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一日目

明るくなりかけた頃に玲は目を覚ました

数人が起きているだけで他はまだ寝ている

時計は4時を指していた

景色は余り変わっていないように思えたが

やはり少しだけ変わっているようだ

また少し煉を見てしまう

すぐに向き直ったがやっぱり重症だ

こんなのじゃ転校するときどうしょうもない

ため息をついた


「ついたぞー!」

隊長が声かける

太陽は少しだけ上がっており外は暑そうだ

後から順番に降りていく

「…………あっつ!!」

皆の第一声がそうだった

ギリギリでバスのクーラーがきいていた所は

ドアが閉じられたことでシャットアウトされた

バスの中の荷物を出す

1週間という長さなので全員の荷物は重かった

自分の荷物を担いだ後、前に出していた自分達のキャンプで使う荷物が入っている貨物に向かう

全部同じ色、形をしているから貨物探しから始まった

……3分で見つかったけど

そこからは大変だ

貨物の扉を開けてまずはテントを取り出す

テントを自分達のサイトに持っていき1つずつ立てる

4班あるから一班につき2つテントを立てろ、と言われた

一班だけ3つになってしまうが早く立てられた班が立てることになった

女子のテント2つ

男子のテント4つ

リーダーのテント3つ

計9つのテントが立つ予定だ

しかしそれと同時進行で別の食事などのテントも立てなければならない

一日目は気温35℃

熱中症に気を付けてしなければならない


夕方までかかってやっと全てのテントが立った

開催式は二日目の昼だ、と蒼真が言う

そして真夜中

玲と凜、蒼真が1つのテントに集まって話した

「一日目からハードだったね。大丈夫?玲」

「なんとか…」

「よく働いたよ」

そこまで話して凜が小声で聞いた

「まだ煉君好きなの?」

「!!ち、違うよ!な分けないじゃん」

図星ですぐに反対意見を言ってしまった

煉が好きだと言うことは凜、蒼真、千春が知っている

言ったときはやっぱり、と言われたが

「ツンデレだなー。でもそれに気付かない煉も煉だけどね」

蒼真が笑って言う

こっちは笑い事じゃない

「でも玲は言う気、ないんでしょ?」

「だから違うって…」

苦笑するしかなかった

二人は応援している?のかな…

いい友達に巡り会えた

それが嬉しかった

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