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17.みんなで遊ぶ!

ほんと!ほんと!と盛り上がっていたら、


「姫様。婚約の意思はあると手紙を出した為、そのうち陛下から詳しい日程などが送られてくると思いますので。日程が着まり次第、ご連絡致します」


「わかったわ。ありがとう。

あぁ、あと今回の件の連絡はこっちにって言ってあるから。

もしかしたら、今後も私への用事とかこっちに来ることがあるかもしれないんだけど。来たらごめんね。頼むわね」


「かしこまりました」


「ありがとう〜」


みんな綺麗に食べるわねぇ。

フォークとかナイフとか、私もああいうのできた方がいいのかしら。イブといるなら、、

いや、でも食べることってないし。いや、なにがあってもいいように覚えておくべき?


そしてみんなの食べてるのを見ながら、適度に雑談をして食事は終わった。


「マリーぼくの部屋で遊ぼうよ!」


「いいわよ。なにするの?」


「ん〜。マリーと居られればなんでも」


「なんでもいいなら、僕とも遊んでよ〜姫様!」


「あら!モテモテだわ。いいわよ。じゃあ、みんなで遊ぶ?」


「やったー!!!」


「ぇー、、、、わかった」


「ノアも遊ぶ?」


「私は、、」


「ノア。たまには休息も大事よ。今日は一緒に遊んできらたどう?」


「でも、まだ授業が」


「ノアはいつも真面目に取り組んでいるし、今日くらいは大丈夫だろう。

先生達には私から伝えておくから、気にするな」


「い、いいのですか?」


「ノアはいつも頑張っているからな」


「そうよぉ。もっと休んでもいいのよ!」


「いえ、学ぶことは好きですし」


「そうならいいけれど、無茶はしちゃだめよ!」


「はい。母上!」





そして、ノア、コリン、イブと遊ぶことになった。

コーデリアはちょっと遊びたそうだったが、仕事ということで不参加となった。




「それで、なにして遊ぶ?」


「鬼ごっこ!」


「私は姫様の話が聞きたいです」


「なんでも、、」


「イブはほんとうにないの?」


「ない!!」


「あら〜」

みんなで遊ぶって決めたから、拗ねさせちゃったわね。

せめて、一言断れば良かったわ。反省ね。


「拗ねちゃった」

ぷいっとそっぽを向いたイーブを見て、コリンがぽろっと言った。


「じゃあ、イーブは姫様との時間を作ってもらえばいいんじゃない?

私達が時間を奪ってしまったってごめんね。イーブ」


「でも、兄上。イーブばっかりじゃ嫌だったしー」


「でも、まだ一日だったし。もう少し後でも」


「でも!」


やだ。喧嘩みたくなってきちゃった。

私はそんな二人をそのままに屈んでイブに話しかけた。

「私もごめんね。イブになにも言わないで決めちゃって。次はしないから」


「ほんと?」


イブが話を聞いてくれたので、しゃがんで話を続けた。

「しないよ。次したら、、、」

どうしようかな。なんかいい感じの罰、、、


「したら?」


「なんかいい感じの罰が思い浮かばなくて、、」


「別にばつなんていいよ。だってもうしないんでしょ?」


「しない〜!!!」


罰で許して貰おうってのが浅はかだったわ!もうしないんだから、考える必要などなかったのよ!


