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幻の馬 パーフェクト  作者: claris
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序章

1951年(昭和26年)6月20日午後10時34分厩舎で一頭の牡馬が破傷風で急死した。3歳であった。その馬の生涯戦績は10戦10勝。デビューから最期のレースまで無敗、しかもそのうちの7戦をレコード勝ちしている。この馬の最期のレースは東京優駿、その5日後の6月8日に食欲が無くなり日に日に元気がなくなっていった。運動の際にも辛そうな様子も見せていた。16日の午後頃から目の充血も見られ、18日には身体各部の硬直も見られ、接触・光・音に異常に敏感になるという破傷風特有の症状も出始めた。18日には体調が回復する兆候も見られたが、20日の午後になり容体が急変。懸命な治療も叶わず、同日午後10時34分、破傷風に伴う敗血症で死亡した。


その馬の名前はトキノミノル、旧姓パーフェクト。馬主は永田雅一(1906-1985)、大映の社長である。トキノミノルはご存知である東京競馬場の待ち合わせ場所にあるトキノミノル像として知られている。しかし、彼の戦績や生涯を詳しく知る者は多くはない。そこで、その彼の生涯と戦績を振り返っていこうと思う。


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