表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

6/13

第4章

-----


暫く舞っていた綿毛が不意にすうっと落ちた


『ん!?』


さあっと重い目が鋭く見開き着地点を確定させる


『どうしたどうした』

『お仕舞いか?!』


ゆっくりと軽い足取りで着地点に向かう


ただただ見失わない様に1点だけを見つめて


『いた』

『どうした』


緩い風が頬をゆっくりと過ぎ去る時季節が香る


着地点は程よく草の生える土の雑種地


『なのに』


殆んど見当たらない小さな石の上


『よりによって』


心配をよそに綿毛は小さな石の上でゆらりゆらりと


『どうするんだ』


そこから落ちるわけでもそこから翔ぶわけでも


『呑気だな』


僅かに頬が緩むのを感じた


-----



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