表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
天川君のやり直し  作者: 謝付トウタ
第一章 プロローグ

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1/12

第一話 Start over! 上


俺は思う、この世で死ぬ時に

その最後の一瞬に

"後悔している事は一つもない"

と言えるのだろうかと

そんな人は存在するのだろうかと



2025年3月16日

俺はいつものように仕事から帰宅し

夕食を食べ、風呂から上がり

家のリビングのソファーでくつろぎながら

YouTubeを見ていた。


「蓮、そういえば明日、誕生日よね?

 ケーキとかどうするの?」

キッチンでお弁当箱を洗いながら

仕事から帰ってきた母親が聞いてきた。


「二人しか居ないんだし小さいのを

 二つ買ってくればいいんじゃない?

 母さんの職場のほうに美味しいケーキ屋さんが

 あるって言ってたじゃん?

 そこに行ってみようかなって

 明日、俺休みだし。」


「ああ、あそこのケーキ屋はチーズケーキが

 美味しいって聞いたわよ。

 おかずは何か買ってきた方がいい?」

洗い物が終わった母親がリビングのテーブルの

横に座り、テレビのスイッチを入れ

スマホのゲームを始めた。


「なんか適当に作るからいいよ。

 母さん、明日仕事でしょ?

 好きにするからいいよ。」


 今年で33歳になる。

独身、彼女なし、実家暮らし

正直、誕生日なんてどうでもいい。

過ぎてしまった年月と過去の過ちは

酒の肴にしかならないもので

それを噛みしめるだけのイベントは

いらないと思っている。

甘いものはそんなに好きではないし

ケーキもいらない。

けれど、こうして誕生日を祝おうとしているのは

去年、亡くなった父が家族での

イベントを大事にしていたから、それだけだ。


俺はいつものように

好きなアイドルの新曲を聴きながら

眠りについた。

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