二日目
朝起きたら微かに明るいだけであった
体を起こして伸びをする
「朝だよ。朝ごはん作らなきゃいけないから、そろそろ起きてね」
同じ班の女子に伝えてテントから出る
少し寒いと感じたが昨日の暑さがまた来ると考えると、この気温がいとおしい
食堂テントに行くと、もう配給が届いていた
配給は一日交代で班単位で取りに行く
思いのでガラガラとリアカーを引っ張るのだ
今日の朝は予定ではスクランブルエッグだが
これはあくまでも作り方の例なので自分達の好きにしていい
でもスクランブルエッグは時間がかからないので、それにする
と言うか班の皆で決めるので起こしに行かなければならない
ため息をつきながら眠い目を擦って男子のテントに向かった
『今から日本ジャンボリーの開会式を始めます!始めに…』
「うるさいな…」
皆に聞こえるようにと放送の音はでかくしてある
よって煩い
ジリジリと太陽が照りつける
暑い。長袖なのでもっと暑い
勘弁してくれ
水筒の水が足りなくなる
「熱中症になりそうだよ…」
凜が弱音を吐く
なりそう、ではなくて絶対なるって
今ごろ一人倒れてるよ
そんなことをずっと思っていた
ついでにうるさいと
「なんか開会式でもう嫌だって思ったよ…」
「私も」
「まぁ、それがジャンボリーだからな。明日からは活動も入るから楽しくなるって」
「保証は?」
「0%」
ないじゃん、それ…
「それにしてもないもしなくても暑かったね…。玲の班の子は大丈夫だった?」
「一人だけホームシックの子がいるんだ。両親に会いたいみたい。まだ我慢してるけど…」
「あぁ、アイツか…。多分2、3日で我慢できなくなるから、玲気を付けろよ」
「そんなこと言われても」
やっぱり夜は涼しい
お風呂はシャワーだったけど入れただけ良かった
隊長からは入れない覚悟をしとけ、と言われてたから
「それにしても玲って本当に煉ばっかり見てるよね。本当に好きよねー。重症だよ」
凛の一言に言葉がつまる
「……良いじゃん別にさ…」ふ皆には転校のことは伝えてない
ジャンボリーが終わればさよならをする仲間だから
言わなくていいや、と思った
でも二人には伝えたいけど今は時期じゃないから。そう考えて、寝よう。と促した
もう3日目の午前中だ(夜の)
明日はなんの活動だっけ…?