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二度目の私  作者: 川木
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「あづい…」

「いらっしゃい」


 暑い。地球温暖化にもほどがある。この暑さ、ぱない。

 転がり込むように部屋に上がって扇風機の前を陣取る。


「あ゛ーー…ワレワレハ、チキュウジンダ」

「悠里ちゃん、それ毎年やってるよね」

「夏の風物詩じゃない」

「…そうかな」


扇風機の前で戯れると何故か呆れられた。地味に前の人生でも毎年欠かしてなかったりする。


「お兄ちゃんも子供の時しなかった?」

「あー…小学生の時に一回だけ」

「一回? 少なくない?」

「一回の時に埃が口に入ったから二度としないと決めてるんだ」

「ああ、そう…。あー…マジ暑いぃ」

「珍しくダレてるね」

「うーん…昨日は変に疲れちゃって」


この間からあの二人、私に教えるのにハマったのか私に礼儀やマナーのレッスンするんだよね。為になるし軽くお願いしたけど、昨日なんか5時間くらい姿勢強制されて普段使わない筋肉を使ったからめっちゃ疲れた。


「今日はもう戻って寝たら?」

「んん。いや、今日こそ、ファーストステージクリアするんだから」


一昨日の夜始めた新作のアクションゲームなんだけど、難しくてまだ一面もクリアしてない。


今はお兄ちゃんもお休みのお昼過ぎ。だから日当たりのいいお兄ちゃんの部屋はやたらと暑いけど、時間はあるんだから今日こそクリアするよー。昼にお兄ちゃんと会うのも久しぶりだしね。


勝手知ったるお兄ちゃんの部屋なのでささっとゲームの用意をする。暇だからおいでと言われたのでもちろんお兄ちゃんの分も用意する。


「よし、行くよー。私が1Pね」

「はいはい」


スタート。

操作キャラクターが上から落ちてきてピースをする。


「よっ、と」


敵を踏み潰してまたジャンプして段を上がる。


「んーはっ、よぉー、てあっ」


橋を渡って飛び飛びの足場を進む。


「あ、ちょっと待って。そこは奥の足場が来るまで待って」

「おおう、そっか、なるほど」


前回ここで落ちたんだった。


「とっ」


よしよし、クリア。奥まで一気に行くよー。


「ってあーーー!」

「あ」


…二人そろって落ちた。


「くっそー、あーもう、ここめっちゃ落ちる! 落ちゲーか!」

「いやいや、落ち着いて」

「だってここ明らかにさっきより足場早い、ってかまたさっきのとこからだしあーもうやだ」

「やめる?」

「…やる。こうなったら意地でもこのステージはクリアする」


そのあと2時間くらい頑張って、なんとか二面クリアする。ていうかボス強い。二人プレイだからなんとかなったけど一人じゃ絶対無理でしょ。何回死んだか数えたくない。


「ふぅ、一旦休憩しようか」

「する。てかゲーム変えよう。RPG系にしよう。アクションは反射神経使うから疲れる」

「んー、じゃあターン制のがいいよね。とりあえずアイスでも持ってくるから、電源消しといて」

「はーい」


オートセーブなのでスタート画面まで戻ってから電源オフ。ついでに目も疲れたしテレビもオフ。

30分くらい休憩しよう。


「よいしょ」


ベッドに寝転がる。あー気持ちいい。暑いけど。

んー…ああ、ちょっと、眠いかも。あ……











明日は高文視点です。


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