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幸薄姫は自由を謳歌する  作者: 有馬 真夜
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「幸薄姫」の話

大国クリスタ王国ではとある話が有名だった。平民から貴族までが知っている有名な話だった

それが「幸薄姫」の話。


クリスタ王国では平民から貴族そして王族までが通うことができる学園があった。現国王であるグレイ国王陛下も通っていたその学園にはセシリアの母マリエッテも通っていた二人は出会い身分に関係なく友人になっていったそして婚約者であった現王妃ライラとも親友だったのだ。


そして今なぜ冷遇されているのかというと……

実際の所は、分からないのだ。

一番有力な噂は側室にライラの親友であるマリエッテを迎えたからや、ライラが嫌がったなどいろいろあるが実を言うと誰にも分からないのだ。


そしてその幸薄姫と言うと……

「フィン、ドラゴンを狩りに行きましょう!」

などと言う会話をしていた。

ちなみにドラゴンと言うのは国でも強い者が五人から十人のパーティーを組んで戦うレベルである。それにドラゴンが出たら一つの小国が無くなってもおかしくない大問題だ。

そんなものを軽く狩りに行こうだなんて言う人間はそういない


セシリア・フォン・クリスタは幼い頃から魔法や剣術などの能力に優れていた。魔法は一般的には十二歳ぐらいから使えると言われているがセシリアの場合は六歳の頃から使えた。剣術の方も騎士団の大人相手にも一歩も譲らない接戦をする事が出来た

そしてセシリアはその力を利用して冒険者をしていた

冒険者と言うのは、何でも屋のようなもので薬草採取からモンスターの討伐などを行う人達の事で冒険者になるためにはギルドと呼ばれる場所に登録しなければならない。

そして冒険者にはランクと呼ばれるものがある。

駆け出しの冒険者はFランク、半人前がEランク、一人前がDランク、中堅の冒険者がCランク、ベテランの冒険者がBランク、そしてAランクの冒険者は大陸でも数えるほどしか居ない圧倒的な強さを持つ者達の事、もう一つ上にSランクがあるが伝説級のランクなので誰も居ないので実際の最高ランクはAランクなのだ。


「フィン速く用意しましょう!」


『はーい分かってるよセシリア』

フィンと言うのはセシリアと幼い頃から居る相棒のフェンリルの事だフェンリルは高い知能を持つ狼のような見た目をした聖獣である。フェンリルは本来銀色の毛並みをしているがフィンは黒色をしていたため他のフェンリルから暮らしていた群れを追い出されたのだ。そしてセシリアがフィンの事を拾って一緒に生活していて今では居なくてはならない唯一無二の相棒である。


『セシリア、準備出来たよ』

ドラゴンなんて久しぶりね!

私が住んでいるのは王宮から少し外れた離宮に住んでいます。この離宮には私の身の周りの世話をしてくれるメイドの方達と護衛の方達が居ます。


「ジオン王都に言ってきます。すみませんがメイドのエリリカと一緒に離宮に居てくれませんか?」

私の護衛のジオンにそう声を掛けた。ジオンは幼い頃から知っていて私の信頼出来る人です


「姫様了解、気を付けてね。どんなに強くても無茶はしないでね!エリリカが来たらドラゴンを狩りに出掛けたって言っておくよ」


(さてと、これからドラゴン狩りね!)

さっそく離宮を脱走……もとい冒険に出掛けた。



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