表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

4/43

【4話】最後まで僕は葛藤していた。Yahoo!知恵袋やママスタコミュニティを読んでは、自分の方がおかしいのか?自問した。

■前書き(補足)


こんな投稿をしておいてなんですが……。

ここまで赤裸々に綴ったお恥ずかしいお話と、妻のみっとない姿を、やっぱり現実の交友関係(知り合い等)に知られたくないので、その防御策をしています。


紛れもない実話ではありますが、百パーセント隅々まで再現すると身バレしてしまいますので、下記の点はご了承下さい。


・設定を少しだけ微調整している。

・多少ぼやかしたりしている部分あり。


妻は現実世界では、旦那をよく立てて、周囲にも気配りの出きた良妻。で通っていますので。笑


「誰だ? それw」


が、しかし。話自体や、実際にあった出来事、大まかな家族構成、仕事の事、これらはこの「実話」の本筋と深く関係しているため、そのまま殆ど手を加えずに書いています。


今書いているこの話は、九十八%くらいは実話です。


二パーセントだけ、ぼやかしたり、身バレしないための微調整をしていますこと、ご了承下さい。


■前書き(補足)

事件の一週間前の”男”のルーティンはこうだ。


・週五日滞在。

・午後六時(またはお昼過ぎから)~深夜一時か二時まで居座る。

・占拠時間は八時間(長い時は十二時間)

・両親(ぼくと妻)が夜勤でいない深夜に、まだ居座っている事がある。


逆の立場で考えたり、出来ないのかな?


この男の子に仮に妹がいたとして、妹の彼氏が夕方~深夜までの自分のプライベートの時間を全てを邪魔されて、それが週五日、一か月も続いていたら、一体どんな気持ちになるんだろう?



ハッキリと言っておきます。


『自分の家のように、くつろいでね』


これは”最低限の常識”を踏まえた上で『自分の家のように』『くつろいでね』と言う意味である。親しき仲にも礼儀あり? まぁ親しくすらしていないが。


『いつでも来ていいからね』


何時なんじだろうと来ていい、という意味ではない。

これは最低限の常識がある人だけに許される言葉だ。相手方が遠慮するかもしれないから、という配慮があって出て来る言葉なのが……きっと分らないんだろうなァ。



なぜ唐突に、こんなことを書いたのかと申しますと。


あまりに堂々としていて、他人の家でも全く気を使わないその態度を見ていると、もしかすると、ぼくの方が他人に対して要求が、強すぎるだけなんだろうか?


つまり厳しすぎるのか? と心配になってしまい、それっぽい言葉をチョイスして、ネットで検索をかけたんです。


すると『ママスタコミュニティ』というサイトに、ぼくと同様の質問をしている掲示板を見つけた。


それともう一つは、ヤフー知恵袋だ。



「挨拶は基本だよね」


なるほど、そこはぼくも同意だ。


「最低限、お邪魔します。くらいは言わなきゃ」


そこは盲点だった。


そうか、お邪魔しますを言って欲しい。と、そんな要求もしていいのか? ぼくもそれはあった方が嬉しい。知らない間に彼氏が家に来ていて、自分の家の中で気まずい空気にはなりたくない。


ぼくの年代では、小学生の時からそれは常識だった。今この時代でもそういう意見を持てる常識的な人を、ネットのコメントとはいえ見れたことは心強かった。


彼氏彼女どころか、いつも遊んでいる同性の”友達”の家にあがる時ですら「お邪魔します」は普通だったのに、今時は彼女の家で父親に会っても無視し、そのままリビング滞在OKが常識の範囲内なのか!? と悲しくなっていたところだ。


「家に来て挨拶すら出来ない奴は、そもそも家に上げない」


そうなのか!?

そういう考えを持っても良いってことだよね? うん、それは名案だ。


「挨拶できない子とは、正直付き合って欲しくないかな」


ふーむ……。


因みにその掲示板で言う「挨拶」とは、殆どの場合彼氏として「〇〇さんとお付き合いさせていただいています□□です」という堅苦しい方の挨拶ではなくて、文字通り「こんにちは」や「お邪魔します」などのことを指している。


ただ、ぼくとしては次のようなやり取りが、娘と彼氏の間にあったのかもしれない可能性も一応は考えていた。


彼氏「こんに……」


娘「いいから、いいから! そんなんいらんから、さっさと上がって」


彼氏「でも……」


そして娘が強引に手を引いて家に上がり、奥へと引っ張って行く。

うん。これは彼氏が可哀相だ。まさに板挟みだもの。


暫く閲覧していると、ぼくの疑問と全く同じ疑問を抱いてる人がいた。

その方は女性の方だ。(彼女側の立場です)


それに対し、こんなレスがついていた。


「彼女がそう言ったとしても、それでも挨拶するのが普通じゃないか?」というコメントだった。


確かに……。


ぼくも若い頃に付き合っていた彼女の家に遊びに行った際、同じことを言われたことがあった。

けれど、流石に気が引けてちゃんと挨拶をした。恐らくその当時、周りの男子も同じようにしていたと思う。


ただ「深夜まで居る」というワードは、ぼくが読んだ時点では見当たらなかった。

ましてや”両親不在の深夜”なんてワードは、かすりもしなかった。


ある日曜日の夜。


この日も次女の彼氏は、午後二時頃に、バイクに乗ってやって来た。

その日、ばくは夜勤の仕事が入っていた。

ぼくは昼&夜に仕事があるため、帰ってきたら寝るだけ。なのでお風呂は家を出る前のタイミングに入っている。


この部分でも、ぼくはかなりなストレスだった。


いつ”彼氏様”が、トイレを使用するため洗面所まで入って来るか分らない。

一か月半もの間、ずっと無視され続けた彼氏様に、このぼくのもじゃもじゃを見せてやる義理などない! ないよね?


