表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/4

第3話:迷宮都市オルクス

商隊護衛から戻って二週間。悠の冒険者としての評判は、少しずつ上がっていた。


「索敵の悠」という呼び名がギルド内で定着し始め、パーティーの誘いも増えてきた。ただし、相変わらずFランクのままだ。昇格には実績が足りない。


記録石のおかげで、蓄積された情報は2000を超えていた。人、モンスター、アイテム、地形、天候。あらゆる情報が整理され、いつでも引き出せる状態になっている。


今日も東の森で薬草採取をしていると、興味深いことに気づいた。


【スライム:通常個体・朝8時に出現】

【スライム:通常個体・朝8時半に出現】

【スライム:大型個体・朝9時に出現(薬草10本採取後)】


モンスターの出現時刻まで記録されるようになっていた。そして、その時刻には規則性がある。30分ごとにスライムが現れ、薬草を10本採取すると必ずビッグスライムが出現する。


「生態系のリズムかな」


悠は納得しようとした。動物にも活動時間がある。モンスターも同じなのだろう。


でも、どこか引っかかる。30分きっかり。10本ちょうど。自然界にしては、あまりにも正確すぎる。


「まあ、この世界の生き物は几帳面なのかも」


悠は苦笑して、それ以上考えないことにした。


ギルドに戻ると、ミーナが興奮した様子で話しかけてきた。


「悠さん! 大きな依頼が入りました!」


「大きな依頼?」


「迷宮都市オルクスへの輸送護衛です。報酬は銀貨50枚!」


迷宮都市オルクス。100層の大迷宮があることで有名な街だ。冒険者の聖地とも呼ばれている。


「でも、Fランクの俺で大丈夫なんですか?」


「指名なんです。『索敵が得意な冒険者を』という条件で」


指名依頼。悠の評判が、思った以上に広まっているようだ。


「他には誰が?」


「Dランクのマルクスさんがリーダーです。それとEランクが3人、Fランクが2人の計7人編成ですね」


Dランクがリーダーなら、かなりしっかりした護衛隊だ。


「分かりました。受けます」


---


翌日、悠は集合場所に向かった。


すでに他の冒険者たちが集まっていた。その中心にいたのは、大柄な戦士だった。


【人間:冒険者・戦士・Dランク・マルクス・28歳・元騎士】


元騎士という情報が見える。道理で、立ち振る舞いが洗練されているわけだ。


「君が悠か。噂は聞いている」


マルクスが手を差し出した。悠は握手を交わす。


「よろしくお願いします」


他のメンバーも紹介された。Eランクの魔法使いアンナ、盗賊のレイ、僧侶のサラ。Fランクの戦士タクミと弓手のユイ。


輸送する荷物は、魔法道具の材料らしい。詳細は教えてもらえなかったが、かなり高価なものだという。


「オルクスまでは5日の道のり。途中、山賊が出やすい峠を通る」


マルクスが地図を広げて説明する。


「悠は索敵担当。常に周囲を警戒してくれ」


「分かりました」


荷馬車3台の輸送隊が出発した。


街道を進みながら、悠は周囲の情報を集めていく。


【人間:農民・畑仕事中】

【人間:行商人・定期ルート移動中】

【馬車:商人ギルドの定期便・火曜日通過】


今日は火曜日。商人ギルドの定期便は、毎週火曜と金曜に通る。悠の記憶と完全に一致していた。


「規則正しいな」


悠は呟いた。


いや、規則正しいどころじゃない。時刻まで同じだ。午前10時23分。秒単位で一致している。


雨の日も、風の日も、まったく同じ時刻。


「商売人は時間に正確なものだ」


悠は自分に言い聞かせた。でも、心のどこかでざわつきを感じる。


「何か言ったか?」


隣を歩いていたタクミが聞いてきた。


【人間:冒険者・戦士・Fランク・タクミ・20歳・熱血】


「いや、商人たちの移動が規則正しいなと思って」


「ああ、確かに。毎週同じ曜日に同じ商人が通るもんな」


タクミは気にした様子もなく答えた。


「変だと思わない? 秒単位で同じ時刻なんだ」


「へえ、そうなのか。さすが商人、時間に正確なんだな」


タクミはあっさりと納得している。


悠は言葉を続けようとして、やめた。


