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軍人さんの悩み事

作者: 平凡マン

初めての短編です

優しい目で見てください

「ふぅ…今日も疲れたな」

いきなりだが自己紹介をさせてもらおう

俺の名前は飯田タイチ

職業は軍人だ

若い頃から軍に入って今じゃ大佐まで登り詰めたのだが…

大佐になってからある1つの施設を管理することになったのだが…

ここにいる奴らが一癖二癖あって俺は毎日毎日が疲れている

「大佐!今お時間よろしいですか?」

「入っていいぞ!」

「失礼します!」

そうして扉を開けてきたのは銀髪の女の子だ

「大佐!これに許可のサインをお願いします」

「ふむ、少し内容を読ませてもらうよ」

えーと…上の方に書いてあるのは…結婚届と

俺はその瞬間静かに読むのをやめて紙をゴミ箱に入れた

「大佐!部下の書類を目の前でゴミ箱に入れるのはあんまりだと思います」

「そりゃ部下からいきなり婚姻届に

サインしてくださいとか言われたら誰でもこうするわ」

こいつの名前はアンナ

19歳のロシア人と日本人のハーフだ

軍に入ってきて俺の一目惚れしたらしく

今まで色々と言ってきてたが婚姻届は今日が初めてだ

「なぁ…アンナ、年の差と上司と部下の関係を少し考えてくれないかな?」

言ってなかったが俺の年は今年29とアンナとは10歳も離れているしアンナは新兵だ

ついでに言うならここには俺以外新兵しかいないあとは何人かのスタッフくらいだ

「しかし大佐!今のご時世年の差婚くらいなら多く見られますし、立場など関係なくあなたのことを好きになってしまったので婚約の申し込みを今日思いきって行動しました!」

こいつは鉄砲玉のような女であとの考えすに今と思ったら行動するタイプなんだよな

「アンナ、今回の申し出は却下だ!出て行きたまえ」

「はぁ!ではまた日を改めてお願いしにきます!失礼しました!」

そうしてアンナが扉を開けて廊下に出て行った

「別に悪い子ではないんだがな…」

好意を向けられるのは悪い気持ちはしないのだが

やはり立場的問題と年の差を考えるとな…

しかしアンナにはそこら辺はわからないのだろう

俺が考えているとまた扉をノックしてるやつがいる

「大佐〜今時間大丈夫ですか?」

今度はあいつか…

「おう入っていいぞ」

「失礼します〜久しぶりタイちゃん!」

「いいから扉を閉めろ」

「あ、ごめんねー」

こいつの名前は空

こいつも新兵なんだが…

「てかタイちゃんお母さんに連絡してないでしょ?タイちゃんのお母さん心配してたよ」

「親の話はしないでくれ、そしてここでは敬語をつかえよ」

「いいじゃん、幼馴染なんだしそんな硬いこといわないで」

そう、こいつは小、中、高、と同じ学校で隣に住んでるという幼馴染なのだ

「てかなんでお前も29とかの年で軍に入ってきたわけ?もっと楽な仕事があるだろう」

「だってタイちゃんのお母さんからタイちゃんが心配だからよろしくって言われたんだもん」

「あの親め…」

俺も今年で29になったんだからある程度は1人で出来るわ!

いつまで過保護なのだか…

「あとタイちゃんのお父さんが早く孫の顔がみたいって言ってたよ」

「俺の親のことなんて無視しとけ!そして用事はなんだ?」

「用事はないけど暇だなって思ったタイちゃんのところに来たんだよ」

暇つぶしで俺のところに来ないで欲しい

秘書とかいないから書類も自分でしてて色々と大変なんだ

「てかタイちゃんさ、そろそろ結婚しないとやばいよ?もういい年してんだし」

「それはお前も同じだろ?お前こそ売れ残るぞ」

「そうなんだけどさ…一応私好きな人いるわけだし…」

「そうなのか?それは知らなかったな、どんなやつなんだ?」

こいつに好きな人がいるなんて知らなかったな

「えーとね…付き合いは長いんだけど…そのなんていうか…あと一歩が踏み出せないって言うか…」

こいつしては珍しく弱気なのか

あとなんでチラチラこっちも見る?

まぁひとまずはここで自信をつけさせてやろう

「安心しろ!俺はお前を異性と見たことないが普通にお前は可愛い方だしきっと成功するさ」

「そ、そうなんだ…ありがとうね…」

なんだその複雑そうな顔は?

自信を持てといってるだけなのに?

「ちょっと私用事思い出したから戻るね…」

「そ、そうか…なんか知らんが頑張れよ」

空が静かに扉を閉めて廊下に出て行った

なんであいつあんなに落ち込んでるんだろうか?

あとで甘いもので持って行ってやろう

「もう、大佐ちゃんは相変わらず女たらしなんだから」

いきなり声が聞こえてきたので後ろを振り返るとそこにはスタッフの美空さんがいた

「もう美空さん!びっくりさせないでくださいよ!」

美空さんは32歳で結婚してるが旦那が単身赴任していて今は1人で暮らしてるらしい

「あらごめんなさいね、私を部屋に入ってきていいかしら?」

「美空さん入ってきていいですけど、扉から入ってきてください」

美空さんが話しかけてきたのは窓からなのでこっちに入るためには少し回り込んで扉のところに行かなければ行かない

「あら?私もまだまだ動けるのよ」

そうすると美空さんは窓からよじ登ってきた

「ちょっと美空さん!?」

美空さんが窓をよじ登ってくると

そりゃ下着なんて見えちゃうわけで…

美空さん…際どいやつ履いてんだな…

「ねぇ?まだまだ私も若いのよ」

美空さんはそんなことを気にしないで普通に話しかけてくるが…

いや…あれは際どすぎるよ…

一時は頭から離れないな

「まぁ美空さんは見た目がすごく若いからですね自分より下って言われても違和感ありませんからね」

「あら?大佐ちゃんは私を褒めてるの?嬉しいわね」

「年も3歳しか変わらないじゃないですか」

この人は年相応の色気は持ってるくせに見た目が年相応じゃないんだよな

見た目が若すぎるだよな

「そう言えば大佐ちゃん今晩って空いてるかしら?」

「今晩ですか?まぁ予定はないですが…」

「ならよかったわ、ちょっとご飯を作りすぎて…今晩ウチに来ない?」

ご飯を作りすぎ?

今美空さんはいま単身赴任中で夫がいないから一人分しか作らないのに作りすぎなんてあるか?

「いや、やっぱり遠慮しときます、他のスタッフさん達を家に呼んでスタッフさんで食べてくだい」

「そんなこと言わなくていいからせっかくだし交流ついでに一緒にご飯でも食べましょうよ」

俺は気づいてしまった

美空さんの目が獲物を狙ってる目になっていることを…

職業柄、相手を狙う目はすぐわかる

今の美空さんの目は明らかにそれだ!

「いや、いいですよそれに悪いですし…あれ?美空さんなんで上着脱いでるんですか?暑いなら暖房消しますけど…」

「大佐ちゃん…今ね夫がいなくて私寂しいの…だからね…」

「いやなに言ってるかわからないので服を脱がないでください!」

「だからね…大佐ちゃんが慰めてね!」

このあと美味しく食べられそうになってるのを新兵と他のスタッフによって助けられました




読んでくださってありがとうございます

人気があった場合は連載の形で載せるかもしれないので感想などよろしくお願いします

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