7:第1Q
「ピー。それでは今から青VS黄《山幸南》の試合を始めます。礼!」
「お願いします!」
両チームのスタメンはこうだ。
ソルジャーズ
6:松田
7:坂井田
9:海寺
10:黒川
11:淡崎
山幸南
4:田辺
7:山岡
10:瀬ノ上
13:覇玉
15:二ノ宮
この10人が第1Qを戦うのだ。
ジャンプボールに勝ったのは、ソルジャーズだった。
ソルジャーズは、パスをよく回して、山幸南の選手たちをかき乱した後に淡崎がシュートを決める。
そして、ディフェンス。
ソルジャーズのディフェンスボックス1。黒川が4番につき、後は3−1のゾーンであたってきた。このディフェンスは成功し、ソルジャーズボールになった。
「シュッ」
坂井田が3Pラインの後方からシュート。
「ガン」
だが、惜しくもリングにはじかれる。
「バシッ!」
リバウンドをとったのは黒川だった。黒川は、完璧な、スクリーンアウトでリバウンドを取ったのだ。
そしてシュート。
「バシッ」
相手の10番がブロックをした。
「くっそー。もうイッチョー。」
黒川がもう1度跳ぶ。
それに続いて山幸南の10番も跳ぶ。
そして、ブロックが出来そうなところで、
「かかったな。」
そういうと黒川はダブルクラッチ。
「スパッ」
きれいな音をたてシュートが決まる。
そしてその後もソルジャーズが押す試合展開になっていった。
残り時間が0:12秒。
「バシッ」
淡崎がカットをし、ワンマン速攻で、
「どきゃ!」
なんとダンク。
観客はみんな立ち上がり大歓声が起こる。
そして、山幸南の4番がミドルシュートを決めたところで1Q終了。
1Qは、
ソルジャーズ:21
VS
山幸南:9
で、ソルジャーズの大量リードで終わった。