「ごめん。次なんて存在しないのに、あんなこと言って」


「いいよ。マリーだから許してあげる」


「ん〜!!イブは優しいねぇ。ありがとうぉ!!」


「優しいかなぁ?」

「優しんじゃない?そう言ってるし」

「そうかなぁ?」


「あら、喧嘩は終わったの?」


「別に喧嘩じゃー」

「ちょっとした話し合いですよ」

「それだと喧嘩みたいじゃん!!」


「じゃ、まずはなにして遊ぶ?」




そしてまずは鬼ごっこからとなり、庭に出た。



「姫様、鬼ごっこって知ってるの?」


「もちろん! たま〜にみんなで遊ぶしね〜」


「なら大丈夫かな?」


「もちろんよ!じゃあ、まずは私が鬼をやるわ!」


「姫様!飛ぶのはなしですからね」


「分かってるって〜。じゃあ、始めるよ!」


「行くよ〜」


「鬼が来たー!!」


「わぁー!!」


「さぁ〜。捕まえちゃうわよ〜」





しばらくして、私たちはみんなで草の上に座っていた。

「いや〜。走るのって楽しいわね〜」


「姫様、足早すぎて面白くな〜い」


「えぇー」


「姫様は足も早いのかぁ。妖精様は走るのも得意なのかな?」

ノアはぶつぶつと話しており、イブはお水をごくごくと飲んでいた。


「美味しい?」


「美味しい!」


「私も一杯いただけるかしら」


「はい。ただいま」


そして、メイドさんからお水を受け取った。

「ありがとう〜」


「ん〜。運動した後のお水は美味しいね〜」





「次は隠れんぼしよー!」


「次はノアのしたいことをするわよ〜。順番だからね!」


「ちぇー」


「姫様の話が聞けるんですか!嬉しいです!」


あらあら。

「どんな話がいいの?」


「その、、妖精様は何故長生きなのですか?調べでもどこにも書いてなくて」


「あ〜。それは肉体が衰えないからかなぁ〜」


「肉体」


「私達は肉体が魔力によっているのよねぇ〜。だから、肉体が衰えないからかなぁー」


「ですが、下位や中位の精霊には寿命がありますよね?」


「それは上位精霊が特別なの。生というのはね。死があるから存在するのよ。

だから、寿命があることはなんらおかしいなことではないわ」


「なるほど、、では何故上位精霊は特別なのですか?」


「それは昔のことを覚えておくためね。

長いときを生きるということはそれだけ経験があるということだからね〜」


あと、女神様が連絡とる度に妖精が変わるのは寂しいのとめんどくさいからって言ってたからだけれど、それは言わなくてもいいわね。


「なるほどぉ。下位、中位の精霊は肉体が衰えないのに何故死がくるのですか?」


「それはそういう風に決まってるからとしか言えないわね〜」


「誰か調べたりとかは」


「調べようとした人がいたかどうかは分からないけれど、私は詳しいことは知らないわね〜」


「そうなのですね。妖精学はあまり詳しいことが分かっていない分野だと言いますから、まだ解明されていないのかもしれませんね」


「まぁ、わかったところでどうする訳でもないけどね〜」


「では、姫様の羽はどんな触り心地なのですか?」


もう次の質問来たわね、、

「羽の触り心地?」


「ずっとどんな触り心地なのかと気になっておりまして」


「別に他に羽がある生物と同じだと思うけど、、、」


「そうなのですか!」


「いや、比べたことはないからはっきりとは〜」


イブが私の服をちょんちょんと引っ張った。なんだろうと私はイブの方を見た。


「羽。マリーの羽さわってみたい」


「いいけど」


というか、下からおねだりしていて凄くかわいい。



「僕も触りたーい」

「わ、私も」


「それは、だめよ」


「えー。イーブはいいのに!」


「羽は特別な人しか触っちゃだめなの。だから、二人はごめん」


「そうですか」


「む〜」


「ごめんねぇー。イブも他の子の羽は勝手に触っちゃだめよ。わかった?」


「マリーのはいいの?」


「もちろん私のならいいけど、触る前に一言欲しいかな。羽が動いちゃって、イブを傷つけるかもしれないし」


「わかった!」




「は〜い。羽出すから離れれてね〜」


「はい!」 「は〜い」 「は〜い!」



「はい。触ってもいいよ」


「おおー」

イブはぺたぺたと羽を触っているみたいだ。


「イーブどんな感じ?」

「どんな感じ!」


「つるつるしてる」


「つるつる」

「つるつるなの!?」


ノアはよほど意外だったのか大きな声を出していた。


「そろそろ終わりにしてもいい?」

羽をさわさわされると羽を動かしたくなっちゃう。


「わかった!また触らせてね!」


「気に入ったの?」


「だってマリーの羽だもん」


「、、、、そう」

顔が熱くなって、イブが後ろにいて良かったと思った。

なんだか恥ずかしかったから。


「羽しまうからこっちおいで」


「うん」


よしこれでしまって大丈夫ね。

「なんかマリーお顔赤い、、」


!! まだ赤かったかしら、恥ずかしい。


「おねつ?」


「違う違う。姫様はイーブの言葉に照れてただけだよ」


「そうなの?」


「そうだよ」


「照れるってことは恥ずかしいってこと?」


「違うよ、イーブ。嬉しくて恥ずかしいってことだよ」


なにを話してるんだこの子達。

どうしてこんな近くでそんな話を、、、恥ずかしいじゃない!!


「じゃあマリーはぼくの言葉が嬉しかったってこと?」


「そ、そう」


「なんでそんなに嬉しかったの?」


イブは気になるなーという純粋な顔でこちらを見ていた。


「それは、私の羽だから気に入ったって。それってすごく私のこと好きみたいじゃない。

だから嬉しくて、、」


恥ずかしくて私はごにょごにょと説明した。


「みたいじゃないよ!マリー。すっごく好き」


「、、そう。うれ、、しい」

また真っ赤になり、恥ずかしさとドキドキで小さな声しか出せなくなってしまった。

いつも好きってまっすぐ伝えてくるから、まだ慣れないなぁ。

そこも好きなんだけど、慣れない。

恥ずかしがらずに私も好きって返そう!

