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第1話:最弱の解析者

2025年4月15日、午前8時15分。


東京メトロ千代田線の車内で、黒川悠は吊り革につかまりながら文庫本を読んでいた。『中世ヨーロッパの農村社会』。大学の課題で必要な本だ。


22歳、大学4年生。歴史学専攻。今日は三社目の面接。前の二社は不採用だった。


「次は表参道、表参道です」


車内アナウンスが流れる。悠は本を閉じて、カバンにしまった。


ゴォン——!


鈍い音と共に、車体が大きく揺れた。


急ブレーキ。悲鳴。乗客たちが将棋倒しになる。悠も吊り革から手を離してしまい、床に投げ出された。


轟音。衝撃。熱。


意識が遠のく。


---


「おい、悠! 起きろ!」


誰かに揺すられている。


目を開けると、髭面の中年男性が心配そうにこちらを見つめていた。ゴツゴツした手、日焼けした肌。


「ったく、3日も寝込みやがって。母さん! 悠が目を覚ましたぞ!」


3日? 


バタバタと足音が近づき、エプロン姿の女性が部屋に飛び込んできた。


「ああ、悠! よかった……本当によかった……」


女性は悠を抱きしめる。温かい。焼きたてのパンと、土の匂いがした。


悠は混乱していたが、不思議なことに、この人たちが誰なのか分かった。父のトーマス、母のマリア。自分は黒川悠、16歳。農村ホープで生まれ育った農家の三男。5人兄弟の真ん中。


「大丈夫か? 熱でうなされてたぞ」


「うん、大丈夫。もう平気だよ、父さん」


自然に言葉が出た。


「そうか。まあ、今日は休んでいろ」


トーマスは安心したように頷き、畑仕事に戻っていった。母のマリアも、「何か食べられそうなら言ってね」と優しく言い残して、台所へ向かった。


一人になった悠は、頭を抱えた。


何が起きている?


列車事故の記憶は鮮明だ。あの衝撃、熱、痛み。死んだはずだ。


でも、ここにいる。


木の天井、土壁、藁のベッド。病院じゃない。見たこともない部屋だ。


「夢だ」


悠は自分に言い聞かせた。事故のショックで見ている夢。きっとそうだ。


頬をつねってみる。痛い。


水瓶を覗き込むと、若い顔が映っていた。自分の顔だが、明らかに若い。高校生くらいの。


「なんだこれ……」


混乱する頭に、別の記憶が浮かぶ。黒川悠、16歳、農家の三男。兄のジョン、ポール。弟のリンゴ、妹のミカン。


「違う、俺は22歳の大学生だ」


声に出して否定する。でも、この家の間取りも、家族の顔も、全部「知っている」。


外から鶏の鳴き声が聞こえる。窓から外を見ると、のどかな農村風景が広がっていた。


日本じゃない。どこだここは。


悠は震える手でベッドに座り込んだ。


コーマ状態で見ている夢か。それとも記憶喪失か。精神的なショックで別人格を作り出したのか。


いくつも可能性を考えたが、どれもしっくりこない。


二つの記憶が、どちらも本物として存在している。


---


翌日、朝食の席。


「悠、顔色が悪いぞ」


父のトーマスが心配そうに言う。


「ちょっと、まだ本調子じゃなくて」


「無理するなよ」


温かいスープを飲む。麦粥を食べる。素朴だが、美味しい。


家族の会話を聞きながら、悠は考え続けた。


これが夢なら、いつか覚める。コーマ状態なら、いつか目覚める。


でも、もし違うなら?


