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第6話 【チーム結成試験 後編】

チームバレットはリベルタスと別てから数十分が経過していたが、その場を一歩も動くこと無く、座り込んでいた。


なめて手を出したアシッドスパイダーの強さからくる恐怖と、自身の情けなさに打ちのめされ、試験を続ける余力がなくなってしまったのだ。


そして、ライアンはある頃の自分と今の自分を重ね、本当に何をしているんだと自分を追い詰める。


すると、仲間2人からリタイアしようと言われ、一瞬引き留めようとするが、その声は届けるどころか出すことすらやめてしまう。


何故なら、ライアンは自分にはそんな資格がないと理解しているから。


自分が調子に乗っていたせいで、自分の勝手で、自分を信じてついてきてくれた2人を危険にさらしてしまったのだから。


ライアンは無言で頷き、リタイアを了承し、仲間の2人より少し遅らせて、スタート地点へと歩みを始めるのだった。



その頃、とあるチームは狼系のF級魔獣の群れを倒し、着々とポイントを集めていると、突然地面が揺れ始める。


その状況に困惑していると地面が割れ、そこから何か巨大な何かが飛び出してくる。


そのチームは、その姿を確認する暇無く、その何かが持つ尻尾で攻撃され、全滅してしまう。


それをドローンで確認していた試験監督であるリニアは、その予想外の事態に困惑するが、まず状況の確認のためにその何かの正体を暴くことにする。


土煙が晴れると、そこにはまるでティラノサウルスのような見た目の魔獣がおり、その姿をみたリニアは困惑するしかなかった。


それは魔大陸にしか生息していない魔獣であり、この森、ましてやこの中央大陸には生息していない魔獣だからである。


その名は「D級中位魔獣 土竜(どりゅう)」。


地面の中に潜み、上に獲物が立つと地上に姿を表し、土煙が舞っている間に獲物を仕留めると言う習性がある。


土の中にいても、土煙が舞っていても獲物をとらえることができるのは、視覚が衰えている代わりに、他の感覚が発達しているためである。


これらの特徴と、竜種の中での強さを総合して、D級中位に位置付けられている。


それを確認したリニアは、試験をしている場合ではないと即座に判断し、ドローンを通して状況を説明し、スタート位置までの避難を誘導する。


それを聞いた受験者たちは、急いでスタート位置までの避難を開始する。


身に付けるもののほとんどが黒い和服の男はそれを聞いていると、あることを思い付く。


「念のため、追加の命令ができないか試しておくとするか」


そして、男はスピーカーから音を鳴らし、土竜に新たな命令を与える。


その内容は「この森にいる全ての人間を襲え」というものであり、土竜はそれを聞き入れたかのように何処かへと走っていく。


それを確認した男は、命令の追加も問題ないことを確認し、身勝手にも腹が減ったと言い、帰路に着くのだった。



それからすこし時間が経ち、ライアンのチームは知らせを聞いて急いでスタート位置に向かっていた。


ここまで順調に進めていて大丈夫だろうと思っていると、その思いが一瞬にして絶望に変わる。


後ろから何か激しい音と共に、足音のような地鳴りが近づいてきたのだ。


恐る恐る後方を確認してみると、土竜が自分達に向かって突進してくる姿が見えてしまう。


それを見て3人は全力で走るが、森の中と言うこともあって足場の悪さに慣れず、どんどん距離を詰められてしまい、ぶつかってしまいそうになるが、ライアンが咄嗟の判断で飛び出しすことで2人を押し出し、土竜の進行方向から外れる。


それによって攻撃を避けることができたが、土竜は完全に3人を獲物と認識しているようで、見逃してくれそうにはなかった。


その状況に2人は怯えており、ライアンは2人をみてより罪悪感が生まれ、どうしたら良いと考えていると、自分を助けてくれたタコの姿を思い出すと同時に、あることを思い出す。


