第22話 「悪質客はお断り」
ミリタリスの1件を終らせてから船に乗り、チームハウスのある大陸の港町にたどり着いた三人は行きと同じで電車を駆使して中央都市にあるチームハウスへとたどり着く。
玲来「ほぉー、すっごく立派な拠点だけど良くこんなの買えたね」
天琉「いや、これは依頼の報酬でもらえたんだよ」
チームハウスを手に入れた経緯に納得した後に気になる内部と、他のメンバーを知りたい玲来に二人を合わせるためにハウスに入ると、そこにはお馴染みの仲良し二人組が談笑していた。
人の気配を感じたのか二人は談笑をやめて入り口のほうを見る。
タコ「おかえり二人とも! 遅かったじゃねぇか」
ライアン「まさか二人だけで観光楽しんでたんじゃねぇだろうな? それなら俺も連れてけよ! ミリタリスの海ではナンパし放題なのに!」
玲来「そんなことしたら、ミリタリス兵の皆に職務質問されちゃうよ?」
二人はその声と言葉を聴いた瞬間に驚き、声の主を確かめるために首から鳴ってはならない音が出そうなほど勢い良く入り口のほうに視線を向けると青みがかった銀髪がきれいな和服の女性が目に入ると、目玉が出てしまうと思えるほど目を見開く。
しかもライアンは実際に首の骨をやってしまったらしく、なかなか治らなかったが、即座にタコが治す。
タコ「えっと… その人は?」
天琉はその質問に対して答えるのではなく、玲来に自分で自己紹介をするように頼む。
玲来「はじめまして、私は玲来 今日からこのチームの新メンバーになりました!」
二人はその言葉に驚きを隠せずにいたが、歓迎の言葉を送る。
玲来は二人の様子に少しの驚きと面白さを感じた。
その後三人はロビーにおいてある五人が周りに座ってもスペースが十分にある大きなラウンドテーブルに座り、自己紹介をするついでで談笑した。
この中でネルが自分達がいなかったときの間何をしていたのかが気になり、その事を聞くと二人はその事について話す。
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ネルが天琉を追いかけていくまえに、ネルが再チャレンジとしてもう1度料理をした。
今度は黒焦げではなく紫色で、中身のほうから何かの足のようなものや、とんでもないものだとわかる具材が飛び出たコロッケを二人は食わされ丸1日気絶してしまいった。
そして二人が目覚めたのは、天琉たちが貨物船の上で戦闘を繰り広げていた昼前の時間だった。
タコ「あぁ、なんか走馬灯が見えたぁ。大丈夫か?」
ライアン「あぁ、俺はこの程度じゃやられ…」
最後まで言葉を言いかけた瞬間に首の下のほうから顔色が濃い青色になっていき、頭のてっぺんまで染まった瞬間に喉から何かがせり上がりそれが溢れないように苦しそうに手で押さえる。
しばらくお待ちください
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天琉「ちょっと待て! いきなり放送事故起こってるぞ!」
玲来「テレビじゃないのに何故かしばらくお待ちくださいの画面が見えたんだけど…」
話している途中で天琉はいきなり嘔吐したと思われる汚い話が出たことに思わずツッコミをいれ、玲来は今自分に見えたビジョンに汗をかく。
玲来「なんでいきなりそんなことになったの?」
玲来は吐いた理由がわからずに、思わず質問をいれるが全員誰かの視線を気にしているかのようにそれに答えない。
玲来はそれに疑問を持っていたが、それはネルの気迫のせいだと言うことには気配で感じ取った。
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その後、なんとか出すものを出しきった後に気分が良くなったことを確認した二人は、なにもすることが無いだろうと思い、依頼をしようと思った二人は依頼が張り出されるボードの前に立つ。
タコ「なんかぱっとない依頼ばっかだな」
ライアン「あれ? これ良さげじゃねぇか?」
・従業員不足で困ってます!カッコいい子1人、可愛い子1人求む!
タコ「カッコいいって、お前ナルシストみたいになってるぞ? っていうか可愛い子ってうちの唯一の女性であるネルがいないだろ」
ライアン「いやいや、いるだろ? 俺のすぐとなりに」
その言葉を聴いた瞬間に疑問が頭をよぎりハテナが頭の上に浮かぶが、その疑問は一瞬にして消えた瞬間に怒りが沸いてくる。
タコ「可愛いって言うんじゃねぇ! 傷つく!」
そういうと同時にライアンの顔面に飛び蹴りを食らわせ、ライアンは涙目で謝罪の言葉を述べながら吹っ飛ばされる。
その後、なんやかんやありながらも依頼主がいる店の方へと向かいその店を目視すると、その店の名は「メイド&執事喫茶」であった。
店内には入り働いていたメイド1人に依頼を受けにきた者と説明すると、店長室に案内される。
室内に入るとそこにはとてもガタイが良く、黒いサングラスをかけた肌の色が黒いハゲた男だった。
二人は姿を見た瞬間に怖い人だと思ったが、それは次の台詞でそのイメージはかき消された。
店長「あらあら! 中々に良い素材の子が来てくれたじゃないのぉ!?」
店長の口調を聴いた瞬間に二人はオカマだと言うことを察知した瞬間に思わず「オカマ?」と口に出してしまう。
店長「んっもう、ヒドイはね! 身体は男、心は乙女のニューハーフと言ってほしいわん?」
タコ「それをオカマって言うんですよ!」
店長「あらやだ、真面目な子! でもそんな子は好きよ? あなた達二人は私がきっちり磨いて、あ・げ・る」
