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俺の異能力は拒絶する力

 俺は死んだと思っていた。

 しかし状況は、違っていると認識する事が出来る。

 

 両手両足を縛られたのから解放されて、俺の視界を奪っていた白色の強い光が、消えていた。

 天国とか地獄等ではないと言うのはUFOの窓から、俺が先程まで寝ていた石のベンチがある公園が見下せたから分かったのだ。

 そして目の前には、背の高い女性が立っていた。見た目は地球人と全く同じである。

 黄色の長髪で秘書がしてる様な眼鏡にスーツ姿をした凄く美人な女性が俺を監視しているかの様な視線を送っている。

 「やはり貴方の侵略力は凄い。私の侵略力測定器が壊れてしまう程とわ」

 そう言って目の前の女性はかけていた眼鏡を床に叩きつけた。

 「2000いや4000いや8000どこまで上がるんだ60000なんだと800万だと……と何処かの星の王子様みたいな事言えて久しぶりにテンション上がったもの」

 そう言って別の眼鏡を掛け直した。

 「俺は助かったのか?」

 状況を整理する為に目の前にいる女性に聞いた。

 「貴方が能力を発動させて拘束具と血液吸引器を破壊したの。世界一の吸引力で永遠に吸引力が、落ちない事で有名なメーカーのなのにしかもサイクロン式だったのに」

 と何処かの掃除機を思わせる様な事を言った。しかもほっぺたを膨らませた。その表情を可愛いと思う事はなかったが。その前は、7つのボールを集めるアニメのネタを、言っていたてのに気付かされた。

 「もう襲って来ないんだな?」

 今は相手のネタかボケか分からないが、それにツッコミを入れるより、我が身に危険が、再び襲いかかって来ないかの確認が大事だ。

「そうね。私の力では、この状況だと貴方に手を出すのは無謀」

 その話を聞き俺の異能力は、危機的状況時に発動するタイプと予想をした。ヤバい俺て恰好良い主人公じゃんかと思い興奮して来た。

 目の前の宇宙人のせいで宇宙戦争に巻き込まれる……いやそれとも地球征服の協力を、無理やりさせられるのかとこれからの展開を妄想するとワクワクが止まらない。

 「で……俺は何をすればいいのか?」

 何と返答が来るか期待し質問する。

 「いや何もする必要はない。貴方の現状能力なら、して欲しい事など一切ないからな」

 「おい。そうすると話が変じゃないか。俺をキャトッタ意味が分からない」

 「確かにその質問は、間違えていない。貴方の力はいずれ脅威になる可能性が、わずかながらある。だから先に私が押させておく必要があった」

 「地球侵略の手伝いを頼まれたりしないのか?」

 そう質問すると、長時間の説明が返って来た。その答えを俺なりに要約した。

 彼女は宇宙全ての秩序を守っている存在だと。地球で言う警察みたいなものと言っていた。

 地球は色んな星の奴らに、狙われていたのが3000年も前の事だと。それは地球の環境奇跡的な物で魅力があったからだ。しかし沢山の侵略者が来ると、折角の環境が破壊されるとの事で条約を作り基本的に地球侵略が禁止された。

 大体こんな感じだと俺は理解した。

 だから彼女は地球が不 当な侵略を受けていないか、監視する為であって侵略者じゃなく平和の使者らしい。その彼女が俺を監視と言う事は、やはり日本くらい侵略出来る力があるのが予想出来た。

 昔の夢が実現出来ると思った。日本征服という目標に一気近付く、以前諦めたはずだった事にだ。その為には自分の能力が何かを、はっきりさせないといけない。

 「俺はどうやってキャトラレから逃れたのか?」

 「それを説明はしたくはない機密に動いている組織に貴方が見付かる可能性が上がると、言えば厨二好きには堪らないだろうね?」

 彼女は俺が厨二を拗らせているのに気付いてるいたいだ。それを分かってはぐらかす返答にイラついた。

 「俺が日本を征服するのを止めたいから能力の正体を教えたくないんだな?」

 「それは違うわ。別に貴方が日本を支配したいのなら私に止める必要はない。この星の者がする分には、私ら外部の条約は適応しない」

 「侵略していいと」

 「好きにしたらいい。ただ今の貴方には無理」

 「無理かどうか別にして能力を教えて欲しい」

 「私も余りはっきり言えない。この宇宙でも前例が1件程の物。拒絶する力に近かったわ。暗黒の焔を手から出せるや時空を歪める力、はたまた人を強制的に従える力、以上に希少な力よ」

 それを聞きならなら凄い力だと思った。 

 「ならなんで俺に侵略が無理なのか?」

「希少だけど侵略とは逆の力。簡単に説明するとキャッチセールス等を無意識で拒絶するというだけよ。正確には他者からの、侵略を受けないて所な」

 「それでさっきはキャトラレから解放されてて言うのか。」

 「そうね。だから防衛には向くが攻撃には向かない。貴方は地球で言う総受けよ」

 と目の前の彼女は不適な笑みを見せた。

 「それで俺は今まで通り暮らせと?」

 「そうして貰えると楽かな。ただね貴方が、日本征服したければ力を貸してもいいのよ」

 「本当か」

 彼女の発言に矛盾があるのに気付く。侵略に力を貸すという事は条約違反になる事にだ。本来彼女は監視する側なのに何故と疑問に思った。



 この時に彼女の思惑の一端でも知っていたら、俺の能力で拒絶していたら、可愛い妹様と戦争をする事は無かった。

 

 しかしこの時は日本征服出来る喜びに浸ってしまっていた。そのおかげでさっきの疑問など、気にする必要もなくなっていた。


 彼女からこれからの事は明日話すと言われ、UFOから下ろされた。

 もしや記憶操作されると不安に思い、拒絶する能力を発動させようとしたが、発動してるかは分からない。

 

 いままで気付かないのだから仕方ないて、自分に言い聞かせて無理やり納得しバイクに跨り家に帰宅した。

 


 

 


 

次は妹をメインに書きます

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