他の人には、この違和感が分からないらしい。解析眼で細かい情報が見える自分だけが、気づいてしまうのかもしれない。


昼過ぎ、一行は峠にさしかかった。


「ここからが危険地帯だ」


マルクスが警戒を促す。


悠は能力を集中させた。見える情報が、さらに詳しくなっていく。


【岩:花崗岩・風化進行中】

【植物:松・樹齢約50年】

【空気:湿度65%・無風】


環境情報まで見えるようになっていた。能力が確実に成長している。


そして、異変に気づいた。


「マルクスさん、止まってください」


「どうした?」


「岩陰に人がいます。5人……いや、7人」


悠の視界には、岩陰に隠れている人影の情報が映っていた。


【人間:山賊・剣士・待ち伏せ中】

【人間:山賊・弓手・待ち伏せ中】


「山賊か」


マルクスが剣を抜いた。


「先制攻撃をかける。アンナ、頼む」


魔法使いのアンナが呪文を唱え始めた。


【人間:冒険者・魔法使い・Eランク・アンナ・24歳・慎重派】


「炎よ、敵を焼き尽くせ――ファイアボール!」


火球が岩陰に向かって飛んでいく。


「うわあ!」


山賊たちが慌てて飛び出してきた。奇襲は完全に失敗したようだ。


「くそ! バレてたか!」


山賊のリーダーが舌打ちする。


【人間:山賊・リーダー・元冒険者Dランク】


元Dランク冒険者。かなりの実力者だ。


「全員、戦闘準備!」


マルクスの号令で、護衛隊が陣形を組む。


戦闘が始まった。


マルクスと山賊リーダーが激しく剣を交える。互角の戦いだ。


悠は後方から支援に徹した。敵の動きを読み、仲間に伝える。


「レイさん、右から来ます!」


「サンキュー!」


盗賊のレイが、悠の警告で攻撃を避けた。


【人間:冒険者・盗賊・Eランク・レイ・22歳・身軽】


僧侶のサラが回復魔法で仲間を支援する。


【人間:冒険者・僧侶・Eランク・サラ・26歳・心優しい】


ユイの弓が山賊の動きを封じ、タクミが果敢に斬り込んでいく。


チームワークの良い戦いだった。


15分ほどの戦闘の末、山賊たちは撤退していった。


「やったな!」


タクミが歓声を上げる。


「悠のおかげだ。奇襲を防げたのが大きかった」


マルクスが悠の肩を叩いた。


「たまたま見つけただけです」


「謙遜するな。お前の索敵能力は本物だ」


---


その後は大きなトラブルもなく、3日後の夕方、一行は迷宮都市オルクスに到着した。


人口3万人。アクアポリスより規模が大きい。街の中心には、巨大な石造りの建造物がそびえ立っていた。


「あれが大迷宮か」


悠は見上げた。


【建造物:オルクス大迷宮・地下100層・2000年前建造】


2000年前の建造物。誰が何の目的で作ったのか、未だに謎だという。


「一度は挑戦してみたいよな」


タクミが憧れの眼差しで見つめる。


「Fランクじゃ5層も無理だぞ」


レイが現実的なことを言う。


荷物を依頼主に引き渡し、報酬を受け取った。


「お疲れ様。また機会があったら一緒に仕事をしよう」


マルクスと別れ、悠は一人で街を散策することにした。


オルクスの冒険者ギルドは、アクアポリスの3倍の規模があった。


【建物:冒険者ギルド・オルクス支部・登録者5000人】


掲示板には、迷宮探索の依頼がずらりと並んでいる。


『10層のアイテム回収:報酬金貨1枚』

『20層のモンスター討伐:報酬金貨3枚』

『30層の地図作成:報酬金貨5枚』


どれも高額だが、その分危険も大きい。


「すごい活気だな」


悠は圧倒された。


ギルドの酒場で食事を取っていると、興味深い会話が聞こえてきた。


「聞いたか? また迷宮がリセットされたらしいぜ」


「ああ、月初めの恒例行事だな」


「モンスターも宝箱も、全部元通りになるんだろ?」


「そうそう。だから月初めは迷宮が混むんだよ」


迷宮のリセット。毎月1日に、迷宮内のモンスターや宝箱が復活するという。


「便利なシステムだな」


悠は思った。これなら、冒険者が絶えることなく迷宮に挑める。資源が枯渇する心配もない。


でも、待てよ。モンスターが復活? 宝箱が元通り?


死んだモンスターが生き返るなんて、あり得るのか? 空になった宝箱に、誰が補充しているんだ?


