第二話 何歳の頃に戻りたいのか?上
もし人生、やり直す事ができるなら
いつの時代に戻りたいか?
そう聞かれたら俺はきっと高校時代を
選ばないだろう。
俺が戻りたいのは…
疑問は尽きないが
先に進まないと何も始まらないと思い
準備をして家をでて自転車に乗った。
俺が通っていた四山商業高校までは
家から自転車で5分くらい
小、中の学区内で地元中の地元だ。
高校までの道のり
いつもの道なのに建物が違うだけで
全然違う風景だ。
18年の年月は魔法のように街の景色を
変えていた。
今はなきレンタルビデオショップに
潰れたコンビニ。
よくここのコンビニで朝、ジャンプ買ってから
学校行ってたっけ。
そんな事を思い出していたところで
学校に着いた。
えっと、1年の駐輪場はこっちだっけな
「天川君、おはよう。
そうか天川君も四商だったんだね。
チャリってここに置けばいいの?」
自転車を置こうとしていたら
懐かしい顔の人に話しかけられた。
「おぉ 力丸じゃないか。
久しぶり、元気か?」
「久しぶりって先週会ったじゃん
塾の高校合格祝賀会で、
そういえば天川君て情報科だったよね。
僕は商業科だからクラス違うけど
何かあったらよろしくね。」
「おう、よろしく。
自転車はまだクラス分かんないから
たぶんそこら辺で大丈夫だと思う。」
彼は力丸颯太。
同じ小、中学で塾のクラスも一緒だった。
仲は悪くはないけど遊んだりするわけではない。
部活も違ったし。
この時、俺は思った。
いや1番大事な事を
タイムリープしたという事を誰かに言った方が
いいのか?
言わないべきか?
そして何より、この高校生活を
どのスタンスで過ごせばいいのか?
「なんか天川君、雰囲気?キャラ?
変わったよね。」




