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天川君のやり直し  作者: 謝付トウタ
第一章 プロローグ

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9/12

第五話 Happiness 上


入学2日目の授業の時間割は

通常のもので1限の簿記から5限の数学まで

大体は自己紹介からの導入で終わりだった。

俺も今日は当たり障りのない感じでいったが

クラスはもう雰囲気が出来上がっているので問題ない。

男子も女子も仲の良いグループが出来始めていた。


そういや俺が初日の自己紹介でなんで

将来の夢を語ったかと言うと、

俺はリアルで高校卒業後

調理師学校に進学することになる、

そこでシェフを志す事になるんだが

何故調理師学校に行く事になるかと言うと

それにはホームルームで俺達の前に立つ

あの倉賀野先生、通称"倉T"が一枚噛んでいる。


さて俺はこの高校生活でも基本ボッチかな。

陰でこのクラスを支えて

のんびり卒業できればいい。

そう思っていたら


「おっはよー。天ちゃん。

 どうした、そんな辛気臭い顔しちゃって。

 この世の終わりはまだまだ先だよ。

 ねっ夢、天ちゃん励ましてあげて!!」


「誰がこの世の終わりみたいな顔してるって

 元からこんな顔だよ!!

 小相木さん早くこの猫捕まえて!!」


「ちょっと真悠、天ちゃんそんな顔してなかったでしょ。

 整形に失敗したチンパンジーのモノマネしてただけだって、きっと。

 そんな顔でも負けるな、fight!!」


「誰が整形に失敗したチンパンジーやねん。

 そんなもん励まされたって

 どうにもならんでしょ。

 はぁ。

 笂井さん、小相木さん、おはよう。

 笂井さんは今日も元気いいね。」


「何、朝の挨拶くらいで疲れてんの、天ちゃん。

 私の事は真悠って呼んでいいよー。

 あと猫じゃないからね。」


「真悠は猫みたいだからね。

 私も夢って呼んで。

 天ちゃんは来週の林間合宿の準備してる?」


 林間合宿、入学して1週間経たずして行われる

 そのイベントを俺はすっかり忘れていた。

 昨日、資料のプリントが配られたっけ。

 それより粕川のせいですっかりクラスの中で

 俺の事、天ちゃん呼びが定着しつつある。


「林間合宿、すっかり忘れてた。

 みんなは準備したの?」


「なーんもしてない。

 てか、部活も決めなきゃだし。

 やる事多すぎるよね。

 夢は?」


「私もまだ何も準備してない。

 てか林間合宿早すぎだよね。

 教科によっては授業より先に合宿だしね。」


 林間合宿が毎年、入学してすぐに

 行われるのには意味がある。

 "鉄は熱いうちに打て"

 これがウチの学校の裏の校訓だ。

 表向きは至誠一貫だけどテーマのような物。


 青春は忙しいとはよく言ったものだ。

 休み時間にはあの先生の所に行かなくては。


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