「悠、今日は家で休んでなさい」


母のマリアが優しく言う。この人が母親。記憶がそう告げている。


でも、俺の母親は日本にいるはずだ。


二つの現実が頭の中でせめぎ合う。


3日目、悠は諦めた。


いや、受け入れることにした。


夢でも、現実でも、今ここにいることは確かだ。痛みも、空腹も、全てがリアルだ。


なら、この現実を生きるしかない。


「もしかしたら、並行世界とか、そういうやつかもしれない」


悠は自分を納得させた。完全には信じられないが、前に進むしかない。


4日目の朝、悠は初めて外に出た。


体調はすっかり回復している。むしろ、16歳の体は軽くて動きやすい。


庭で鶏に餌をやっていると、鶏の上に文字が浮かんで見えた。


【ニワトリ】


目をこすってみるが、文字は消えない。他の鶏にも同じように【ニワトリ】と表示される。


畑仕事をしている父を見ると【人間】と表示された。


「名前が見える能力か」


不思議な現象だ。この世界特有の何かかもしれない。あるいは、事故の後遺症で脳が……いや、考えても仕方ない。


使えるものは使おう。


午後、悠は村を散歩した。


「おや、悠じゃないか。体調はどうだい?」


パン屋のボブが声をかけてくる。【人間】という表示が見える。


「おかげさまで、すっかり良くなりました」


「それは良かった。はい、これ。快気祝いだ」


ボブが焼きたてのパンを一つくれた。


「ありがとうございます」


ボブは毎朝4時に起きてパンを焼く。100個作って、夕方には必ず売り切れる。村人300人のうち、3人に1人が毎日パンを買う計算だ。安定した商売だった。


鍛冶屋のドランは、昼休みに必ず1時間の昼寝をする。職人の習慣だ。規則正しい生活が良い仕事を生むと言っていた。


酒場の主人ジャックは、夕方6時に店を開ける。村の男たちが仕事帰りに一杯やるのが日課だ。


平和で規則正しい村だった。


---


1週間後、悠は村の生活にも慣れてきた。


朝は鶏の世話、昼は畑仕事の手伝い、夕方は薪割り。単調だが、悪くない生活だった。


村の酒場で、たまに旅人の話を聞くこともあった。


「街では冒険者ギルドが人手不足らしいぜ」


「モンスターが増えてるからな」


「でも、危険だろう?」


「薬草採取くらいなら、村の農作業と変わらんさ」


冒険者という職業があることを知った。モンスター退治、薬草採取、護衛。様々な仕事があるらしい。


農家の三男である自分の将来を考えると、選択肢は多くない。兄たちの手伝いで一生を終えるか、街に出稼ぎに行くか、職人に弟子入りするか。


どれもピンとこなかった。


それに、この世界のことをもっと知りたかった。村の外には何があるのか。この不思議な能力は何なのか。


数日考えた末、悠は決心した。


「危なくないか?」と母のマリアが心配そうに言う。


「最初は薬草採取とか、簡単な仕事から始めるよ」


「まあ、若いうちに色々経験するのも悪くない」


トーマスは賛成してくれた。農村の三男坊が冒険者を目指すのは、珍しいことではなかった。


翌日、悠は港町アクアポリスへ向かった。徒歩で半日の道のり。


街道は整備されていて歩きやすい。商人の荷馬車が定期的に通る。毎週火曜と金曜に、決まって同じ商人が通るらしい。商売のルートが確立されているのだろう。


昼過ぎ、森の中を通る街道で、緑色のゼリー状の生物が現れた。


【スライム】


「モンスターか」


悠は落ちていた木の枝を拾った。スライムはゆっくりと近づいてくる。


悠は枝を振るった。ベチャッと音がしたが、スライムはほとんどダメージを受けていない。


スライムが飛びかかってくる。悠は横に避けて、もう一度攻撃。何度か繰り返すうちに、スライムの中心部に核があることに気づいた。


核を狙って突く。プシュッという音と共に、スライムが消滅した。


「初めてモンスターを倒した」


達成感があった。レベルアップとかはないが、確実に経験を積んだ実感がある。


---


アクアポリスは人口5000人ほどの港町だ。潮の香りが心地よい。


冒険者ギルドは街の中心部にあった。3階建ての大きな建物だ。


中に入ると、様々な冒険者たちが談笑していた。屈強な戦士、ローブを纏った魔法使い、軽装の斥候。


【人間】【人間】【エルフ】【ドワーフ】


エルフやドワーフもいる。多種多様な種族が共存する世界のようだ。


受付カウンターには、猫のような耳を持つ女性が座っていた。


【獣人】


「冒険者登録をお願いします」


「かしこまりました。こちらの用紙にご記入ください。登録料は銀貨5枚になります」


悠は用紙に記入し、銀貨を支払った。


「次に適性検査を行います。こちらの水晶に手を触れてください」


水晶球に手を乗せると、薄く光った。