そして、ライアンはある決心をして、収納空間から銃を二丁取り出す。


ライアン「俺がコイツを引き付ける。お前らは逃げてくれ」


その言葉を聞き、当然2人はそんなことをさせるわけにはいかないと言うが、ライアンの意思は変わらなかった。


その覚悟を察した2人は、ライアンに任せて逃げることにし、その場から走り出す。


すると、土竜の視線は当然2人の方を向くが、ライアンは行かせまいと目を狙い打ちし、土竜の片方の眼球を潰す。


当然土竜は苦しみの咆哮をし、それを見たライアンは挑発的な言葉を投げつけ喧嘩を売る。


土竜はライアンの計画通り挑発に乗り、ライアンを追いかけ始め、ライアンは森の奥へと走り始める。



そのすこし前、リベルタスのメンバーは天琉が落ち着いてくれたことで、ようやく一息着くことができていた。


タコ「にしても、虫が苦手なんて意外だな」


天琉「昔からどうしても虫は無理なんだよ… 特にムカデみたいな足が多くて身体が大きいのはもっと…」


ネルはそれを聞いて、他の虫を見せたらどんな反応をするんだろうと想像し、楽しそうなオーラを出していた。


それを天琉に指摘されたが、何でもないと即答する。


しばらく休んだ後、タコとネルはしっかりと避難誘導の指示を聞いていたので、天琉にその事を伝え、スタート位置への移動を始める。


本当に苦手なものを見てパニックになると、周りの声が聞こえなくなると言うのは、本当らしい。


それからしばらく歩き、無事にスタート位置に戻ってくると、なにやら騒がしい声が聞こえてくる。


その声の主は、ライアンと同じチームの2人であり、リニアに何かを頼み込んでいるようだった。



その頃、ライアンは土竜から必死に逃げ、息が上がってしまい、木影で身を隠していた。


しかし、土竜の嗅覚によって見つかってしまい、突進攻撃を食らってしまう。


その威力は凄まじく、ライアンは一気に吹っ飛ばされてしまい、森の中で木が生えていない開けた場所に出てしまう。


身体は頑丈な方ではあるが、身動きがとれなくなってしまう。


段々と近づいてくる土竜の姿を見て、そのゆっくりと鳴る足音を聞いていると、一度足音が鳴るごとに今までのことが走馬灯のように思い返される。


そして、自分がやってきたバカなことに呆れてしまうが、最後の最後に自分の夢を思い出すことができた。


それは、誰でも一度は子供の頃に願うであろう「ヒーロー」になりたいと言う夢だった。


その頃憧れていたのはいわゆる特撮ヒーローで、おちゃらけたおふざけキャラだったが、その行動が人を笑顔にて、戦いとなれば強く、その力で人を助ける姿に憧れをもっていたのだ。 


