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プロローグ

 小さかったドルチェは、習い事という物事を認識していなかった。だから、ピアノを弾ける幼稚園のお友達が当たり前のようにオルガンを弾く姿を見て、自分にも当然のようにできるものだと思ったのは不思議なことではないだろう。

 ある日、お遊戯会でやる演目の1つ“合奏”のパート決めで、何の悪気もなく

「オルガンやりたい」

 って言ったのが、事の発端だった。

「ドルちゃん、ならってないからできないでしょー」

 と言って、横取りされてしまったのだ。

 そのとき、先生がどうしてたかなんて知らない。子どもには子どもの世界があるものだから、そこに先生の存在は子どもたちの意識の中になかったと思う。

 横取りされたからといって、大喧嘩になったという記憶はない。弾けないのも事実だったから。ただただ、ドルチェの記憶に経験として残る出来事だった。これが、たぶん、初めて「悔しい」と感じた経験だったのだろう。


 その頃から、テレビを見ながら鍵盤を叩くマネをするようになった。

 それに気づいた両親が、電子ピアノを買ってくれた。

 それから、まさか二十何年も・・・いや、これから先も、、、

 ず~っとピアノを弾き続けていくことになろうとは、両親はもちろん、本人ですら予想していなかった。



 けっして、練習が大好きだったわけではない。

 練習より遊びたいのが、ふつうの健全な子どものありのままの姿だろう。それを、地でいっていた。外遊びが大好きで、小学校高学年にもなるとスポーツの世界にもチョットだけつま先を踏み入れてみたりもした。だから、ずば抜けてピアノ弾ける子には及びもしなかった。二足の草鞋は履けないということだ。当たり前だ。

 その間にも、音楽関係の活動にも参加していて、中学・高校と進むうちに、やっぱり音楽に絞られていき、、、

 大人になって続けることにしたのは、一人でも十分に楽しむことができるピアノ。一本を通すことに決めた。

 一人でも楽しめるとはいえ、もともとが音楽とは、奏者と聴衆が同じ時間に同じ空間でそれぞれを感じ楽しむための芸術。一人で家で弾いてるだけで楽しいわけがない。

 そこで見つけてきたのが、社会人のサークルというわけだ。


 これは、そんなドルチェの演奏活動記。


注) ドルチェ=作者本人ですが、小説風に書いていきますので、事実をちょっとばかり誇張したり文学的な表現になって“現実的”ではないかもれません。悪しからずご了承ください。また、こちらでは『小説の一つ』として書きたいので、サークルの宣伝としての公開はひかえます。もしご興味あるかたは、メッセージなどでお問い合わせください。なにせ、作者が未熟者のため、作品のネタとして自分の活動を使ってしまおうというズルい魂胆があることをご承知おきください。

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