玉手箱
若者は命を喰らい、老人は野菜を食す時代、君はどっちを往く!
「俺は」
「俺は」
「俺は」
..................!!!!!!!
「ヴァおおおおおおおおおおおおおおおおォォォォォォオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
男は叫ぶと肋骨は54個に割れ、目は61つに増え、足は39本に、腕は3.14本へと変動した
「中野さん!!!!!!!!!!!」
歯磨き名人のナチュラル・ザ・周防の連れ子、北谷 達哉は俺の名を叫ぶ
名前を呼ぶのはいいがそこまで大きな声だとびっくりする
きゅいいいいいん どんっ!!!!!!!!
ずさーーーーっ!!!
「あ、あ、んん、む虫除けスプレーいります?」
「いやこういうときはQEDがじゃなかったAEDかwwwハスハスラスハスハスハァーーーッ↑ハァーーーッ↑」
おいこれはどういう状況だ、俺は魔王と戦い覚醒の最中、そしてその最中にはねられた?しかも車まるっ、お母さんが乗るやつやん、俺主婦にはねられたん?ママに人気の軽自動車にはねられることなんてあるんや
「そこの人!QTEを!!!!!!QTEをお願いします!!!!!!」
「いや我まお「QTEを゛!!!!!!!!!!わたしはその様子を自撮りしてインスタに載せるので!!!!!!」
「倫理観終わってんなこいつ」
→→◯←←
push!! good!
→→△←←
push!! excellent!
「あほんとにQTEだったんだ」
AED、QTEした
「目を覚まして早々おいお前!!!謝れ!謝れっていってんだよ!全国の!全国のママさんカーと全国の俺に謝れ!そしてなんでこんなにところに車で来た!ここ51階だぞ!。ああしかもQTEのAEDで俺の体が普通の肋骨24本、眼球2個、足4本、腕2本に戻ったじゃん!」
「足2本以上はデフォなんや」
「カーナビが悪いんです!私の墓場まで案内するよう設定したらここに来たんです。」
主婦は己の目的を語る
「俺の墓場になるところだったけどな?......いやお前ここで死ぬんか?」
魔王「ここがお前たちの墓場だ」
勇者中野「ここが俺たちの墓場らしいわ」
「んまあいい!魔王!これが最後!き゛けけ゛け゛え゛あ゛あ゛か゛あ゛!!!!!」
うわ叫び声気持ち悪
きゅいいいいいん どんっ!!!!!!!!
中野「え?」
主婦「え?」
............
「魔王!!!!!討ち取ったり!!!!!!」