自分の力に溺れてしまったライアンはすっかりそれを忘れていたが、自分の弱さを知り、本当のヒーローのようなかっこいい姿を知ったことでその夢を思い出すことができた。


だからせめて、死に際くらいは子供の頃に夢見たヒーローらしいことをしたいと思い、巻き込んだ2人への罪滅ぼしも兼ねて、行動したのだ。


それを思い出している中で、それを思い出させてくれた3人を思い出し、今まで言ってきた罵倒を謝罪した後、感謝の言葉を告げる。


すると、土竜がとうとうライアンに止めを指すと言う距離に来てしまい、最後の悪足掻きにと力を振り絞り、銃口を向ける。


ライアン「最後に… ヒーローらしいことさせてくれて、ありがとな… 土竜(もぐら)野郎…」


それを言い終えたと同時に、土竜は叫んで大きく口を開け食らおうとする。


しかし、もう食われる寸前のところで、ライアンは衝撃を受けることになった。


何故なら、土竜はライアンを食らう直前で、緋色髪の男が頬にドロップキックを食らわせ、土竜を少し遠くに吹き飛ばしたからだ。


「いやぁ、ホント凄いな。その身体のどこにそんだけの筋肉あるんだか。今度調べさせてほしいぜ」


「私も、あれくらい、余裕」


緋色髪「なんで対抗意識燃やしてんだよ…」


その緋色髪の男に続き、水色髪の少年と黒髪の女までもが現れ、ライアンは驚くしかなく「何で… ここに…」と思わず聞いてしまう。


そう、ライアンの元へと現れた3人は、ライアンが罵倒の言葉を浴びせ続け、そしてライアンに夢を思い出させてくれたチーム、「リベルタス」のメンバーだったからだ。


何故ここにリベルタスがいるのかを説明するには、少し時を遡る必要がある。


天琉たちは、ライアンの仲間の2人がライアンを助けてくれるようにリニアに頼み込んでいる姿を見て、何事かと聞いて事情を知った。


だが、リニアは戦闘には不向きで、助けるために連盟加入チームを呼ぶにも時間がかかりすぎるため、ライアンの救出は実質不可能だった。


それを知ったリベルタスは、ライアンを助けるために再び森に入り、ライアンの仲間から聞いた別れた場所まで向かい、土竜が通った後を辿ってたどり着いたというわけだ。


ライアンはわからなかった。


あれほどまでに罵倒をした自分を何故助けてくれるのかわからなかったのだ。


天琉はその質問に対し、笑顔で返答し始める。


天琉「俺の人生の進み方は、自由に生きつつ、人助けをすることだ。今お前を助けたのも、自分の意思に従っただけだ」


それを聞いていたタコとネルも理由は同じだと語る。


話しているうちに土竜は起き上がり、リベルタスに向けて威嚇する。


天琉はタコにライアンを安全な場所に避難させるように頼み、その間にネルと土竜を引き付けつつ倒すことにする。


それを2人が了承すると、土竜が4人に向けて突進してくる。


天琉の指示通り、タコはまずライアンに肩を貸して安全な場所へ移動し、天琉とネルは土竜との戦闘を開始する。


今までの行動やその図体からわかるとおり、攻撃方法は単純な猪突猛進タイプであり、天琉とネルにとっては簡単に避けることができる。


天琉は刀で切りつけたり蹴りをいれ、ネルは槍での攻撃を駆使してダメージを与えていく。


その頃、タコはライアンを運び終えて戦闘に加わろうとするが、その前にライアンにあることを伝える。


それは、ライアンが身体を張って仲間を助けたことを聞いて、思ったことだった。


タコ「見直したよ。意外と良いやつなんだな。だが、女扱いされたことは忘れねぇから! 今度なんか奢れ!」


その言葉を吐き捨て、タコは土竜の元へと走っていき、ライアンはその様子を目を輝かせながら見ていた。


走る中でタコは収納空間から何かを取り出し、それについているボタンを押して投げると、2人に「目と耳塞げ!」と伝え、2人はその通りにする。


すると、先ほどタコによって投げられた物は、人間にとっては耳がキーンとなる大きな音と光を放ち、爆発する。


音を聴いた瞬間土竜は咆哮をし、その場で苦しみ始める。


タコ「スタングレネードだ。聴覚が異常に発達したやつにはこう言うのがよく効くからな。念のために作っておいて正解だった」


天琉「ナイスタコ! 後は俺が決めさせてもらう! ネル、できるだけやつを引き付けてくれ!」


その願い聞き入れたネルは土竜を引き付け、その間に天琉は刀を構えて少し集中すると、持っている紅い刀身が光を纏い始める。


これは魔法ではなく、武道国人だけが使える特殊な力「霊力」である。


その途中、土竜は野生の勘が働いたのか、天琉に竜種なら土の個体でも使える炎のブレスを放とうとする。


しかし、それはネルによって防がれてしまう。


竜の胸付近にある炎を溜めるための火炎袋を槍で何度も突き刺したことにより、使い物にならなくなったことで、ブレスを撃てなくなってしまったのだ。


すると、霊力の光は刀身を大きくし、大太刀と同じくらいの大きさになると、天琉は刀を振りかぶり、ネルにその場を離れるように頼む。


ネルが離れた途端、天琉は刀を振りかぶりながら高く飛び上がりる。


これは天琉が長い修行の中で完成させた、今使える唯一の技だ。


天琉は土竜めがけて刀を振り下ろしながら落ちていき、その際に技名を叫ぶ。



天琉「流星光底(りゅうせいこうてい)!」



技名を叫びながら刀を振り下ろし、土竜の身体を文字通り真っ二つにし、天琉は刀を降って血を落とし、鞘に刀を納める。


それを見ていたその場にいる男2人は驚き、ネルはさすがと発言する。


その後、ライアンを連れてスタート位置に戻る途中、ライアンは罵倒したことへの謝罪と、助けてくれたことと大事なことを思い出させてくれたことの感謝の気持ちを伝える。


タコ「なら、恩着せがましいんだが、ちょっと頼みごとして良いか?」


ライアン「あぁ! 何でも言ってくれ!」


すると、リベルタス全員が一度ライアンをその場に座らせ、全くといって良いほど同時にお手本のような綺麗なお辞儀をする。



「「「一緒に怒られてください」」」



ライアン「え?」 



実は、リベルタス一行はリニアの許可無し、つまり独断でライアンを助けに来てしまっていたのだ。


おそらく、戻ったらこっぴどく怒られるだろう。


ライアンは天琉というしっかりした人間がいても、そんな無茶なことをするのだと思ったが、同時にそんなことをしてでも人を助けようとする思いと自由さに惚れていた。


その後、4人は予想通りリニアと救援にやってきたステールラ所属のチームの方々に、勝手な行動をしたことをこっぴどく叱られてしまった。


叱りが終わると、予想外の出来事だったが、このような場面にも対応するという能力も必要だと言い、この騒動も含めて合否を決めるということが知らされ、その日は解散となった。



試験日から一週間の時が経ち、とうとう合否発表の通知が来る日が訪れ、3人はタスク受付場を通して手紙をもらうように手配してもらっているので、その酒場の席で待っていた。


