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20.明日の予定

イーブに案内してもらった部屋の扉をこんこんと叩き、


「マリアーナと」

「イーブです!」


と声をかける。すると、


「どうぞ」 「どうぞ〜♪」


と聞こえたので私が扉を開け、部屋の中に入った。



どうやら、仕事部屋のようね〜。


でも、一応寛げるソファとテーブルがというか、まぁお茶を誰かと飲める程度のところがあるわね。


コーデリアと休憩してたりするのかしら?



「なんの御用でしょうか。姫様、イーブ」



「あのね、あのね。マリーが、、」


〜〜〜〜〜


「申し訳ありません姫様。早くみなに紹介した方が姫様も使用人達も過ごしやすいかと思いまして。

姫様にも御用がおありでしょうに確認もせず、、」


「そんなそんな。大丈夫よ!気にしすぎ〜!」


ん〜。いつまで経っても、ノエルは変わらないわね〜。


コーデリアもまったくと思いつつも、愛しげな目をノエルに向けていた。



「あいさつはいつ頃する予定だったの?」


「午後三時頃なら姫様もいらっしゃるかと思いまして、その予定でした」


「ん〜。三時ってことは、、、、」


ちらっと壁にかけられている時計を見ると、針は四時を指差していた。

今から一時間前、おやつの時間ね!


なら間に合うわよね。私が寝坊しなければ。寝坊しなければ。


「私が明日寝坊しなければ、間に合うはずね!

最悪、魔石を届けるのは次の日にするとかして、、、、、」


いえ、こういうところが良くないのね!

寝坊なんてしたら、ステイシーに、、、


よし、明日は寝坊しない!



「まぁ、大丈夫よ。間に合う間に合う!」


「本当に申し訳ありません。姫様は毎日同じ時間頃に来られるだろうという思い込みが私にありまして、、」


少しでも早く紹介しようとして、ちょっと空回ったのね。

これは明日から来る!とか急に言った私も悪いし、、


「きにし」

『気にしないの』と言おうとしたところ、コーデリアが


「も〜。気にしないの!ノエル!

謝り過ぎても失礼でしょ!次から気をつけますでいいんだから」

と先を越された。


「・・そんな子供のような」


「大人だって子供だって、失敗も成長もあります!ねぇ!姫様!」


「そうよ!別に問題なんて起きてないんだから、気にすることないわ。

私もちゃんと説明しないから、こうなったのよ。悪い癖ね〜」


コーデリアに乗ったが私もステイシーに頼ってきたつけがというか、ただの悪い癖だわ。


「そうですね。姫様も悪いですね」


んー。


「はい、、」


「では、今度からはちゃんと私が確認いたします。おふたりともご安心なさってください。

こんなこと次はありませんから」


有無を言わせぬ笑顔、あなた達には任せられないので私が管理いたしますという少しの圧。

コーデリアは強かった。


「「はい」」


この日私たちは己には治らぬ難点があるのだという事実をより理解した。






「じゃあ、私は明日間に合うように来るからね!頑張るわ!」


「また、、あした」


「また明日」


「姫様!ちゃんと来てくださいよね!全員の予定を合わせるのってそこそこ大変なんですからね!」

寂しそうなイブの頭を撫でていると、腰に両手をあててふんっとしたコーデリアにじろっと見られながら言われた。


「わかってる〜。頑張るね!」


「こっ、コーデリア、、」


「姫様は強めに言わないとだめです!」


「だ、だが、、」


「姫様が出来ると言われたのですから、姫様には頑張っていただきます」


「うっ」


「ははっ。気にしすぎ〜。ほんとノエルはそういうとこ変わらないね〜」


(((笑った!)))


マリアーナは口を開け、楽しそうに体を揺らしながら笑っていた。


「?」

変な空気を感じ周りを見てみれば、みんな驚いた顔をして私を見ていた。


「どうしたの?」


「いえ、そんなふうに笑われたところは見たことがなかったので、、」


少し間を空けてコーデリアがそう言うので、イブを見てみれば

私に見られていることに気づくとはっとして『うんうんうん』と激しく首を縦に振っていた。


「ん〜。別に普通だったと思うけどー。最近楽しいからかなぁ?」


「楽しいのは、いいことですね」

コーデリアが緩く目を細めて微笑んでいるのを見て、あ〜もしかして

昔の話をしたの割と重く捉えられてるところあったのかな〜?


ん〜


「でしょ!」

今はとても楽しいし、私は私に優しい子が好きなので明るく返答をした。


「それもこれもイブのおかげだよ〜!あーりがとう!」

風でイブを浮かせて両手で抱き上げた。


急に風で体を浮かせても怖がる素振りも驚く素振りもなく、私を信頼して私の腕の中に

収まるそんなあなたが


「だーいすき!!」


「ぼくもだーいすき!!」


さっきから明るくかわいい表情や動きをして、ぼくを見るマリーにぼくは釘付けにされた。




イブが寂しがるかとイブを抱えてくるくるっと何回か回ったら


「じゃあ、今日はそろそろ」


「はい」

「また明日」

「またあしたね!マリー!」


「はぁ〜い。またね!」


そして私は食べれなかったりんごを食べながら、帰った。




ノエルは姫様が関わるとちょっとポンコツになりますね。


遅くなりましたが、今年もよろしくお願いします〜。

長めの投稿にこだわってましたが、これからは短いのもあげると思います。

よろしくお願いします!

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