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散歩と美女



 お部屋探し1日目、昼。東京に到着。

 この日は、住みたいエリアの駅周辺を散歩することにした。



 ちなみに、2日目の夜には会社の新年会。そして3日目には、例の事故物件の内見を予約している。で、4日目の夕方に新幹線で東北に戻る。これが全体のスケジュールである。


 この期間に、なんとか住む部屋を決めたい。いや、決めるぞ!

 そう覚悟して、部屋探しの旅は幕を開けた。




 東京は都会だけど、どの駅前も栄えているという訳ではない。

 地方都市みたいな雰囲気の、のどかな駅前も普通に存在する。

 私が住みたいエリアは、中心部からはちょっと離れた遠いところだ。田舎の民的には、主要駅から離れたのどかな土地の方が落ち着く。



 あと、東京だとどの駅前も、大体スーパーとかコンビニとか商店街があって不便はしない。基本的には、山形駅前より栄えている。別に山形駅前をディスっている訳ではないけど。山形駅前より便利そう。それが東京のスタンダードなのである。



 で。のどかで便利な東京の土地をてくてく散歩する。

 私はお風呂大好き人間なので、銭湯があるとテンションがあがる。あと、子供も好きなので学校が近くにあるとまたテンションが上がる。田舎は老人が多いからね…………



 いやー、それにしても。住めそうだな。これは車無くても絶対住める。田舎は車がないと生きていけない。東北では車がないと、冬場に灯油とか食料がうっかり尽きた時死にそうになる。車があっても、雪でスリップして事故ってやっぱり死にそうになる。雪国は人が住むべき土地じゃない。マジで。


 あ、そういえば東京って石油ストーブ禁止なんだっけ?マジで?都会はすげーなー!



 そんな感じで町の様子を見ながら散歩していたら、いつの間にか4駅分歩いていた。東京って駅の間隔狭いんだね。とてもびっくりした。



 散歩だけして、1日目が終了。本日のお宿へと向かう。



 私はとても大雑把な人間なので。泊まる宿にもこだわりがない。

 東京に来た時はいつも、ドミトリーという格安の相部屋に泊まる。二段ベットが沢山あって、1つの部屋に10人くらい寝泊まりするみたいな、そんな感じ。1泊3000円くらいで泊まれる。外国人旅行客が多くて交流もあったりして、楽しいしコスパがいい。個室じゃなくても、どこでも寝れるというタイプの人には大変おすすめである。



 宿に到着すると、人の良さそうな店主が迎えてくれた。



「いらっしゃい~、今日寒かったでしょー?」


「あ、東北から来た人?今日はどんな用事で東京に?観光?」


「新年会と部屋探しかー。なるほどねー。あれ?◯◯ちゃんもこの前部屋探してたよね?」



 店主は、受付にいた従業員のお姉さんに話しかけた。

 お姉さんは外国人で、金髪で超美人。日本語も超うまい。



「うん、部屋探してた。友達も探して貰ったよ。その時の不動産屋教えてあげる。ここ行きな」



 お姉さんから、謎の不動産屋の名刺を貰った!

 大手ではない、地元の不動産屋っぽい感じ。



 どうしよう…………明日の午前は暇だし………………

 何よりも美女からの紹介だし…………




 とりあえず、行ってみる…………?




 つづく。





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