しかし、命令違反をしてしまったのだから、失格になるかもとタコは心配していたが、天琉がそれならそれでまた頑張ろうと励ます。


すると、ランが慌てた様子で3人の机に走ってくるが、焦りすぎたのか転けてしまう。


安否を確認しようとするが、ランはその暇を与えずに1通の大きな封筒をテーブルに置く。


それはステールラ連盟から送られてきた、合否に関する物だった。


ネル以外の3人はそれを顔をこわばらせながら(ネルは内心ドキドキして)見つめ、天琉が「心の準備は良いな?」と言い、3人は頷いたことを確認し、天琉は封筒を手に取り、開けて中身を確認する。


その中身を見た天琉は小刻みに震え始め、目には少しの涙が溜まっていた。


それを見て、3人は少し落ち込み励まし合おうとするが、その前に天琉が「や…」と言いうことを何度も繰り返す。


天琉「やった…」


その言葉の意味は最初わからなかったが、徐々にその意味がわかり、タコは「まさか!」と言ってしまう。


 


天琉「合格だあぁぁぁ!!」




そう叫んだ瞬間、タコとランは歓喜の叫び声を上げ、ネルは「ばんざーい」と言いながら身体の動きで全力で嬉しいことを表す。


合格理由には3つの理由が記されていた。



1、指定された魔獣の討伐の際、しっかりとした計画を建てられる計画性があった。


2、個々の能力を活かしつつ、チームの連携がしっかりと取れていた。



2つ目までは基本的ではあるものの、必要になってくる能力だったが、3つ目が合格を決めた1番の理由と書かれていた。



3、例えどんな状況でも、不仲であろうとも人を助けるために行く、勇気ある行動をした。


時にはその無鉄砲さが必要だ。



以上の理由から、リベルタスはステールラ連盟の所属の元、チームの結成を許された。


その事に喜び、全員で今夜は祝杯を上げることになり、いつものレストランに集合することになったが、天琉は行くところがあるらしく、遅れて行くと言って一度別れる。



その夜、天琉以外の3人はすでに席に着いて待っていると、ようやく天琉がレストランに入ってくる。


何をやっていたのかと聞くと、結成早々に新メンバーを連れてきたという。


誰だろうと思っていると、そこに現れたのはライアンだった。


他のメンバーは驚いていたが、これは試験が終わった日にライアンから頼まれていたのだと天琉の口から明らかになる。


ライアンは、リベルタスの強さと自由さに惚れてしまい、自分も同じ仲間になることで、新しい自分になりたいということで、チームに入りたいらしい。


そのため、リニアには仲間の2人の了承も得て、辞退させてもらっていた。


ランが何故それを許したのかと天琉に質問すると、天琉は迷うことなく答える。


天琉「コイツが自分の身勝手で悪いとをしたってのは変わらないし、俺もそう言うのは嫌いだ。だけど、誰かのために身体を張れるやつは嫌いじゃない」


天琉は試験でのライアンの行動を見て、根は良いやつなのだと見抜き、チームに入ることを許可したのだ。


他の2人に了承を求めると、ネルは受け入れてくれた。


しかし、タコはどこか無愛想な表情を浮かべ「ただでは無理だ」と意地悪なことを言ってプイッと顔が見えない方向を向く。


天琉がよしてやれよと言おうとすると、ライアンが大丈夫だと止めてくれる。


ライアン「詫びに奢るって、約束したもんな?」


それを聞いたタコは待ってましたと言わんばかりの表情になる。


タコ「ならよし! なら、たらふく食うぞ!」


それを聞いた天琉はヒヤヒヤしたとひと息着いたあと、席に座ってリベルタス結成と新メンバー加入を祝して、食事と談笑を楽しむ。 


その過程で、タコとライアンは話してみると意外にも気が合うらしく、すぐに仲良くなり、短時間の間に親友レベルの仲になる。


天琉はその事に驚いていたが、その間にもネルは関係ないぞと言わんばかりに食事をしており、その途中天琉に落ち着いてもらうために唐揚げをひとつ分ける。


ランもほしいとねだり、ネルに食べさせてもらう形で口の中に入れ、天琉もそれと同じタイミングで唐揚げを口の中にいれる。


しばらく咀嚼していると、突然2人の顔が真っ赤に染まり、ドラゴンのように炎を吐き出す。


ネルは辛い物好きで、彼女が食べるもの全てが尋常じゃないほど辛かった。


ネル「大げさ」


天琉「いや! あひらは(明らか)にふふう(普通)じゃ無いは(だ)ろ!」


ラン「しあふぁせ(幸せ)の(から)さ…」


その後も、どんちゃん騒ぎな祝杯は続き、リベルタスとランはそれを楽しむのだった。

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