「……魔法の力、かな」


悠は頭を振った。この世界には魔法がある。きっと、古代の魔法で自動的に復元されるのだろう。そう考えれば、不思議ではない。


たぶん。


翌日、悠は迷宮に入ってみることにした。


Fランクでも、1層から5層までなら何とかなるという話だった。


迷宮の入り口で、受付に登録を済ませる。


「初めてかい?」


受付の老人が聞いてきた。


【人間:迷宮管理人・65歳・ベテラン】


「はい」


「1層は広いが、モンスターは弱い。地図を買っていくといい」


悠は銅貨50枚で地図を購入し、迷宮に足を踏み入れた。


石造りの通路が続いている。壁には松明が等間隔で設置され、薄暗いが歩くには困らない。


【構造物:迷宮1層・石造り・罠なし】


しばらく進むと、最初のモンスターと遭遇した。


【スケルトン:Lv.5・アンデッド】


骸骨の戦士。剣を持って襲いかかってくる。


悠は落ち着いて対処した。スケルトンの動きは単調だ。パターンを読んで、隙を突く。


何度か剣を交えた後、悠の一撃が骸骨の頭蓋骨を砕いた。


スケルトンは崩れ落ち、小さな魔石を残して消えた。


【魔石:小・10銅貨相当】


魔石は換金できる。迷宮探索の主な収入源だ。


悠は1層を探索し続けた。


スケルトンを5体、大ネズミを3匹倒し、宝箱を一つ見つけた。


【宝箱:銅貨100枚入り】


「結構稼げるな」


3時間の探索で、銅貨換算で200枚ほどの収入になった。薬草採取より効率がいい。


ただし、気になることがあった。


モンスターの配置、宝箱の場所、すべてが地図通りだったのだ。


「地図が正確なんだな」


悠は感心した。2000年も探索されている迷宮だ。1層くらいは完全に把握されているのだろう。


でも、本当にそれだけだろうか?


スケルトンは、なぜいつも同じ場所に立っている? 宝箱は、なぜいつも同じ角度で置かれている?