そう言った後に店長はサングラスをとって二人に対してウインクをしてハートを飛ばすがそれを二人は避けて間を通っていくが、何故かハートが当たった壁にハートマークができる。
その光景を見た瞬間に二人は背筋がゾッとする感覚を覚えながらも視線をすぐに店長のほうに戻す。
店長「それじゃあ、まずはドレスコードといきましょうか?」
店長が指を鳴らした瞬間に後ろの扉からメイド達が現れタコだけが連れていかれ、ライアンは不安になる。
店長「貴方は、私とよん?」
そして扉が閉じられてからすぐにライアンの叫び声が聞こえた。
その後、ライアンはただピッタリな執事服を着せられただけでその後はなにもされず頼まれた接客をしていたが、タコが中々来なかった事に疑問を持っていた。
だが、ライアンが疑問に思っていた時にメイドの控え室から声が聞こえてくる。
タコ「嫌だ! 絶対に出ない!」
メイド「大丈夫ですって! 可愛いですから男だなんてバレませんって!」
タコ「それが嫌なんだよ! 男だと思われないことが!」
そんな揉め事のような会話が聞こえてくる控え室の扉が大きな音を立てて開かれると、そこからかわいらしいメイド服を着た水色髪の美少年が出てくる。
ライアン「タ… タコ?」
タコ「み、みみっ! 見るなぁぁぁぁー!!」
そう言ってタコはライアンに目潰しをして、それを食らったライアンは「目がぁ! 目がぁー!」と言いながらもがく。
それを見ていたメイドや執事、そして客達はツンデレメイド&お馬鹿執事という組み合わせと思い込み勝手に興奮する。
そしてその時テレビではなにやら騒がしくなっていた。
なんやかんやありながらも二人は接客をこなし順調に時間は過ぎていき、もう外が夕日に照らされオレンジに染まる時間帯になっていた。
ライアンはもう終るのかというなにやら残念な気分になっていたが、タコはやっと地獄が終るということに喜んでいた。
タコ「あー、やっと終る」
ライアン「そんなこと言ってるが、お前かなり乗り気だったじゃねぇか」
タコはなんだかんだ言いながらも少ししてからはなにやらメイドになりきって楽しそうにしていた。
タコ「あっ、あれはなんかおかしくなってたって言うかなんていうか…」
否定をしながらもしきれないのか頬を赤らめながらライアンから視線をそらす。
だが、そんな平和な空気は1つの騒音により壊された。
黒覆面「オラァ! 死にたくないなら全員おとなしくしろ!」
突然は入ってきた5名程の黒覆面の銃火器を持った男たちに客達や店員達は怯えるが、そんな中で平気な顔をした執事とメイドがいた。
黒覆面「おいそこのメイド! 俺は喉が渇いた、飲み物持ってこい!」
タコ「何が良いでしょうか?」
黒覆面「何でも良いから持ってこい! オススメだ!!」
その要望に答えるようにタコはドリンクバーの近くに行き、飲み物を取りに行くがその時にライアンに視線を向けるとライアンは小さく頷く。
黒覆面「オラァ! 早くしやがれ!」
ドリンクバーについたタコは氷入れに手を突っ込むと、大量の氷をひと掴みしてその手を後ろに隠してコップをもって近づく。
黒覆面「おい、空っぽじゃねぇか! なめてんのか!?」
タコ「なめる気はありません。舐めるのはお客様です」
黒覆面「あ? 何言っ…」
言葉を言いきる前にタコはひと掴みしていた大量の氷を目の前にいる黒覆面の男の口の中に突っ込む。
タコ「こちら、当店ご自慢の氷でございまーす! ゆっくりと舐めるか、噛んで召し上がりくださーい!」
氷を突っ込まれた男はその勢いで店の入り口のほうにぶっ飛ばされる。
その光景を見ていた残りの四人はタコに銃口を向けるが、その後すぐに四回分の銃声が鳴り響き、四人に持っていた銃に穴が空き使い物にならなくなる。
ライアン「俺の早撃ちなめんなよ」
その事に驚いていた時にタコは隙を見て1番近くにいる二人を倒し、ライアンも続いて残りの二人を倒す。
タコ「ナイス、ライアン!」
ライアン「そっちこそ、ナイス氷!」
二人に感謝の言葉と歓喜の声に店内が包まれていると、氷を口に詰め込まれた男が氷を全部吐き出して気を取り直すと自分が持っていた銃を二人に向ける。
二人には余裕があり怯えなかったが、何故か余裕の表情から一気に恐怖の表情に変わる。
それは黒覆面の男の銃にではなくどちらかと言うとその後ろに恐怖を抱いていた。
店長「おい貴様、私が留守にしている間に、私の店で何をしているのかしら?」
その声を聴いた瞬間に黒覆面の男は後ろに視線を向けるが、向けた瞬間に顔に拳が食らわされ勢い良く飛んでいき壁に練り込む。
店長「悪質なお客様には、悪質な対応を与える。それがメイド&執事喫茶なり!」
その後五名の黒覆面の男は連行され、店長からは店を守ってくれたというお礼で追加報酬を貰った。
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天琉「お前ら、俺らがいない間もいつも通りなのな」
玲来「私はその店長にあってみたいな」
タコ「あ、そう言えば店長が… 『今度はチームの皆でお客さんでいらっしゃい❓️私が専属メイドで接客してあ・げ・る』って言ってたな」
玲来「あ、やっぱいいや」
苦笑いをしながら否定をするが、話を聞くだけでも楽しいという事が伝わる事から来て良かったと再確認するのだった。
ライアン「さて、一通り話終えたわけだが、なんかまだ時間余ってるなぁ」
ライアンのその言葉から後は何をしようかと考えていると、1人が案を出す。
ネル「じゃあ、ハウスの、内部紹介、なんてどう?」
その案を聴いた瞬間に玲来はもちろん他のメンバー達も良い案だと賛同し、チームハウス内部を案内することになった。




