め、かの悪魔を倒すのです」
カーススキル、呪われたスキル。
それが悪魔に対抗できる手段か。
だが
「大変申し訳ないのですが、私の仲間には私を含めて4人のカーススキル持ちが居ます。
ですが、使えるのは未だに一人。【悪食】の持ち主だけです。
もしよろしければ、使い方を教えていただけませんか?」
「・・・・あのスキルは、大変忌まわしいものです。
あのスキルを強くしたくはないのですが、仕方ありません。
私の方も詳しく知っている訳ではありませんが、そのスキルに従うのです。
貴方の場合、【色欲】ですね。
神として、こう言うのはどうかと思うのですが、貴方は女性と関係を持ちなさい。
そうすれば恐らく、カーススキルの使い方がわかるでしょう」
・・・成る程、どういう訳か友人も神様も、俺をちゃらんぽらんにしたいようだ。
「いえ、そう言えばそうでなくとも使える手段がありましたね」
「本当ですか⁉︎」
「・・・え、えぇ、本当です」
「是非、ご教授くださいませんか⁉︎」
「・・・え、えぇ、構いません。
なので落ち着いてください」
はっ!つい興奮してしまった
「おほん!使い方ですが、頭の中をピンク一色にすれば良いのですよ。
確か過去の使い手にそんなのが居た記憶があります」
・・・・結局ベルゼの言ってたことと変わりがない。
「まぁ、貴方の場合はやや特殊ですからね。
想い人と交わりたいとでも思えばそれが引き金になるでしょう」
「・・・・つまり、変態やちゃらんぽらんと呼ばれる人種にならなくても良いと?」
「ーっ!ぷっ・・・ちゃ、ちゃらんぽらんですか・・・あの貴方が、ちゃらんぽらんっ・・・・くくくっ」
・・・・何故笑う。
「ふぅ、見苦しい所をお見せしましたね。
まぁ、そういうわけですから、頑張ってください」
「あ、一つ、聞きたいことがあるのですが、よろしいでしょうか?」
「ええ、久々に笑いましたからね。良いですよ」
「私の中に、『ぼく』と名乗る人が居て、たまに助けてくれるのですが、
一体『ぼく』とは誰なのですか?」
俺がそう聞くと、急に戦女神様は険しい顔をした
「『枷』が取れかかっている・・・?
いや、いくら何でもたった11年でそれは・・・・レイア、最初にその者と会ったのはいつですか?」
「え、はい。確か去年の春から夏への変わり目です。
ゴブリンロードに殺されかかった所を助けてもらい、あったのは精神世界でです」
「・・・・まだ顕現はしてない、か。
一定の揺らぎが生じると出るのか・・・ならまだ大丈夫、か。
レイア、残念ですが、その者について教える事は出来ません。
ですが、忠告はしておきます。
その者に関わっても、良い事など微塵もありません。
本当なら消してしまいたいもですが、私では無理です。
出来るだけ、関わらないようにしなさい」
・・・・そこまで言われるくらい悪い人には見えなかったがな。
例え過去にそうであったとしてももう反省してるんじゃないのか?
「レイア、もう時間です。貴方を元に戻しますよ」
「あ、はい。ありがとうございました」
俺の視界は再び、白く染まった