「魔力は少ないですね。身体能力も平均的です。Fランクからのスタートになります」


「分かりました」


しばらく待つと、木製のギルドカードが渡された。


【冒険者ギルドカード】

名前:黒川悠

ランク:F

登録番号:58947


「Fランクの依頼は、掲示板の一番下にあります」


掲示板を見ると、薬草採取、野ネズミ退治、配達、清掃などの依頼が並んでいた。


悠は薬草採取を選んだ。明日、東の森でヒールグラスを10本集める。報酬は銅貨50枚。


---


翌朝、悠は東の森へ向かった。


ヒールグラスは、葉が三つに分かれていて茎が赤い薬草だ。傷薬の材料になる。


【植物】という表示を頼りに、説明書きと照らし合わせながら薬草を探した。


5本ほど集めたところで、スライムが現れた。


【スライム】


昨日の経験を活かし、落ち着いて対処する。核を狙って3回突いて倒した。


薬草を集め続けると、また別のスライムが現れる。そして10本目を摘んだ瞬間、少し大きめのスライムが現れた。


【スライム】


表示は同じだが、明らかにサイズが違う。動きも速い。苦戦したが、なんとか倒すことができた。


ギルドに戻って報告すると、受付嬢が笑顔で言った。


「ビッグスライムも倒したんですね。東の森で薬草を10本集めると現れるんですよ。縄張り意識が強いみたいで」


「そうなんですか」


「新人さんには良い経験になったでしょう。お疲れ様でした」


報酬の銅貨50枚を受け取り、悠は宿屋に泊まった。


---


それから2週間、悠は毎日依頼をこなした。


薬草採取を5回、野ネズミ退治を3回、荷物運びを2回。地道に銅貨を稼ぎ、少しずつ装備を整えていった。


そして気づいた。表示される情報が少しずつ詳しくなっている。


【人間:宿屋の主人】

【ゴブリン:雄】


種族だけでなく、職業や性別も見えるようになった。戦闘経験を積むことで、能力が成長しているらしい。


ある日、酒場で冒険者たちの会話を聞いた。


「北の方で、すごい魔法使いが現れたらしいぜ」


「ふーん」


「まだ若いのに、とんでもない魔力を持ってるとか」


「天才ってやつか」


悠は聞き流した。世界は広い。天才もいれば凡人もいる。自分は凡人の側だが、それでいい。


---


1ヶ月後、悠は初めてパーティーを組んだ。


「よお、あんたが悠か」


ガルドという戦士と、レナという弓手。同じFランクの冒険者だ。


【人間:冒険者・戦士】

【人間:冒険者・弓手】


「ゴブリンの巣を掃討する。3人必要なんだ」


「分かりました」


翌日、西の森にあるゴブリンの巣へ向かった。


洞窟の入り口で、ガルドが作戦を説明する。


「俺が前衛、レナが後衛。悠は周囲を警戒してくれ」


洞窟に入ると、すぐにゴブリンと遭遇した。


【ゴブリン:雄・戦士】

【ゴブリン:雌・呪術師】


ガルドが戦士と剣を交え、レナが呪術師を狙う。


悠は後方にいたが、横の通路から別のゴブリンが近づいてくるのが見えた。


【ゴブリン:雄・斥候】


「右から来ます!」


レナが素早く振り返り、矢を放つ。ゴブリンは倒れた。


「ナイス!」


ガルドが叫ぶ。


巣の奥にいたボスも、3人で協力して倒した。


【ゴブリン:雄・族長】


「やったな! 悠の警戒のおかげだ」


「ありがとう」


レナも礼を言った。


初めて仲間として認められた。嬉しかった。


---


2ヶ月が経った。


悠は相変わらずFランクだったが、「索敵が得意な冒険者」として知られるようになっていた。


【人間:冒険者・剣士・Eランク・疲労軽度】


ランクや体調まで見えるようになった。情報量が増えている。


ある日、ギルドで珍しい依頼を見つけた。


『古文書の解読:報酬銀貨10枚』


歴史学専攻だった悠には興味深い内容だった。


依頼主は骨董品屋の主人。古代文字で書かれた羊皮紙を見せられた。


【人間:商人・骨董品店主・好奇心旺盛】


文字はラテン語に似ていた。悠は解読を始める。


「『第七の玉座について』という題名ですね」


「読めるのか!?」


店主が驚く。


内容は断片的だったが、古代の予言書のようだった。


『七つの光が同時に輝く時、世界は大きな転換を迎える。しかし、八つ目の光こそが、真実を照らす鍵となる』


「これは『ラグナロクの予言』の一部かもしれない!」


店主が興奮する。


「ラグナロク?」


「世界の終わりと再生の伝承さ。七つの玉座を巡る戦いとか、古い言い伝えだよ」


報酬の銀貨10枚と、お礼に古い指輪をもらった。


【指輪:未鑑定】


地味な銀の指輪だった。


---


その夜、悠は宿屋で指輪を眺めていた。


【指輪:???】