着替えを持って浴室に入り、お風呂を出る際に、そそくさ隠れるように着替える行為は、なんだかとても惨めだったよ、ほんと。


どうしてこうなっちゃったんだろう……。

ぼくは何も悪いことしてないのに。


なんだよ、この仕打ち。


どうしてこの家の住人であるぼくの方が、こんなに気を使い、肩身の狭い思いをしなくちゃならないんだよ……。


事件があった日も、ぼくも妻も夜勤だった。

この日は、ぼくの方が後に家を出た。


家を出る際に駐車場を見たら、まだ彼氏のバイクが停まっていた。

ここ最近はこういうことが何度かあった。


正直、毎回こんなことを思った。

彼氏コイツ、泊っていくつもりなんじゃ?」


次女とぼくは十何年の付き合いだ。

娘と男(彼氏)に関しては恐らく数か月の関係だろう。確実に一年は付き合っていないし、彼氏の話題が家で上がり出したのも、二か月くらい前だったように記憶している。


端から悪く決めつけるのはいけないことだと思いつつも、そこはやはり全くの赤の他人だ。数か月程度の付き合いしかない。


なので、そんな他人様の人間性など、ぼくが知る由もないのだ。

もし泊って行った場合に「何かあるかも」という可能性も考えねばいけない。それが親というものだ。


冷たいようだが、最悪の場合もし何か事が起きたしとても、次女は自業自得ともいえるかもしれないが、長女や三女はとばっちりだ。もし何かあったらと思うと、気が気ではない。


付き合いが、まだ二、三ケ月程度の”彼氏様たにんさま”に、一体どれだけの厚い信頼を寄せろと言うんだ?


だけど、驚くことに黙認しているのは”妻”だった。


なんて無責任なんだろう……。


夜勤明けて家についた時に、ぼくがどんな気持ちで駐車場を覗いているか。彼氏のバイクが無かった時に「泊ってないな!」と、どれだけホッとしたことか。



ぼくはお昼の仕事と、副業で深夜も働いている。

睡眠時間は、通常夕方の四時間だ。


しかし次女の愛しの彼氏君は、そんなことお構いなしだ。きっと妻が何も言わずに深夜までいることを許しているので、世間の一般常識など忘れてしまい?(そもそも、そんな常識を知らないのか?)


昨日も、その前も、その前の前も、そして今日も。


もちろん明日も。


確実に……。



こ の 先 ず っ と だ ろ !


 なぁ!?



”イライライライライランイラク!”


もう分かっていた。


誰も彼氏に言わない。

この先もずっと!


そのような流れを作ったのは、間違いなく妻なのだ。

うちの娘は全員、妻の圧倒的支持者。

妻が許可したことは、「この家のルール」

だから自信をもって「ママが良いって言ったもん」と、間違ったことでも、世の中の常識内のことだと錯覚してしまう。


一方ぼくは、かなり危険な状態に入っていた。


ここ二週間の睡眠時間は、平均すると二時間くらい。

体調はどんどん悪くなり、体はストレスと寝不足で既にボロボロ。イライラも限界に達していた。


そのことを妻に言っても知らん顔。

ぼくは怒りに燃えていた。


これを読んでいる方にお聞きしたい。

ぼくに何度も聞かされて、うんざりしていると思うが、いま一度、自分が同じ立場になったつもりで読んでください。


お願いいたします。


1、期間

一か月もの間、我が家のリビングを占領さてしまう。


2、時間

重要性の高いリビングに、八時間(時に十二時間)居座っている。


3、頻度

週に五日。体感的にはほぼ毎日、って感覚だよ。


4、味方の有無

娘は彼氏の味方。

妻は彼氏に夢中。咎めもしない。ぼくの不満は完全無視。



そして、事件が起こる。



因みになんだけど、


「100対0で、妻が悪い。ぼくに何の落ち度もなかった!」


とは、思っていません。

ぼくにも悪い所はあったんです。

ここは正直に書きます。


しかし。


事件が起こる前の段階では、別の話になります。

妻が悪かった部分が、かなりの比重であると、今でもぼくはそう思っています。



ぼくが悪かった部分は、怒りのラインを送ってしまったことです。

言葉が過ぎました。

それは大いに反省しているし、事実ぼくはそあと何度も妻に謝罪しています。


もちろん妻は、怒り心頭で「私、悪かったって、一切思ってませんから!」


一応こんな世の中ですので、注釈入れていきますが、妻に敬語で話せとか、そういう強要はぼくしていません。

機嫌が悪くなると、妻は敬語になります。


それだけの話なので、まぁ気にしないで。笑


次回、いよいよ。

事件が勃発します。


その一部始終をご覧いただいて、ご感想をいただけますと幸いです。


「旦那が100%悪い!」


そう言われる覚悟も出来ています。


「こんな事って本当にあるんだぁ……」


そんな珍事件を見るようにご覧になっていただいても構いません。


少なくともぼくは「これで? 警察来ちゃったりするもんなんだぁ……?」と心底驚きましたが、「そんなの当たり前だろー!」って思われる方も居られるかもしれませんね。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