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プロローグ

このお話を見つけてくれてありがとうございます。

このお話は完結しています。投稿は一週間ほどで投稿完了する予定です。

楽しんでいただけると幸いです。

 二頭立ての馬車が山道をガタガタと進んで行く。

 遠くのほうで雷の音がしている。もうすぐ雨が降るのだろう。雨は女神の涙とも言われている。

 ―――きっと女神様が愛し子を哀れに思って泣いてくれているのかもしれない。


 馬車が向かっている西の国境近くにあるアロー修道院は、罪を犯した貴族たちが一生を過ごす、外界から断絶された壁のない牢獄だと噂の場所だ。何故そのような場所に私が向かっているのか? 

―――いつからかしら?こんな風にぼんやりモヤがかかった思考になったのは……何が原因か思い浮かべることも出来ず窓の外を見ようとしたその時だった。

 バンッと車体に何かがぶつかる音、馬の嘶きに続き誰かの怒声が響いた。遠くのほうで女を殺せ。と聞こえたような気がする。まさか女とは私のことだろうか? 現実味のない思考でぼんやりと外を見たとき、私は自分が死に直面していると否が応でも悟る。

 一目瞭然そこに道はなく、断崖絶壁だったから!!

 ガシャンッと馬車が傾く。ふわりと浮遊感に襲われた次の瞬間、少し前の記憶が頭によみがえった。


 

 死ぬ間際に走馬灯が見えるといったのはどこの国だったか?



初めまして。

こちらの作品に興味を持っていただきありがとうございます。

もし、気に入ってもらえたら、ブックマークやお話の一番下にある「ポイントを入れて作者を応援しましょう!」から評価いただけると嬉しいです。



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