初めて「?」という表示が出た。


試しにはめてみる。特に変化はない。ただ、少し視界がクリアになった気がする。


窓の外を見ると、月が美しく輝いていた。


月光が差し込む部屋で、悠は奇妙な夢を見た。


列車事故の夢。金色の光に包まれながら、誰かが何かを叫んでいる。声は聞き取れない。でも、なぜか懐かしい感じがした。


目が覚めると、朝になっていた。


「変な夢だった」


悠は身支度を整えて、ギルドへ向かった。


掲示板に新しい依頼が貼られていた。


『護衛求む。期間:3日。報酬:銀貨20枚。詳細は面談にて』


高額報酬だ。Fランクでも受けられるらしい。


悠は依頼書を剥がした。


受付で依頼主を紹介される。黒いローブで顔を隠した人物だった。


【人間:???】


初めて、人間で「?」が出た。


「護衛をお願いしたい。3日間、私と一緒に旅をしてもらう」


声は若い女性のようだった。


「行き先は?」


「北の街まで。道中の護衛だ」


「分かりました」


明日の朝、出発することになった。


悠は準備を整えながら、少し不安を感じた。謎の依頼主、高額報酬。何か裏があるかもしれない。


でも、これも経験だ。


翌朝、約束の場所で依頼主と合流した。


「よろしく頼む」


ローブの女性が言った。


二人は北へ向かって歩き始めた。


街道を歩きながら、悠は周囲を警戒する。定期的にモンスターが現れたが、悠が事前に察知したため、戦闘を避けることができた。


「君の能力は便利だな」


女性が呟いた。


「大したことはできませんが」


「謙遜することはない。情報は力だ」


1日目の夜、野営をしながら女性が言った。


「君は、この世界をどう思う?」


「どう、とは?」


「平和で、規則正しく、予定調和。そう思わないか?」


悠は考えた。確かに、村の生活は規則正しい。でも、それは田舎だからだ。


「平和なのは良いことでは?」


「そうだな。平和は素晴らしい」


女性はそれ以上何も言わなかった。


2日目、街道で商人の一団とすれ違った。


「やあ、旅のお方。良い天気ですな」


「ええ、絶好の旅日和です」


商人たちは決まったルートを、決まった曜日に通る。火曜と金曜の定期便だ。


「規則正しいな」


女性が呟いた。


悠は何も答えなかった。


3日目、北の街が見えてきた。


「ここでお別れだ」


女性が振り返った。フードの奥から、金色の瞳が一瞬見えた。


【人間:商人・偽装中】


表示が変わった。


「これは約束の報酬。それと……」


女性は小さな石を渡した。


【記録石:情報保存可能】


「君の能力は面白い。いずれ、また会うかもしれない」


女性は街の雑踏に消えていった。


悠は石を見つめた。情報保存? どういう意味だろう。


試しに、石に触れながら【人間:衛兵】を見つめてみる。


石がほんのり温かくなった。そして、頭の中に衛兵の情報が詳細に記録された気がした。


「情報を蓄積する石か」


面白い道具だ。これがあれば、見た情報を忘れることなく記録できる。


悠はアクアポリスへの帰路についた。


道中、悠は気づいた。自分が見た全ての情報が、完璧に記憶されている。最初に見た鶏の名前から、今日すれ違った商人の数まで。


記録石の効果だろうか。それとも、元から自分の能力だったのか。


分からない。でも、確実に言えることがある。


情報が蓄積されていく。パターンが見えてくる。この世界の仕組みが、少しずつ分かってくる。


アクアポリスに戻ると、ギルドは騒然としていた。


「聞いたか? 王都で大事件だ」


「ああ、なんでも若い騎士が一人で盗賊団を壊滅させたとか」


「まだ新人なのにな。化け物だよ」


悠は聞き流した。世界は広い。すごい人間はたくさんいる。


自分は自分のペースで進めばいい。


その夜、悠は宿屋で記録石を眺めていた。


今日一日で、100を超える情報が蓄積された。人、モンスター、アイテム、場所。全てが頭の中にある。


ふと、窓の外を見る。


月が美しい。


そして、一瞬だけ、月光の中に何かが見えた気がした。


金色の、糸のような。


瞬きをすると、もう見えなかった。


「疲れてるのかな」


悠はベッドに入った。


明日は薬草採取の依頼を受けよう。報酬も少し上がってきたし、そろそろ革の鎧も買えそうだ。


Eランクに昇格するには、まだまだ実績が必要だ。ガルドたちとまたパーティーを組むのもいい。


記録石のおかげで、モンスターの情報を忘れずに済む。便利な道具をもらったものだ。


窓から差し込む月明かりが心地よい。


明日も早いから、もう寝よう。

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