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【1話】世の中の全ての女は、大体大ウソつきと考えていれば、まぁ間違いないよ

(注)こちらは「実話エッセイ」になります。

なので必ずしも読者さんが期待しているようなストーリーにはなりません。もし読者さんの要望に応えて話を改変したら、もうそれは「実話」ではなくなります。

ので「求めている話とは違うなぁ…」と感じたら、このエッセイではなく「小説」ジャンルに移動してください。

平々凡々とした何の取柄もない男の実話なんて、創作のように劇的なものでもありませんので…。


・あと話の進行が遅いです。

・長編になります。

・時々、描写が細かすぎる時があります。

・実生活を書いているので、どこで完結するか分かりません。

・パッと読んで、パッと終わりたい人には不向きです。


以上の事にご了承いただけました方のみ、お読みくださいませ。

ここから本編スタートです。

↓↓↓


ハッキリ言って、今、健康状態が芳しく無い。

年だってもう、そんなに若くは無い。


最近とくに色々と厄介なことがあり、体調が酷くなってきている。

お恥ずかしい話、妻のある行動によってパニック障害を起こし、緊急搬送されたこともあった。


最近よく考える事がある。

もしある日突然、ポックリと逝ってしまったら…。


死人に口無しだ。


日頃から旦那の悪口を方々で吹聴している妻だから、きっとぼくが死んだ時に送られる「お悔やみ」の言葉を、一体どんな表情で受けるのか? ぼくにはそれが人よりも容易に想像出来る。


今これを読んでくれている、きっと優しい妻と、温かい家庭を築き上げることに成功しているであろう、世の一般的な「旦那様」よりは、自分が死んだ後の様子を想像することは、浮気をしない妻を得るよりも遥かに容易だろう。


ぼくは結局、優しくて最低限の常識があり、浮気すらしない、そんな素晴らしい伴侶を持てないことがほぼ確定的だ。


要求が高すぎるのは、十分分かっている。けれど……。



彼女はこういうことがあると、いつもぼくの怒っている状況だけを子供たちに見せる。そうして周囲には、必要以上に悪者に仕立て上げられた、ぼくの悪口だけが一人り歩きし始める。


隅々まで行き渡るよう、じっくりと吹聴して回るんだ。


まぁ、それはいつもの事だ。


ただ、そのあとにぼくが送った、妻のおかしな行動を指摘したあのラインは、もちろん子供に見せるわけもなく、ライン上から削除した後に子供たちに見せる。


子供たちからすれば、父親一人が意味不明な激高を見せ、あんなラインを送られたママが可哀相。と認識させられることになる。

そしていざという時の為に、言葉には一切出さずに、ただ困った表情のみを子供たちに見せるのだ。


これで舞台は仕上がった。

子供たちは言う。


「ママだけいればいい!」


こんなものは彼女が持つ手法のただの一部でしかない。女なら幾らでも"陰湿な方法"ってやつが溢れるように思いつくことだろう。


そういう生き物なのだ。


ぼくは妻に手を上げたりしない。が、他所でぼくのことを「暴力を振るうDV男」だと言ってるらしい。


その証拠は物理的なものではないけれど、女の嫌な部分をよく理解している同性や、そのような妻を持った事のある夫であれば想像するに難くないだろう。


子供の行事などで学校に行くと、ママ友たちのぼくに対して向ける視線が、正直言って怖い。

何か奇妙な物でも見るような。もっと言えば何かを察しているような意味深な目で、一度妻を見て、それからゆっくりとぼくに視線を移す。


ぼくはその視線には気付かない振りをする。

そうすると妻とママ友たちの間で、目配せのような無言のやり取りが瞬時に交差される。

大の大人が、そんな見え見えな意思の疎通に気付いてないと、本気で思ってるんだろうか?

まあ、ぼくに気づかれても構わない。それが前提なのだらろう。


これが子供の世界だったら立派なイジメの部類に入るだろう。しかし全く違うところはある。クラスではなく「赤の他人」だ。


だから、どう言われていようと、別にどうとも思わない。

ぼく自身が分かって入ればそれでいい。


どうりで世の中、イジメがなくならないわけだ。

「誰かの親」も、”そういうこと”をしているんだから。


こういうのは訴えたり出来ないんだろうか?

名誉毀損? 嘘をついたことくらいで、法律は味方してくれないんだろうね。

アホくさい。


妻は「元彼と喧嘩になった時に、包丁を突きつけたことがある」と、ぼくと付き合い始めた当初、告白したことがあった。

その彼氏がわたしをここまで追い込んだ、と正当化するのも忘れたりしない。どこか誇らしげな表情だった。


ぼくがラインでついカッとなって激昂したら、翌日にはDV疑惑で警察に踏み込まれていた。もちろんDVなんて見つかるわけはないよ。ラインで文句を言っただけなのだから。


事情を説明すると、警察は同情的な目でぼくを見て、一応型式だからと何やら書かされて、指紋を取られ、写真も取られていた。


自分の包丁はよくても、”文字”は警察案件なんだ?


なんて不公平なんだろう……。


「困った奥さんですね…」


二人来た内、ずっとメモを取っていた若い方の警察官が、年配の警察官に聞こえないような小声で、ぼくにそう呟いた。

流石にこれには、ぼくも驚いた。


どうやら女の世界では「DV」というフレーズが、絶賛トレンド中のようだ。

それも、かなり安く手に入るらしい。


安易に手に入り、常用性が高い。

今、世の中は、そんな危険な中毒者で溢れかえっている。


ぼくたち男は「女」と言う名の泥舟に、良いようにノセられているのかもしれない。上手く着飾った"豪華客船"には、始めからスイートルームなんて無かった。


気づいたら泥船で、周囲を見渡すと太平洋のど真ん中。

もう下りることすら出来ない。


離婚という浮き輪を探すしか、他に方法はない。

■あとがき

お疲れ様です。

一話だけでも読んでいただいて嬉しいです。ありがとう。

あの長ったらしい「前書き」を読んでいただけただけでも、ぼく的には大変申し訳なかったです。

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