伝えなきゃ、伝わらないもの!


「かわいい」


伝えようと決意しイブに目を向けたら、私の顔をじっと見ながらそう言った。


「ぇっ」


「お顔が赤くなったマリーもかわいいなぁと思って」


あまりの恥ずかしさに姿を消したかったが、消してもイブには見えるので意味はないし。

イブの傍にいたい気持ちはもちろんあるのでどこかに移動することもできず、

ただ恥ずかしがることしか出来なかった。


だが、恥ずかしがっていると余計にかわいいなぁという顔を向けてくるので、永久に逃れられなくなっていた。


ノアとコリンに助けをと二人の方を見たら、ノアは木の影で涼んでいるし、

コリンは走り回っているしで自由に行動していてちらっと見たその一瞬では救援は出せなかった。


「マリー」

顔の向きをイブの方へむぎゅっと戻された。


「どこ見てるの」


「えっ。いや〜」

どうして誤魔化そうとしているのかしら私。


「ぼくの方見ててよ!」


「わかった」


ノアと話をしていたはずなのに気づいたら二人っきりになってるわね。どうしてかしら。

ノアにはまた話してあげることしましょう。


「ねぇ、今ぼくじゃないこと考えてたでしょ!ぼくわかるんだから!」


「ごめん」


イブは顔をぷくっとして怒っていた。

嫉妬深くてすぐ怒るところも怒った顔もあまりのかわいさで、怒られているということを忘れて

顔が緩んでしまった。


「またそうゆう顔したって、許さないんだから!」


イーブの目には顔が緩んだマリアーナはすごく綺麗に映っていた。


「ごめん。かわいかったから。

イブだけ見てるよ。ごめんね、よそ見しちゃって。

でも、好きなのはイブだけだから。

言い訳じゃなくて、ほんとうに好きなだけなの、、よ」


いくら言っても言い訳みたいになりそうね。好きって言うときを間違えたかしら。


「わかってる。困らせちゃってごめんね、マリー」


「なぁに〜。困ってないよ。だいじょぶ」

そう言ってイブを抱きしめた。


「でも、、、」


「でも?」


「兄様達も遊ぶって決まったときぼく嫌なこと言ったし、今だってマリーをひとりじめしてるし、、」


「なら、二人に謝ればいいのよ。それにそうじゃだめだって思ったなら、次からしなきゃいいのよ」


「・・・・・・」


「だいじょぶ。二人はイブのこと大好きだから許してくれるわ。

気になるなら、またそういうことしちゃうかもしれないけどごめんねって言ったらどうかしら?」


「・・うん。そうする!」


「じゃあ、一緒に行こう」


「うん!」


そうして、二人の元に一緒に向かった。


「ノア兄様、コリン兄様」


「なぁに?」


「ん?なにー?」


走っていたコリンは走りながら、近くまできてなに?と体を傾けていた。


「その、遊ぶって決まったとき嫌なこと言っちゃってごめんなさい。

さっきもノア兄様の番だったのにマリーとっちゃってごめんなさい」


「別に気にして、、。いや、少しは気にしたけど、イーブは好きなものが初めて出来たんだ。

接し方が分からないのは当然だよ。だから、少しずつ覚えていけばいいんだよ。

それにたいして気にしてないし、大丈夫だよ」


「僕も気にしてないよー。

僕も剣の稽古つけてもらおう!って思って、僕も混ぜて!とか言われたら嫌な気持ちになるしさ。

だから、だいじょーぶ」


「謝れて偉いな〜イーブは」


「えら~い」


イブは二人の兄にわしゃわしゃと頭を撫でられていた。

兄弟っていいものね。私にも兄弟がいたら、こんなだったのかなぁ?

でも、妖精に兄弟とかあんまりいないけど、、、


「そ、その!また嫌なことしちゃうかもしれないけど、頑張るから」


「わかったよ」


「わかったー」


またイブは頭を撫でられていた。

そんな微笑ましい三人をみて心があったかくなった。


しばらく撫でられたあと、くるっと振り返って嬉しそうな顔をしたイブは

「マリーありがとう。マリーのおかげであまやれた!マリーってやっぱりすごいね!」

そう言って輝いた表情をこちらに向けた。


「ふふ。ありがとう。でも、伝えたのはイブなんだから、もっと胸をはっていいのよ」


「むねをはる?」


イブは実際に胸をはろうとしていた。


「ふふふっ。違うわよ。もっと自分を褒めなさいって話」


「自信を持ってってことだよ。イーブ」


イブは少し頭を傾げたあと、

「わかった!」

と笑っていた。



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