まるで、誰かが毎回同じように配置しているみたいだ。


「いや、そんなはずは……」


悠は首を振った。考えすぎだ。きっと、モンスターにも縄張りとか、好きな場所があるのだろう。


迷宮を出ると、もう夕方だった。


宿に戻る途中、悠は街の様子を観察した。


【人間:パン屋・閉店作業中・毎日18時閉店】

【人間:武器屋・在庫確認中・月末は品薄】

【人間:冒険者・迷宮帰り・2層で撤退】


人々の行動パターンが見える。この街も、アクアポリスと同じように規則正しく動いている。


「どこも同じだな」


悠は思った。人間の生活には、どこでも一定のリズムがあるものだ。


でも、ふと立ち止まる。


パン屋の主人が、棚のパンを片付けている。その動作を見て、悠は息を呑んだ。


右手で3個、左手で2個。次は右手で2個、左手で3個。


アクアポリスのボブとまったく同じ順番、同じ動作だ。


「……偶然だよな」


悠は呟いた。


でも、能力で見える情報が、不安を煽る。


【人間:パン屋・閉店作業中・動作パターン完全一致】


完全一致。


悠は足早にその場を離れた。


---


翌日、悠は2層に挑戦することにした。


2層は1層より狭いが、モンスターが少し強い。


【ゾンビ:Lv.8・アンデッド・毒攻撃あり】


ゾンビの爪には毒がある。掠っただけでも危険だ。


悠は慎重に戦った。距離を保ち、相手の攻撃パターンを観察する。


ゾンビは3回爪を振るった後、必ず大振りの攻撃をする。その隙を狙った。


「今だ!」


悠の剣がゾンビの首を刎ねた。


【魔石:中・30銅貨相当】


魔石も1層より価値が高い。


2層を2時間ほど探索し、悠は一度撤退することにした。無理は禁物だ。


迷宮の出口で、見覚えのある顔と出会った。


「悠じゃないか!」


ガルドだった。最初にパーティーを組んだ戦士だ。


「ガルドさん! お久しぶりです」


「オルクスで何してるんだ?」


「護衛の仕事で来たんです。ついでに迷宮も見てみようと思って」


「そうか。俺はEランクに昇格してな。レナと一緒に10層に挑戦してるんだ」


ガルドの隣には、弓手のレナもいた。


「悠も強くなったって聞いてるよ」


レナが微笑む。


「索敵が上手くなったくらいです」


「それも立派な才能だ」


三人は近くの酒場で、久しぶりに酒を酌み交わした。


「そういえば、変な噂を聞いたぞ」


ガルドが声を潜めて言う。


「北の方で、とんでもない実力の若い奴らが現れてるって」


「若い騎士の話ですか?」


「それだけじゃない。天才魔法使いとか、竜を従える奴とか、信じられないような話ばかりだ」


レナも頷く。


「私も聞いた。まるで、物語の主人公みたいな人たちが、同時に現れてるって」


「物語の主人公か……」


悠は苦笑した。自分とは正反対の存在だ。


「ま、俺たちには関係ない話だな」


ガルドが笑った。


「俺たちは俺たちで、地道に強くなるだけさ」


---


オルクスに来て4日目。悠は3層に到達していた。


【迷宮3層:やや危険・推奨レベル15以上】


悠のレベルは12。少し厳しいが、慎重に進めば何とかなる。


3層のモンスターは、さらに手強かった。


【アーマースケルトン:Lv.12・重装備・防御力高】


鎧を着た骸骨戦士。普通の攻撃では、なかなかダメージが通らない。


悠は観察を続けた。そして気づいた。


アーマースケルトンは、10回攻撃すると必ず防御の構えを取る。その後、強力な一撃を放つ。


「パターンが読めた」


9回攻撃を受け流し、10回目の防御の構えの時に距離を取る。強力な一撃を避けて、その隙に関節を狙う。


作戦は成功した。アーマースケルトンは崩れ落ちた。


【魔石:大・100銅貨相当】


かなり価値の高い魔石だ。


しかし、次の敵は予想外だった。


【影の暗殺者:Lv.15・姿が見えにくい】


影のような存在で、通常はほとんど見えない。しかし、悠の解析眼には、はっきりと映っていた。


【影の暗殺者:Lv.15・ステルス状態・背後から接近中】


「後ろか!」


悠は振り返り、剣を振るった。影の暗殺者は驚いたように後退した。


姿が見えない敵も、悠には通用しない。これが解析眼の真価だった。


影の暗殺者を倒し、悠は3層の探索を終えた。


収穫は魔石5個と、小さな宝箱一つ。


【宝箱:薬草10本入り】


薬草も貴重品だ。これだけで銀貨1枚の価値がある。


迷宮を出ると、管理人の老人が驚いた顔をした。


「Fランクで3層まで行ったのか。大したもんだ」


「運が良かっただけです」


「いや、実力だろう。お前さん、見た目以上にやるな」


---


その夜、悠は宿で今回の収穫を数えた。


迷宮探索で得た魔石と宝物を合わせると、銀貨5枚相当になった。4日間でこれだけ稼げれば十分だ。


そして、気づいたことがあった。


迷宮のモンスター配置も、完全にパターン化されている。


1層の最初の部屋には必ずスケルトンが2体。

2層の中央には必ずゾンビが3体。

3層の奥には必ず影の暗殺者が1体。


「まるで、決められた通りに配置されているような……」


悠は背筋に寒気を感じた。


いや、それどころじゃない。スケルトンの向いている方向、立っている位置、持っている武器の角度。すべてが、前回と完全に一致している。


ミリ単位で。


「……偶然だ」


悠は自分に言い聞かせた。


迷宮は古代の遺跡。設計者が意図的に配置したのだろう。魔法の力で、決められた位置に復活するのかもしれない。


そう、きっとそうだ。


でも、なぜか不安が消えない。


翌朝、悠はアクアポリスへ帰ることにした。


オルクスのギルドで、帰りの護衛依頼を探す。


『アクアポリス行き商隊護衛:報酬銀貨15枚』


ちょうどいい依頼があった。


帰り道は平穏だった。山賊も現れず、天候にも恵まれた。


3日後、悠はアクアポリスに戻った。


「お帰りなさい、悠さん!」


ミーナが笑顔で迎えてくれる。


「オルクスはどうでしたか?」


「迷宮が面白かったです。3層まで行けました」


「Fランクで3層!? すごいじゃないですか!」


ミーナが目を丸くする。


「そろそろEランクに昇格できるかもしれませんね」


「そうだといいんですが」


悠は苦笑した。


実績は積み重ねているが、まだ昇格試験を受けるには足りない。もう少し頑張る必要がある。


その夜、悠は記録石を眺めていた。


蓄積された情報は3000を超えた。オルクスの迷宮データも含めて、膨大な量だ。


そして、あることに気づいた。


アクアポリスとオルクス。二つの街のパターンが、驚くほど似ている。


商人の移動は火曜と金曜。

パン屋は朝4時に開店、夕方6時に閉店。

酒場は夕方6時開店、深夜2時閉店。


「偶然かな……」


悠は呟いた。


いや、偶然にしては一致しすぎている。まるで、同じ設計図で作られた街みたいだ。


パン屋の主人の名前は違う。でも、性格や話し方が妙に似ている。酒場の雰囲気も、客層も、ほぼ同じ。


「気のせいだ」


悠は強く首を振った。


人間の生活リズムは、どこでも似たようなものだ。効率を求めれば、自然と同じようなパターンになる。


そうに違いない。


でも、記録石に蓄積されたデータが増えれば増えるほど、違和感も大きくなっていく。


この世界は、何かがおかしい。


でも、何がおかしいのか、まだ分からない。


悠は記録石をしまい、ベッドに入った。


明日からまた、地道に依頼をこなそう。情報を集め続けよう。


いつか、この違和感の正体が分かる日が来るかもしれない。


窓の外を見ると、今夜も7つの星が輝いていた。


そして、その外側の小さな8つ目の星も。


変わらない星空だけが、悠に安心感を与えてくれた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